11月の本殿挙式
令和5年11月26日
11月26日 田代・髙橋御両家
当宮では9月の例祭期間、12月から2月中旬までの繁忙期を除き、国宝に指定された御社殿での神前挙式を受けつけております。ご予約は半年前から受け付けておりますので、ご興味のある方は電話やメールにてお問い合わせください。
11月に当宮にて挙式を斎行された新郎新婦様には八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、御両家の皆様方の益々のご多幸とご健勝を心よりご祈念申し上げます。 誠におめでとうございました。
祭儀課 浅香
令和5年新嘗祭を斎行いたしました
令和5年11月23日
境内が紅く彩られた今日この頃、11月23日新嘗祭を斎行いたしました。「新嘗祭」とは、「にいなめさい・にいあえのまつり・しんじょうさい」と呼ばれます。
古くから稲の収穫を祝う神事として伊勢の神宮を始め出雲大社など全国各地の神社で行われ現在に伝わっています。また、宮中行事の一つとして、天皇陛下自らが祭儀を執り行い新穀を神々にお供えし、自らも食して収穫を感謝する神事となっています。
さらに、「新嘗祭」と対をなす「祈年祭(きねんさい)」は、例年二月十七日に執り行われ、五穀豊穣を始め、あらゆる産業、国力の充足を祈念しております。
日本にとって稲とは神話の時代より大切にされてきたもので『日本書紀』には「斎庭の稲穂の神勅」と呼ばれる天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)から瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に託された神勅があり、高天原で育てている稲を日本でも育てなさいと命じました。神勅にあるように稲というのは2000年もの間受け継がれてきたものであります。
社殿前にお供えされた奉献品 |
本年度も氏子崇敬者の皆様に様々な品を奉献いただきました。
令和5年新嘗祭奉献者一覧〔50音順〕 | ||
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熱日髙彦神社殿 | (株)阿部和工務店殿 | 一般社団法人海と山と人のみらい殿 |
大江田 正春殿 | (有)大國物流殿 | 太田 みよの殿 |
小野 紘一殿 | 小野 ふみ子殿 | (有)木匠殿 |
木村 知敬殿 | (株)くじらもなか本舗殿 | 弘栄設備工業(株)殿 |
小林 親一殿 | 近藤 喜一殿 | 今野 政宏殿 |
今野 裕太殿 | (株)佐浦殿 | (有)佐藤商店殿 |
佐藤 孝年殿 | (株)塩浜工業殿 | 菅田 重利殿 |
(学)角川学園殿 | 遠山 景一殿 | 萩野酒造(株)殿 |
花たば殿 | 福原 仙授殿 | (有)マルサン殿 |
(有)三重電興社殿 | 御前神社殿 | 宮城県農業高等学校殿 |
宮城 康國殿 | 谷津田 智之殿 | (株)ユーカワベ殿 |
参進 | 社殿前にて記念撮影を行いました |
無事に稔りの秋を迎えられました事は、八幡大神様の御神恩によるものと感じざるを得ません。大神様の御恵により、収穫を迎えられたことを一緒にお祝いし、来る令和六年が良き年となりますようご祈念致しましょう。
祭儀課 浅見
宮城教育大学附属中学校の生徒の職場体験がありました
令和5年11月17日
令和5年11月17日午前9時より、仙台市青葉区上杉にある宮城教育大学附属中学校から3名の生徒が職場体験に来社しました。宮城教育大学附属中学校は宮城県内唯一の国立中学校として中等前期普通教育の実践や宮城教育大学の行う教育研究への協力、宮城教育大学学生・教職大学院生の各学年段階における教育実習の実施、先導的・先進的モデルとしての実践と普及を日々行っている学校です。
午前9時に出社し、上着を着て、最初に御社殿でお祓いを受けます。次に大崎八幡宮の由緒と国宝に指定されている御社殿の説明をしました。その後は境内清掃を予定しておりましたが、生憎の悪天候の為、急遽祭儀棟内での内職を手伝って頂きました。
玉串拝礼をし、大崎八幡大神様に本日の職場体験の旨をお伝えしました | 12月1日より新年の神符守札の頒布に向けて、御神像の組み込み作業をして頂きました |
職場体験の証として、書置きの御朱印に日付の浄書をしました | 職場体験の結びとして、参拝者対応も行いました。慣れない言い回しに四苦八苦されていました |
昼食休憩をはさみ、午後は祭儀棟にて参拝者対応等を行いました。神社の仕事は授与者対応がメインと捉えられがちですが、祭典で使用する道具の作成や準備など地味で根気の必要な作業も大変多い職場でございます。
掃除に始まり掃除に終わると言われる神社の生活ですが、細かい事まで気を配りつつ多岐にわたる仕事をする大変さ、また、伝統的な世界の特殊さに触れて頂けたのではないかと思います。今回の職場体験を通して、少しでも神社や伝統文化などに興味を持っていただくきっかけとなり、ひいては、将来の選択の一つに加えてもらえれば幸いと職員一同思っております。
祭儀課 浅香
仙台市立第一中学校職場体験が行われました。
令和5年11月14日
