平成28年1月14日 松焚祭が執り行われました。

去る1月14日、大崎八幡宮で松焚祭が執り行われました。

この日は平日にも関わらず、午前中から多くのご参拝があり、「仙台人にとって松焚祭までがお正月」と言われるのにも頷ける賑わいをみせました。一般的には「どんと祭」「左義長」とも呼ばれ、元は平安時代の「三毬杖」(さぎっちょう)という宮中行事を由来とする説が有力です。

各家庭・会社から持ち寄られた門松などの松飾り、祈札など、高さ4m以上に積まれた古神札の前で、古神札焼納祭の祭典が執り行われました。

宮司の祝詞では、年神様の御神徳仰ぎ無病息災を祈念します。その後、神職による御祓い、1月1日の歳旦祭の火打石にて鑽り出された「忌(いみ)火(び)」によるお焚き上げ、また「御神火」を目指す裸参りの団体と、境内はさながら初詣の賑わいで、歳神様をお送りします。

本年の松焚祭参拝者数は11万8千人。裸参りは、121団体、3349人のご参拝がありました。

庶務課 小野目 稲美

斎主祝詞奏上 佐藤大樹殿による上棟寿詞奏上

ベガルタ仙台必勝祈願(1月21日)

1月21日、ベガルタ仙台の必勝祈願を執り行いました。

大絵馬にサインを頂き、御社殿で御祈祷をします。

今年は監督、選手など総勢98名の参拝で、社殿内はいっぱいになりました。

まもなくリーグ開幕となります。本年の活躍をお祈りいたします。

祭儀課 日下 瑞季

大絵馬にサインを書く選手 社殿内はいっぱいです
ベガッ太くんは外でお参り 最後は皆で集合

「文化財防火デー」消防訓練(1月26日)

去る1月26日(火)、「文化財防火デー」に伴う消防訓練が行われました。

この訓練は昭和24年に奈良・法隆寺金堂の火災で国宝の一部が焼失した事を教訓に、昭和30年に文化財を火災等の災害から保護し、次の世代に伝え継ぐという主旨により「文化財防火デー」が制定され、毎年1月26日に全国一斉に行なわれる消防訓練です。

今回の訓練では、大元社西側の杉林から出火したと想定され、発炎筒型の火点が設置されました。

午前11時の訓練火災発生と同時に、職員は火災発生時の連絡対応、119番通報訓練、初期消火、初期消火失敗後の本殿前附近から広場への参拝者避難誘導、本殿から「御」を神輿殿へ搬出後、延焼を防ぐ為、舞良戸を閉めた社殿への放水銃による放水訓練を行いました。

消防署の方々は消防車が到着後消火活動、また、氏子の方々には、消火器による消火訓練、バケツリレー等に参加して頂き貴重な文化財を火災から守っていかねばならない職員と同じく、再認識して頂けたのではないでしょうか。

宮崎

出火元を確認後、大声で火災を周囲に知らせます。
氏子崇敬者の皆様もバケツリレーを行いました
参拝者を安全な場所へ誘導します 「御」の搬出は職員二人一組で
本殿の西側2ケ所、東側の2ケ所から放水 消防隊による火点への消火活動
青葉消防署署長の総評 当宮宮司の挨拶

節分祭斎行(2月3日)

立春前日の2月3日午後3時より、節分祭を執り行いました。

当宮の節分祭は昭和三十三年より執り行われており、県内でも古くから齋行されております。

祭典は宮司一拝に始まり、献饌、祝詞奏上、鳴弦式、萬代の舞、振り鈴の儀、玉串拝礼と続き、福物撒豆式となります。

「鳴弦式(めいげんしき)」とは、衣冠の正服を身にまとった神職が弓と鏑矢を用いて、東西に向けて三度づつ弓を引き、弦を鳴らし鬼を追い払う儀式です。ここで使われる弓は、古くは桃の木のものが使われておりました。これは古代中国の儀式にならったもので、桃は、「日本書紀」で伊耶奈岐命が黄泉国から帰る途中、追いすがる悪鬼を桃を用いて追い払うという一文からも分かるように、鬼の最も嫌がるものとされていたからです。

撒豆式は、まず御社殿の前で豆を撒いて邪気を追い払い、続いて馬場の特設舞台にて福物を撒いて参拝者の皆さまにお福分けを致しました。

祭儀課 日下 瑞季

「鳴弦式」 東西にむけて弓を引きます
桃の花を持って舞います
馬場にはたくさんの参拝者がいました

「仙台・江戸学叢書刊行」

この度、新たに仙台・江戸学叢書が刊行されましたのでご紹介致します。


吉岡 一男 著
第57巻『絵図でみる仙台藩』

天皇皇后両陛下
宮城県行幸啓ご奉送迎に参加させて頂きました。

平成28年3月18日

去る3月16日~18日のご日程で、東日本大震災復興状況の御視察の為に東北2県(福島・宮城)に行幸啓された天皇皇后両陛下は、3月18日宮城県庁にお立ち寄りくださいました。

当宮では宮司以下職員・責任役員・地区世話人が宮城県神社庁より配られた日の丸の小旗を振りながら宮城県庁正面玄関でお出迎え申し上げ、ご帰京の際には御動静のコースとなっている神社庁前でお見送りさせて頂きました。

震災発生より丸5年が過ぎ徐々にではありますが復興工事が進みゆくなかで、改めて両陛下の「国民と共に・・・」のお言葉とお心使いに接し栄光のひとしおの思いで帰社いたしました。

この度のご奉送迎では、ご家族連れの一般市民を始め幼稚園児や県庁職員、近隣事業所の方々も多数お出迎えされ、両陛下の常に私ども国民にお心を向けられ寄り添うお姿に感激されていました。

庶務課 小野目 稲美

宮城県県庁正面玄関にご到着された両陛下
両陛下がご到着なされると、国旗を振ってお迎えします

東北楽天ゴールデンイーグルス 必勝祈願

平成28年3月25日

去る3月25日、東北楽天ゴールデンイーグルス代表取締役 立花陽三社長、梨田昌孝監督を始め、選手、スタッフの、総勢 120 名の皆様方が必勝祈願の為ご参拝されました。

毎年、表参道大石段より御社殿前に到着後、控所にて必勝祈願大絵馬にサインをし、御社殿にて祈願を受け、今季より球団の指揮を執る梨田昌孝監督、球団取締役 星野仙一副会長、また選手会長の銀次内野手の方々 6名がペナントレースでの躍進を誓いお参りされました。

祈願後、梨田監督は「全員で必勝祈願に来たということに意義がある。チーム一丸となって、当然、優勝を祈願した。」と語られていました。

球団の皆様よりサインを頂いた大絵馬は、御社殿に向かい左手にある西廻廊にて奉納、展示しておりますので、ご参拝の際にご覧頂ければ幸いです。

東北楽天ゴールデンイーグルスが球団創設して12年目となる今シーズン、八幡様のご加護のもと更なるご活躍をお祈りしております。

近藤 真由

大石段を息乱さず進みます 大絵馬にサインする選手
拝殿にてお祓いをうけます
抱負を語る梨田監督

平成28年3月本殿挙式

加藤・西川御両家
澤口・桂島御両家
菅野・菅野御両家
落合・安岡御両家
武田・舟山御両家
富岡・高城御両家

大黒・澤田御両家

御結婚、誠におめでとうございます。

春の便り

各地で桜の開花が進み、4月に入り仙台でも開花宣言が発表されました。当宮の御社殿の周囲にも桜の木があり、ほんのりと桃色に色づき始めております。

さて、ここで新しい自動車祓所のご案内を致します。

昨年度までは長床前に自動車祓所がございましたが、参拝者の増加に伴い、北参道からの歩行者安全確保のため4月より駐車場の北参道鳥居横に変わりました。

自動車のお祓いでお越しになる際は、新しい祓所にお車をお停め下さいますようお願い致します。

お祓いの受付は従来通り、御社殿向かって右側の祭儀棟にて承りますので、自動車のナンバーを控えた上で受付までお越しください。

黒い御社殿に桜の色が映えます 満開が待ち遠しいですね
北参道鳥居の東側に5台駐車できます この看板が目印です

四月月首祭斎行並びに平成28年度辞令交付式

新年度を迎えた大崎八幡宮に、本年も神職1名、仕女2名が入社しました。 皆さん緊張の面持ちで月首祭に参列し、祭典後、宮司より辞令が交付されました。終了後、4月年度始めの参拝を恒例行事にされている企業団体の方々より、新入職員は激励の盛大な拍手を頂きました。彼らの抱負をご紹介いたします。

出仕:工藤 裕弥

私は青森県の社家の出身で3月に國學院大學を卒業し、神職資格を取得し、4月から出仕として勤めることになりました。実際の祭典奉仕は、初めて知ることばかりなので、教えて頂いた事を素直に聞き、神職としての在り方を学んでいきたいと思います。

ここで学んだ事を実家でも活かせるように努力していきます。宜しくお願い致します。

仕女:安達 優美

4月から社会人になるために事前研修に参加しました。研修の中では講話など、主な仕事についての事を学んできました。初めてのことが多く、判らない事がたくさんありました。先輩方が優しく何度も教えてくださったおかげで、少しずつ知識を得ることが出来ました。他にも覚えるところはたくさんありますが、積極的に行動し、逸早く覚えていけたらと思っています。いろんな事に対応できるように頑張っていきたいです。

仕女:間々田 祐華

4月から仕女として奉仕することになりました。昔から憧れていたので気合が入ります。

初日から袴をはいたのですが、歩くのですら大変でした。裾を踏んでしまったりと不慣れな袴ですが、着ると気持ちが引き締まります。そして立派な仕女になれるように精一杯頑張りますので宜しくお願い致します。

3人の成長が楽しみです。

宮﨑 徳寛

 不慣れな正座で参列の新人達です。

祭典後、宮司さんより辞令を頂きました。

工藤裕弥出仕  青森県出身です 左から 間々田祐華  安達優美 各仕女

北駐車場詰所に車椅子を設置いたしました。

春の一雨ごとに緑が濃くなり、薫風芳しい新緑の季節となってまいりました。

当宮では参拝者の皆さまの利便性を考え、北駐車場詰所に車椅子を2台設置いたしました。車椅子に備えている諸注意をご理解の上、ご自由にお使いください。

刈田嶺神社の雪かき

4月19日(火)、蔵王刈田嶺山頂にある刈田嶺神社の雪かきに行ってまいりました。

蔵王エコーラインが開通するにあたり、参拝者がお参りを出来るように社殿周辺の雪かきや授与所の開所、鈴の緒の取り付けなどを行いました。

暖冬の影響なのか、今年は類を見ないほど雪の量が少なく、作業はあっという間に終わりました。

4月22日に蔵王エコーラインが開通予定ですので、蔵王のお釜と刈田嶺神社にぜひ観光にいらして下さい。

雪の壁は例年よりも高さが低いです お釜よりも高いところに神社があります
今年の雪はこれだけ!少ないですね 凍っているので固くて大変です
山頂の気温は3.5度! 社殿の扉も氷で固まっています
鈴の緒を取り付けます 雪かきが終わりました

伊達武将隊出陣式

4月23日

去る、4月23日(土)に伊達武将隊の出陣式が執り行われました。

仙台藩祖である伊達政宗公を先頭に、片倉小十郎景綱、片倉重長、支倉常長、松尾芭蕉、また、ただいまNHK大河ドラマ「真田丸」で人気を集めている真田幸村が勇ましい姿で大石段を上り、沢山の方がその姿をカメラに収めておりました。

大石段を上る伊達武将隊
真剣な面持ちで社殿へと向かう政宗公
口上を述べる伊達武将隊 祓詞を奏上する神職

社殿前にて玉串を奉り、二拝・二拍手・一拝の作法で参拝しました。

出陣式が終わり記念撮影が始まると、それまで緊張していた雰囲気も一気に和やかになり、伊達武将隊、当宮の職員共々笑顔の溢れる、とても楽しい時間となりました。

真剣な面持ちで社殿へと向かう政宗公

近藤 真由

平成28年4月本殿挙式

目黒・花沢御両家
平野・丹御両家
西山・林御両家
國井・武藤御両家
長澤・室井御両家

誠におめでとうございます。

月首祭を執り行いました

平成28年5月1日

祭儀課 小野目 稲美

大崎八幡宮では、毎月1日月首(つきなみ)祭(さい)15日月次(つきなみ)祭(さい)を執り行っております。

この祭典は、宮司以下神職による祭式、舞人・伶人による舞と雅楽の奉奏で、ご祭神にご奉仕しております。

本年2月より、この祭典に氏子崇敬者のご参列の申込を受け付け、ご参列・玉串拝礼をして頂いております。

月参りと称し、ご参列頂いた方にはその日だけの御幣束を撤下品として授与いたしています。都合により祭典にご参列頂けなく、しかしながらご参拝された方にも、同様の御幣束を準備しております。