11月14日~11月16日の三日間、当宮で仙台市立第一中学校の生徒5名を職場体験で受け入れました。
仙台市立第一中学校は昭和22年(1947)4月1日に開校して70年余りの伝統ある中学校であります。当宮での職場体験の受け入れは平成28年(2016)より始まり今年で7年目を迎え、神職、仕女の1日の業務を体験してもらいました。
神饌調整 | 授与所体験 |
当宮の由緒説明 | 月次祭斎行後、白衣、白袴にて記念撮影を行いました |
八幡宮の職場体験は朝5時30分に集合し、社殿や境内の開門作業から1日が始まりました。学生たちは朝早くとても大変そうでしたが、朝の仕事を終えた後は、清々しい表情で過ごしておりました。
仙台市立第一中学校の学生にとって身近な大崎八幡宮の裏側を体験できる貴重な機会でありました。この体験を活かし、それぞれの道へと歩んでいただきたいです。
祭儀課 浅見
明治祭を斎行致しました
令和5年11月03日
宮司以下祭員は、社務所大玄関前より参進します
令和5年11月3日、午前9時より明治祭を斎行致しました。明治祭は我が国を近代国家として発展せしめられた明治天皇の聖徳大業を景仰し、皇威の隆昌と国運の発展とを祈り、明治維新の大精神を振作して民族の自覚を新たにし、ますます文化を進め産業を興し、永遠の平和繁栄を冀う祭典でございます。
明治天皇は嘉永5(1852)年第121代の孝明天皇の第2皇子として京都でご誕生になられ、御齢16歳で第122代天皇に即位されました。大変学問を好み、一生を通じて熱心に講学に励まれたと伝えられております。また、立派な御体格でも知られ、御仁徳高く博愛の心に富まれ、明治維新という大業を成し遂げられました。そして、その御生涯で詠まれた御製(和歌)は実に9万3千首に及びます。
明治祭は中祭という皇室国家に縁ある祭典に区分されるため、祭員は斎服という装束を着用してご奉仕致します。男性の神職は白絹で作られた白い衣冠を着用します。衣冠は平安時代の貴族の装束で、多種多様な色目のものを着ていたと伝えられていますが、白い衣冠に関しては神職の神事専用とされています。
神饌は米、酒、餅、魚、海菜、野菜、果物、菓子・塩・水の計8台お供えされました。当宮では中祭にてお米をお供えする場合、一度水にて研いだ洗米を用いております。また、旬の果物として柿とリンゴも神前に上げられました。
今回の御神楽は浦安の舞が奉奏されました。当宮では伶楽舎の宮田まゆみ氏を招聘し、舞や雅楽のお稽古をつけて頂き、日々研鑽を積んでおります。
漆塗の三方に乗せてお供えします | 宮司 祝詞奏上 |
二人の心を一つにし、御神楽のご奉仕をしています | 剣鈴を手に、四方拝の舞振り |
祭典終了後、長床前の遥拝所にて、明治天皇の御陵である京都の伏見桃山陵を遥拝しました。
令和5年も残りわずかとなってまいりました。どんぐりや紅葉に彩られた境内に是非足をお運び頂き、八幡様とのご縁を結ばれてはいかがでしょうか。
祭儀課 浅香
霜月の月首祭・月次祭並びに七五三祈請祭が斎行されました
令和5年11月01日
霜月の月参り幣束
令和5年11月1日午前10時より月首祭、11月15日午前10時より月次祭並びに七五三祈請祭を御社殿にて斎行致しました。
月首・月次祭は、月ごとの決まった日に行われるお祭りで、神恩感謝と皇室の弥栄、国家の隆昌、氏子崇敬者の益々の繁栄を祈るお祭りで、小祭にあたります。当宮では、毎月1日の月首祭と八幡様の御縁日である15日に月次祭を斎行しております。この度の15日の月次祭は七五三の日としても広く親しまれております。その為、恒例の月次祭に併せ、七五三祈請祭も斎行致しました。
また、月首・月次祭では、月々に大神様の御加護を賜われますよう、月参りのお印として御幣束を御頒かちしております。御幣束は大神様への捧げものでもあり、御神霊の依代ともなるものでございます。
当宮の御幣束は、古来より伝わる「襲ね色目」を取り入れ、四季の移ろいを月毎の植物の色にて表現しております。当月は黄紅葉を表す赤色と黄色の御幣束でございます。
11月1日 月首祭の様子
秋空の下、当宮世話人1名と氏子崇敬者3名、合計4名の参列を頂き、斎行されました。
神饌は一台一台、丁寧に伝供されます | 宮司 祝詞奏上 |
11月15日 月次祭並びに七五三祈請祭の様子
突然訪れた冷え込みの中での祭典でございました。氏子崇敬者1名、七五三詣の17名、合計18名の参列を頂きました。また、11月14日から16日まで当宮にて職場体験を行っている仙台市立第一中学校生徒5名も参列をし、神社の祭祀面での仕事を具に見学されていました。
萬代の舞では秋桜を使用しました | 参列者の玉串拝礼 |
仙台市立第一中学校生徒5名は、正座での足のしびれと闘いながら参列してくれました | 千歳飴の入った祝袋を手に外拝殿にて記念写真を撮影しました |
月首・月次祭はどなたでもご参列頂けます。祭典斎行15分前までに御社殿右側にあります祭儀棟の祈願受付までお申し出下さい。朝の清々しさの中でご神前に参拝することで、ますます大神様のご加護をお受け頂ければと存じます。 皆様のご参列を心よりお待ち致しております。
祭儀課 浅香