この御幣束は襲(かさ)ね色目を変え、月毎の植物の色で表しております。月毎に大神様のご加護を賜われますように、月参りのお印として御幣束を授与致します。

皆様のご参列・ご参拝をお待ちしております。

神饌と一緒に、御幣束もお供え致します 雅楽と萬代の舞の奉奏です
大崎八幡宮独自の舞「萬代の舞」です 参列の皆さまの玉串拝礼
   
御幣束は1月~12月に合わせ、12体ございます

昭和祭斎行

平成28年4月29日

去る4月29日(金)昭和祭が斎行されました。

昭和祭は、戦中・戦後の激動の日々を経て我が国の繁栄を築き上げ、復興を遂げた昭和の御代をかえりみ、昭和天皇の御聖徳を敬い、皇威の隆昌と国の発展を祈る御祭として、昭和天皇の誕生日に斎行されます。

献饌 御神前に神饌をお供えします。
宮司による昭和祭祝詞奏上
「浦安の舞」
玉串列拝

神社の御祭は大祭・中祭・小祭があり、昭和祭は中祭にあたります。私自身、中祭式が初めてでしたので間近で見てとても勉強になりました。

出仕 工藤 裕弥

ボーイスカウト仙台27団上進式が執り行われました

平成28年5月22日

去る5月22日、大崎八幡宮の表参道広場にて、ボーイスカウト仙台27団の上進式並びに進級式が執り行われました。

ボーイスカウトは、ビーバー・カブ・ボーイと年齢ごとに班が組織され、その年齢にあった内容で奉仕活動・野外活動などを集団で経験し、社会活動を通して健全な精神と肉体の育成を目指しております。

上進式は上級の班へ、進級式は班の中で年齢が上がったメンバーが行います。その証として、ネッカチーフやワッペンが隊長から贈られ、成長の証を頂きました。

祭儀課 小野目 稲美

広場にある国旗に向かって、敬礼
団旗を手に取り、カブの誓いの言葉を宣言します ボーイ・ガールによる誓いの言葉の宣言です
上進の証として、隊長よりネッカチーフが送られました
進級の二人には、それぞれワッペンが送られました

平成28年5月本殿挙式

外舘・阿部御両家
小林・中村御両家
佐藤・莊御両家

誠におめでとうございます。

月首祭を執り行いました

平成28年6月1日

去る6月1日、月首祭が宮司以下、新人職員と共に執り行われました。

4月に入社した新人職員は、日々の社務とともに、祭式や舞のお稽古に勤しんできました。そんな彼らの、初めての祭典奉仕となりました。

神職の工藤出仕は、祭典において各所役に就き、神前で御祭神の大稜威 (ご神徳)を心身で感じられたようです。初めての祭典奉仕は緊張や不安を伴いますが、そのぶん神経が研ぎ澄まされ、御祭神の息吹を感じられたのではないでしょうか。

舞人奉仕の安達仕女は、大崎八幡宮に入社して雅楽や舞に触れ、2か月の猛練習の末、祭典に臨みました。緊張したその表情は凛として美しく、たおやかに舞う動きは、初めての祭典とは思えませんでした。

大崎八幡宮では、毎月1日月首(つきなみ)祭(さい)・15日月次(つきなみ)祭(さい)を執り行っております。

ご希望の方は、是非、大崎八幡宮の祭典にご参列下さい。


祭儀課 小野目 稲美

背面になり、楽と歌と気配を意識して舞います
所作が一致した舞は、なんと美しい事でしょう
工藤出仕は、斎員として初めての列拝です
祭典終了後、清々しく凛々しい工藤出仕と安達仕女

祭儀課 出仕 工藤 裕弥

私は、6月1日の月首祭で初めて祭典奉仕させて頂きました。
当日は緊張と不安でいっぱいでした。ご奉仕を終え、振り返って考えてみるとあまり思い出したくないくらいガチガチになっていました。
祭典中の作法は、自分自身でも判るくらいたどたどしく、体が思うように動かず、悔しさが残るご奉仕となりました。
今後は、緊張しすぎる事無く、程良い緊張感で冷静に奉仕する事と、祭式作法を普段からこまめに確認し、誠心誠意、真心を込めてご奉仕が出来るように努めて参ります。

祭儀課 仕女 安達 優美

今回の月首祭で初めてご奉仕しました。祭典で舞人として奉仕する事が初めてだったので、月首祭に向けて舞の練習をしてきました。
先輩仕女さんとの振付のタイミングなどを合わせるのが難しかったので、常に楽と歌に気を付けながら、先輩方のご指導の下、徐々に舞えるようになりました。
本番では、無事、間違える事無く舞えたのでホッとしました。これからも練習を重ねてきれいに舞い、御祭神や参拝者の皆さまにご覧いただけるよう努めて参ります。

杜の都の音楽祭inはちまん

平成28年6月4日~5日

6月4日、5日に「杜の都の音楽祭inはちまん」が開催されました。

昨年の第1回に続き今回で2回目の開催となる音楽祭には、宮城県内出身の歌手、さとう宗幸様・稲垣潤一様を始め、坂本サトル様、熊谷育美様、中村マサトシ様、伊東洋平様の6名のプロミュージシャンが正式参拝の後、御社殿前に設置された特設ステージで三時間にわたり歌声を披露しました。

会場はそのほかにも、七十七銀行八幡町支店様の駐車場や中島丁公園にもステージが設けられ、2日間合計98組のアーティストの方々が演奏を行いました。 八幡町の初夏を彩る音楽祭は多くの参拝者に見守られ、また天気にも恵まれ無事に2日間の開催を終える事が出来ました。

~実行委員会よりごあいさつ~

大崎八幡宮と八幡周辺エリアにて、仙台市の北西部地域で新しい文化を創造することを目的とした音楽祭「第2回杜の都の音楽祭inはちまん」を実施する運びとなりました。

市内中心部で開催される大きな音楽祭で活気づく仙台市ですが、その勢いを他の周辺地域にも広げ、地域のコミュニティーの絆を深めるべく、プロアマ問わず、音楽を演奏する場を設けてまいります。沢山の参加ミュージシャンに門戸を広げ、音楽の力がもつ、「人と人を繋げる力」で、更なる地域の発展に寄与してまいりたく存じます。


招待演奏の宮城県宮城広瀬高等学校吹奏楽部
一之鳥居ステージ
どんと斎場ステージ
表参道ステージ
七十七銀行ステージ
中島丁公園ステージ
伊東洋平様 中村マサトシ様
熊谷育美様 坂本サトル様
稲垣潤一様 さとう宗幸様

月次祭を執り行いました

平成28年6月15日

去る6月15日、毎月恒例の月次祭を執り行いました。

この日は、本年入社した新人仕女の間々田が初めての祭典となり、緊張の面持ちながら、初々しくも丁寧な舞を御祭神に奉納する事ができました。

大崎八幡宮では、毎月1日月首祭(つきなみさい)15日月次祭(つきなみさい)を執り行っています。ご希望の方は、事前申し込みの上、ご参列いただけますので、社務所(022-234-3606)までご連絡下さい。

祭儀課 間々田仕女

今月の15日に初の祭典奉仕を致しました。

仕女の先輩や神職に協力してもらい、時間を作り練習をしてきました。当日は、「出来るかどうか…」という不安が大きく緊張し、舞いきれるか心配でした。

奏楽が始まった時、「ついに始まった」と一気に緊張しました。ですが、先輩仕女に「みんな、練習して頑張っている事を分かっているから大丈夫。八幡さまも見守って下さっているよ」と言われた事を思い出し、心を込めて舞い、何とか無事にお勤めを果たせました。

まだまだ課題はたくさんありますが、巫女として一歩を進めた気がします。

これからも御祭神にご奉仕するという事を意識して、頑張っていきたいです。

緊張した面持ちで、集中して舞いました
祭典後、先輩と一緒に。清々しく、爽やかな笑顔です

「東北地区婦人神職協議会正式参拝」

平成28年6月15日

6月16日(木)第43回東北地区婦人神職協議会総会並研修会が行われ、午前10時より当宮を正式参拝、後に休憩所にて谷津田権禰宜による「復興支援と今後の課題」というテーマで約1時間ご講話を受けられました。

東北地区婦人神職協議会の皆さまは東日本大震災発生直後から、自らが被災者でありながら、被災地支援を行って参りました。震災発生から5年が過ぎ、今回の研修会でも石巻鎮座鹿島御子神社を参拝の後沿岸被災地区を視察し、当宮においては被災地支援活動を行っていた谷津田権禰宜の講話を受講されたりと、常に自らが出来る事、やらねばならぬ事を意識されております。

正式参拝では、東北地区の皆さまは当宮になじみのある方、また初めてお参りされる方など様々でございましたが、安土桃山時代の遺構である大崎八幡宮の殿内をご覧いただく機会は滅多になかったようで、感慨深く参拝されていました。

工藤 裕弥

玉串列拝をする東北地区婦人神職の皆さん
社殿の説明をする小野目禰宜
にらみ猫の説明を受ける東北地区婦人神職の皆さん

「國學院大學瑞玉会正式参拝」

平成28年6月26日

6月26日(日)國學院大學瑞玉会が午前10時半より当宮を正式参拝されました。

國學院大學には神道系のサークルが7つあり、その中で祭式の向上を目的としたサークルで、國學院のキャンパス内にある神殿で祭典奉仕するのが瑞玉会です。

その為、正式参拝も現任の神職さんと殆んど変わらない立派な姿でした。参拝後の社殿の説明・見学の際にも質問が多く、さすがは神職を目指している学生だと感心しました。

玉串列拝
社殿説明を受ける瑞玉会の学生
社殿裏見学の様子

私自身、今年の3月に卒業したばかりなので見慣れた顔や親しい後輩も参加しており、奉職して働いている姿を見られ、少し気恥ずかしく照れてしまいました。後輩の中には早速奉職希望の神社の入試試験を控えている学生も居り、無事に奉職が決まり同じ神職としてお互いに頑張っていけたらと思いました。

工藤 裕弥

神社本庁より「別表神社加列証書」を頂きました

平成28年6月30日

去る6月16日、神社本庁に於いて「別表神社加列証書交付式」に出席致しました。

嘗て、全国の神社には社格制度(近代社格制度)があり、国家により公的な「神社の格付け」がなされ「官幣大社」から「無各社」までの15段階程に区分されて来ました。

しかしながら、先の大戦の終了に伴い伊勢神宮を除く全ての神社は対等の立場であるとされましたが、「旧・官国弊社」や「一部の大きな神社」の神職の進退等を一般神社と同じ扱いをすることに不都合が生じたため、「役職員進退に関する規定」において「特別な扱い」をすることが定められ、その対象となる神社を同規定の別表に記載する事から「別表に掲げる神社」(別表神社)と呼ばれる様になりました。

大崎八幡宮では昨年8月「神社本庁設立70周年を記念する別表神社特別追加選定」を機に、「別表神社加列申請」を行い宮城県神社庁の「別表審査会」を経て、神社本庁評議員会の議決により別表神社に加列される事となりました。

今回の証書交付では、当宮の他に伊勢山皇大神宮(神奈川県)、愛媛県護国神社、宮崎県護国神社の4社が加列証書の交付を受け全国で355社が別表神社として指定されました。

当宮の宮司は、この交付式の翌週(6月22日)には伊勢神宮に参拝、内宮・外宮の大神様の大前に加列奉告をしてまいりました。

当宮といたしましては、将来とも仙台総鎮守として県内神社界を始め、斯界発展の為に八幡様の御神慮を頂きながら祭儀の厳修と御社頭の繁栄、地方神社の振興に邁進して参りますので引き続き、御指導頂ければ幸いです。

神社本庁について

当大崎八幡宮の包括団体である神社本庁は、伊勢神宮を本宗として日本各地の神社を包括しており神道系の団体としては最大であり全国約8万社が加盟しています。

全国の神社は、戦前は「国家の宗祀」として内務省の管理のもと国家により統制されていましたが、終戦に伴い当時の占領軍司令部より発せられた「神道司令」によって昭和21年2月、神社の国家管理が廃止され当時の「大日本神祇会」「皇典講究所」(現・國學院大学)「神宮奉斎会」の3団体が協議検討し内務省・神祇院に代わる団体として結成され現在に至っております。

神社とは

神社とは、古代には自然の樹木や岩石、山などを信仰する自然崇拝であるとされ、『古事記』や『日本書紀』などの古代の書籍にも神社の存在が記されております。

古事記や日本書紀などによると、紀元前92年には崇神天皇が天照大神を祀ったとされており、4~5世紀の古墳時代には「神道祭祀」が行われていたことが宗像大社沖津宮・沖の島祭祀遺跡(福岡県)や大神神社・三輪山麓祭祀遺跡(奈良県)などから確認でき、古代日本の律令国家では神祇官が朝廷における祭祀や全国の神社に関する「神祇行政」を行っていたことがわかります。

また、神祇官は朝廷における職のなかで最も高い地位とされており、政治(まつりごと)における重要な役割を占めていた歴史がありました。


明治天皇は、このような我が国の歴史を礎として藩政期(江戸時代)約300年の鎖国時代から近代国家を作り上げることに心血を注がれ、欧米の列強各国と肩を並べることができる日本国を築き上げられました。

日本人としての歴史と文化、アイデンティティー(identity)に裏打ちされた精神性、国を愛する心の涵養に勤めてまいりたいと思慮る毎日です。

宮司

平成28年6月本殿挙式

野島・因野御両家
桜井・佐々木御両家
大友・阿部御両家

御結婚、誠におめでとうございます。

リオ五輪女子卓球選手団必勝祈願

平成28年7月1日

去る7月1日(金)午後2時よりリオ五輪に出場する福原愛と伊藤美誠の両選手を始め村上卓球女子監督やコーチ・選手団スタッフ、そして練習相手を務める中国からの留学生などの皆様が当宮に必勝祈願にお越しいただきました。

特に、福原愛選手は最後のオリンピックと考えているようで休養をかねて帰省しオリンピック前の個人練習を生まれ育った仙台で過ごそうとダブルスを組んでいる伊藤美誠選手と共に来社され、八幡様の御神前で必勝を誓い参拝されました。

この日、村上監督始めコーチや練習相手を務める皆さまたちは、一之鳥居より100段ほどの大石段を一歩一歩踏みしめながら登ってこられ、表参道を和やかな雰囲気で歩いてくる姿はリラックスしている中にも堂々としていて、テレビでしか見かけることが出来ない福原・伊藤両選手を目の当たりにして緊張でカメラを持つ手が震えていました。

また、テレビや新聞の取材人も多く、選手の皆さんは常に笑顔に対応され爽やかでとても印象的でした。

八幡宮では、毎年この日より「七夕祈願」の竹飾りを御社殿前に準備し、参拝者に自由に願い事を書いて頂いておりますが、この日は職員が特別に用意した「金色の短冊」にそれぞれの願い事を書いて行かれました。

皆様方は、リオ五輪での「メダル獲得」を願い、それぞれが思い思いの場所で笹竹に結んで居られました。

出仕 工藤 裕弥

別表神社加列奉告祭並び月首祭

平成28年7月1日

7月1日(金)午前10時より別表神社加列奉告祭並び月首祭を斎行いたしました。

当宮は、7月より神社本庁指定の別表神社となりました。それに伴い役員総代の方々に月首祭に参列して頂き、報告させて頂きました。

全国の神社には社格制度があり、国家によって神社の格付けがなされ15段階程度に区分されていました。戦後、伊勢神宮以外の神社は対等な立場とされていましたが、全てを対等な神社と定めると不都合が生じる為、一定の規模やその他の条件を伴う神社は諸社の規範となるべく、別表という指定を受ける事となりました。将来とも仙台総鎮守として県内神社界を始め市が斯界発展の為に八幡様の御神慮を頂きながら祭儀の厳修と御社頭の繁栄、地方神社の繁栄、地方神社の振興に邁進して参ります。

私も別表神社の神職という自覚を持って精進して参ります。

出仕 工藤 裕弥

神饌献饌
浦安の舞
宮司以下参員並びに役員総代集合写真

平成28年度『宮神Sのつどい』開催される

平成28年7月24日

主催:宮城県神社関係スカウト協議会
主管:日本ボーイスカウト仙台第27団

去る、7月24日(日)「禊行事」をテーマに竹駒神社「禊場」に於いて平成28年度「宮神Sのつどい」が開催されました。

この「つどい」は、県内神社を育成団体として神社境内を中心にその活動を行っているボーイスカウト・ガールスカウトの各団が、スカウト同士の親睦と交流を目途として加盟団の持ち回りで開催されるもので、本年は当大崎八幡宮が育成母体となっているボーイスカウト仙台第27団の担当で、竹駒神社を会場に開催されました。

当日は、竹駒神社への正式参拝に始まり崇敬会館にて開会式その後、「禊行事」について竹駒神社 土田泰士権禰宜の講義に続き、それぞれのスカウトは水着に着替え崇敬会館前に整列、同神社「禊場」まで「エイホー・エイホ―」の掛け声のもと出発、日曜日の午前とはいえ参拝者も居られるなかを表参道を横切り同神社の「禊場」まで駆け足で進み、「祓の神様」を参拝、鳥船行事」を行い元気に「禊水」をかけてお浄めをしました。

主管のボーイスカウト仙台第27団の金山団委員は、「来月開催される第12回神社スカウト全国大会の選択プログラムでも『禊行事』があり、小さいスカウトは参加できないものの参加資格のあるボーイ隊以上のスカウトの為にも、事前研修を兼ねて開催しました。」との事でした。

仙台第27団は、当大崎八幡宮が育成団体となっており、当宮の宮司が宮城県神社関係スカウト協議会の理事長に就任しており、当宮ホームページ内の「動画サイト」にも当日の模様を掲載しておりますので併せてご覧ください。


竹駒神社を会場に開催 参拝前の整列
ご社殿に入る前の手水の儀 拝殿内に整列しました
お祓いを受け、巫女さんの鈴の舞を奉納しました 理事長とスカウト代表による玉串拝礼
会場を移して開会式 土田権禰宜さんの講義①
土田権禰宜さんの講義② 土田権禰宜さんの講義③
いよいよ「禊行」に出発」 禊場到着
祓いの神様に拝礼 鳥船①
鳥船② 禊水を被りました①
禊水を被りました② 無事に禊行事を終了して

太元社例祭が執り行われました

平成28年8月1日

去る8月1日、大崎八幡宮境内に末社として鎮座する太元社にて、例祭が執り行われました。

太元社には、木造の太元帥明王が祀られています。創建は不明でありますが、元禄11年(1698)の古図には拝殿西側に記載されていることから、それ以前との創建と推測され、厨子の御扉には享保4年(1719)、仙台藩5代藩主伊達吉村公が武運長久と子孫繁栄を祈念し勧請した事が記載されています。

明治初期の神仏分離により拝殿前より現在の位置に遷御され、現社殿は昭和56年に氏子崇敬者の寄進により再建されたもので、以来竣工式が斎行された8月1日に、厨子の御扉を開扉し、例祭を斎行しています。

御祭神にお供え物を致します
宮司祝詞奏上により、寿(ことほ)ぎます
御神楽「浦安の舞」の奉奏です
宮司以下、参列者の皆さまと記念写真です

第12回神社スカウト全国大会に参加しました

平成28年8月6日~9日

8月6日(土)から9日(火)にかけ三重県伊勢市にて第12回神社スカウト全国大会が開催され、宮城県神社関係スカウト協議会加盟の「BS仙台第27団」(大崎八幡宮)「BS岩沼第1団」「GS宮城県第18団」(竹駒神社)の3団が宮城県派遣団を組織し、総勢56名のスカウト、リーダー、保護者が参加して参りました。

初日の開会式では、全国大会の主催者である、神社本庁田中恆清総長より「『神様に 笑顔であいさつ 和の心』をテーマに、伊勢神宮の伝統を自分の心と身体で感じ、日本について学び、4日間のプログラムを通して有意義に過ごし、スカウト同士の交流を深めてほしい」と挨拶されました。

開会式に続きシンボルマーク・大会テーマの表彰式、そして神道章受賞者紹介を行った後、全国のボーイスカウト、ガールスカウトが連盟歌を歌いました。

翌7日は、伊勢神宮内宮への参拝行進があり、宇治工作所より各地区ブロックのスカウトがプラカード、隊旗を持って行進しながら内宮を参拝、引き続き史跡探訪が行われ、スカウト達は伊勢の歴史や文化など様々な事柄を学びました。

8日に行われた大集会では、全国各地区のスカウトによる出し物が披露され、子供たちは非常に楽しんでいました。

尚、本大会には以前から台湾童児軍、女童軍の台湾スカウトが参加しておりましたが、今回初めてマレーシア隊の参加があり、神社スカウト全国大会も、国際色も深まりつつあり、将来アジア各国からのスカウトが伊勢の地に集う日も近い事と信じてご報告致します。

一戸 麗姫

仙台駅での結団式の様子
野営地での様子 開会式で行進を行う為、隊旗を組み立てています
開会式の様子① 開会式を前に神S全国大会開催奉告祭が執り行われました。
主催者挨拶 田中恆清神社本庁総長殿 シンボルマーク、大会テーマの表彰式
「2日目の行事 参拝行進」 内宮にて参拝します。
引き続き、伊勢市内を史跡探訪
伊勢神宮 内宮「別宮の月讀宮」参拝
午後からは外宮を参拝。みんなで手水を受け参拝します。
3日目の大集会 東北・北海道・北陸地区は出し物として福島県双葉郡浪江町請戸の田植え踊りを披露しました。
中華民国童軍による「三太子」 マレーシア童軍派遣団による「ジョンゲ セランパウ ラウ」
みんなで輪になり盆踊りをしました。

御鎮座記念祭が執り行われました

平成28年8月12日

去る8月12日大崎八幡宮の御社殿前にて、御鎮座記念祭が執り行われました。

御祭神がこの仙台市青葉区八幡に鎮座された日を祝し、今年で御鎮座410年となり、またお祭りが開始されてから21回目の祭典となりました。

この記念すべき年の祭典に、初めて一般の方もご参列頂きました。本来神事は、神職・巫女など限られた者が参列致します。しかしながら、祭典の参列希望の声もあり、多くの方がご参列できるよう準備を整えました。

御鎮座記念祭は、夕暮れから宵闇にかけて執り行われました。日が陰り、境内に蝉しぐれの鳴き声が響く中、篝火に照らされる御社殿は大変に美しく、厳粛に執り行われる神事・日本古来の音楽である雅楽の音色と神前神楽の奉納は、昔から受け継がれてきた信仰や伝統と、八幡様の御威光を感じられる祭典となりました。

小野目 稲美

宮司以下神職による、玉串拝礼
人長の舞は、庭燎の前で行われます
大崎八幡宮の舞「萬代の舞」
拝殿前の長床にて、伶楽舎の演奏が響きます

平成28年鳥居祭が執り行われました

平成28年9月1日

去る9月1日、鳥居祭が執り行われました。

鳥居祭とは、大崎八幡宮の9月の例大祭の一番初めに執り行われる神事です。御社殿に一番近い鳥居(三之鳥居)に、例大祭を迎えるまでの期間、注連縄を張ります。

これは、何事の罪・穢れも御社殿に近寄らせない結界を意味し、境内の清浄を護ります。

この注連縄は、神幸祭の先達が持つ太刀によって斬られ、神輿渡御が始まります。

小野目 稲美

宮司以下祭員、役員総代、傳播八幡井組雀踊り保存会の参列により、執り行われました
鳥居祭のお供えは、お酒・鰹のなまり節・梅干し・茄子の漬物
かつての武士が戦いに出た時の兵糧(食事)を表しており、
各々の鳥居の根元に献えられます
鳥居祭り開始の一拝により、神事は開始されます
鳥居をお清め致します 亀石に神饌を供します

第11回どんとロードが執り行われました

平成28年9月4日

去る9月4日、大崎八幡宮の例大祭神賑演芸行事一つである「どんとロード八幡雀踊り」が執り行われました。

仙台の伝統舞踊である「雀踊り」。この発祥は、八幡様の御膝元、石切町(現在八幡2丁目付近)に住んでいた石工達が、藩祖伊達政宗公の宴の席で踊ったのが始まりとされています。

平成18年に大崎八幡宮御鎮座400年を記念に始まり、今年で11回目を迎える事となりました。地元小中学学校はもとより、仙台市内外の団体、総勢28の祭連(まずら)によって雀踊りが演舞され、境内を始め八幡町は、終日賑いを見せていました。

政宗公によって開府された仙台・創建された大崎八幡宮・仙台城を築いた石工等が舞い始めた雀踊り。そのつながりは伝統となり、これからも仙台の街に賑いをもたらしてくれることでしょう。

小野目 稲美

神職によるお清めのお祓い 祝詞奏上 慶長より演舞される雀踊りを今に伝える
祭連と共に仙臺の平和と繁栄を願います
社殿前を埋め尽くす祭連達
御社殿前で祭連総演舞が行われました 代表者等で行われた、鏡開き
御神酒を飲んで、景気よく雀踊りが演舞されました

鈴の緒奉納式 斎行

拝殿前にさげられている鈴の緒は、毎年9月の例大祭前に新たに調製されます。五色の布にご奉納頂いた方のお名前と祈願名を浄書し、御祈願が成就されるよう、拝殿にて奉納式を斎行します。

本年は245本の鈴の緒をご奉納頂きました。

ご奉納頂きました皆様方、また、調製のお手伝いに携わって頂きました皆様に深く御礼申し上げます。

一戸 麗姫

【奉製の工程】

浄書された布を一枚ずつ重ねていき、布の端を内側へ織り込みます
三色の布をそれぞれ半分に折り、布を捻じりながら色が交互になるようにしていきます
見慣れた鈴の緒が完成しました。この鈴の緒を3本調製します
社殿内部にて、奉製した鈴の緒をお祓いします 奉納式後の直会の様子

大崎八幡宮 能神楽が奉奏されました

平成28年9月10日

9月10日(土)午後6時30分より当宮神楽殿にて能神楽が奉奏されました。

「大崎八幡宮 能神楽」は県内の数ある能神楽の系統の中でも、仙台地方に多くみられる他の神楽とは異なり、高い格調と気品あふれる芸風を誇り、昭和47年に宮城県無形民俗文化財に指定されております。

 奉納演目は以前、十八番まであったと伝えられておりますが、年月を経る毎に演目が失われていった為、現在舞われているのは「神拝」(最初に舞われる初舞とされています)「龍天」「摩応」「小弓遊び」「三天」「将足」「四天」「獅子取り舞」の計八番の演目を氏子有志が引き継いでいます。

一戸 麗姫

初舞とされている「神拝(じんぱい)」 刀ではなく鉾で舞う「龍天(りゅうでん)」
天手力男命の舞「摩応(まおう)」 二人の少年による舞「小弓遊び」
三人の舞人による「三天(さんてん)」 複雑な舞が特徴の「将足(ひょうそく)」
4人舞とされていますが、登場人物は6人で、最も物語性のある舞「四天(してん)」
最終演目として舞人全員により奉納される「獅子取り舞」

ちびっこまつりを開催しました

平成28年9月10日

10日(土)午後4時より境内の広場にて、ちびっこまつりが開催され、本年も多くのお子さん達が足を運んでくれました。

本年は、東北福祉大学の「まごのてくらぶ」の学生さんに司会進行をお願いし、参加者全員で歌ったり、「輪投げ」や「空き缶の積み上げ」「ピンポン玉入れ」ゲームをしました。

参加賞や飲み物を参加した子供たちに配布し、広場は大いに賑やかとなりました。

一戸 麗姫

曲に合わせてみんなで合唱 舞台上でゲームを行いました
「空き缶積み上げゲーム」 「輪投げゲーム」
「ピンポン玉入れゲーム」

例大祭献饌式

平成28年9月10日

去る9月10日例大祭献饌式が斎行されました。

献饌式とは、「御膳上げ」とも呼ばれ海川山野の様々な食物をお供えし、日々の神恩に感謝し、皇室のご安寧と我が国の繁栄・世界平和を願うこと。また、例大祭期間中の最大神事である「神幸祭」に「御神霊」のお出ましを戴き「神人和合の時」を願うための祭典です。

例年、献饌式という神事は御社殿の中で厳かに執り行われます。

しかしながら、より多くの氏子崇敬者の皆様に八幡様の御神威を感じて頂けるように、本年は社殿前にて神事を執り行いました。ご参列の皆様は、修祓・御扉開扉・宮司祝詞奏上・浦安の舞・・・と行われる一つ一つに、普段の参拝・御祈願とは全く違う例大祭献饌式を心で感じ、神社での神事に直接触れ、感動・また感慨深いご様子でした。

私にとっては、初めての例大祭・大祭式の奉仕で多くの参列者の皆様がいる中、祭典奉仕をさせて頂き、大神様への篤い信仰と御神徳を感じながらご奉仕することができました。

まだ1年目ではありますが、例大祭で奉仕するといった貴重な経験をさせて頂き有り難く感じると同時に、もっと自分自身改善していくべき点がいくつもあったことを実感し、今後もより一層の努力の必要性を感じました。

工藤 裕弥

今回、当宮の一番大きい祭典で舞の奉仕をさせていただきました。浦安の舞の2人舞は初めてで練習もあまりできず、不安が大きかったです。同期の間々田と振りの確認をしました。分からないところは、先輩やお互いに教えあいながら頑張ってきました。

本番では、大勢の参拝客の中緊張や不安でいっぱいでしたが、お互いに意識しながら落ち着いて舞うことができ、大きなミスもなく無事祭典を行うことが出来ました。まだまだ課題はありますが、今後も稽古に力を入れ、きれいに舞えるよう努力していきたいです。

安達仕女

例大祭は何もかも初めてで追いかけることに精一杯でしたが、献饌式という場で同期の安達と舞う事が決まり気持ちが引き締まりました。浦安の舞を2人で舞うのは初めてで、当日に向けて練習しました。不安で一杯でしたが、それ以上に2人で舞を御祭神に奉奏申し上げたいという気持ちが勝っていました。4月から一緒に働いている同期の安達と舞える嬉しさで一杯でした。当日の10日は、先輩の日下さんに本装束を着せてもらい、本番を迎えました。2人とも大きな失敗はなく無事献饌式を終えることが出来ました。献饌式だけでなく、2人で舞う場面が増えてきました。2人で奉仕できる喜びを感じながら、巫女として1歩1歩成長きたいです。

間々田仕女

献饌 お供え物を神前にお供え 宮司祝詞奏上
安達・間々田両仕女 浦安の舞 玉串拝礼
献饌式集合写真

流鏑馬神事

平成28年9月11日

去る9月11日(日)午後4時より大崎八幡宮境内にある馬場にて、流鏑馬神事を執り行われました。当宮の流鏑馬神事は伊達藩五代藩主、伊達吉村公により描かれた「大崎八幡宮来由記」所載の「御神事之流鏑馬」の図に細やかに描かれており、御創建以来の由緒をもつ神事です。

当日は午後3時30分より流鏑馬神事の安全斎行を祈念し、御社殿にて出陣式が行われました。その後、神職が馬場祓い所役1名、射手3名と馬を「大麻」と「御塩」で祓います。

次に馬場祓い役が、「祓串」を片手に馬に乗り「オーッ」という掛け声と共に馬場を疾走し、的場毎に祓い清めます。

その後に3人の射手が3回の馬場馴らしを行い、各々3度づつ馬場に設置された、3箇所の的めがけて矢を放ちます。

当宮の流鏑馬は本来300メートル以上の距離が必要とされておりますが、当宮は170メートルと少し短く、的と的の間隔が短いため、射手にとって大変難しいといわれております。

射手は疾走する毎に矢を番え1尺8寸(55センチ)四方の的板を目がけて、矢を3回放ちます。これを3人の射手が3回走り計27本の矢が放たれます。

この神事を多くの参拝者にご覧頂き、馬が一直線に駆け抜けながら射手が巧に的を射抜くと「パーン」と音が響きわたり、参拝者から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

装束姿の射手が馬上勇ましく駈けながら、掛け声と共に矢を放つ。雄壮さの中にも華やかさがある神事でした。

今年は49本の的をご奉納賜り、結果14的中となりました。

ここにご報告、旁く御礼申し上げます。

高橋 知生

人馬一体の妙技に歓声が湧き起こった流鏑馬神事
大崎八幡宮 来由記「御神事之流鏑馬」

平成28年例大祭 神幸祭

平成28年9月11日

去る9月11日(日)神幸祭が執り行われました。

大神輿、女御輿、子供御輿の3基が町内を渡御し、参加者総勢450名と大変な盛り上がりを見せておりました。また、神幸祭の目玉でもある大神輿は、御霊代(みたましろ)を遷すと約1tもの重さがあると言われております。

御霊代を遷す神事は厳かに行われました 長床通路をなんとかくぐり、いざ出発!
宮司たちも馬で神輿渡御に続きます

神輿渡御は八幡宮を出発し、八幡小学校、厚生病院、大平メンタルクリニックを御旅所とし、各所で休憩をした後、八幡宮へ帰ってきました。

御旅所祭 地域の皆様よりお茶やスイカなどを頂きました。
大石段を一気に駆け上がりました。 最後は神輿殿へ・・・

今回、私は「お先太鼓」という所役をいただき、神輿行列の先頭で渡御の案内をしました。初めてのことばかりで緊張していましたが、ときにはアナウンスを、ときには巫女として祭典のお手伝いを、私なりに精一杯務めました。また、たくさんの方々がお出迎え下さり、大崎八幡宮の信仰の篤さや、神幸祭がいかに大きなお祭りなのかを身をもって知ることができました。今回の経験を、これからの祭典行事に活かしていきたいと思います。

近藤 真由

私は、初めて神幸祭に大麻所役として参加しました。大麻所役は神輿が通る為の清め祓いをしながら歩きます。神幸祭の無事と地域に事故などがない様に気持ちを込めてお祓いしました。また、参加者の人数の多さに驚きました。大神輿・女御輿・子供御輿などだけでなく、ほかにも様々な所役の人たちがおり、約450名の参加者に改めて例大祭なのだと思いました。大麻を振りながら、八幡町周辺を歩く事が思った以上に大変であることに加えて、八幡小学校、厚生病院では御旅所祭を行い如何なる時でも気を抜けない状況でしたが、表に出さず奉仕することが大事であると実感しました。

初めての事ばかりで失敗や反省するべき点ばかりでした。今回の反省を次回からの祭典に活かして頑張っていきたいと思います。

工藤 裕弥

平成28年例大祭 祭典斎行

平成28年9月15日

9月15日(木)午前10時より役員総代が参列し例大祭の祭典を斎行致しました。

本年7月1日、当宮は別表神社に加列し、奉告祭を執り行い、別表神社は当宮含め県内で5社となりました。

本年の例大祭は、別表神社加列に伴い献幣使として宮城県神社庁理事 神職 懈良武殿、宮城県神社庁録事 神職 宮澤孝志殿をご参列頂き、当宮へ奉納「幣帛料」を祭典にて献じました。

現在「幣帛料」として金銭を献上しておりますが、かつて中国では、当時貴重とされていた絹を贈物としていたと云われています。

一戸 麗姫

社務所大玄関前より参進
手水舎脇祓所にてお祓いをうけます
表参道 参進 祭典始めの一礼 宮司一拝
神饌をお供えしました 宮司 祝詞奏上
本庁幣を献上します 献幣使 祭詞奏上
巫女による御神楽奉奏 「浦安の舞」扇舞・鈴舞
宮司 玉串拝礼 献幣使 玉串拝礼
役員総代 玉串拝礼 本庁幣を下賜しました
御社殿前にて 写真撮影

仙台89ERS必勝祈願

平成28年9月16日

9月16日に「仙台89ERS」の必勝祈願が執り行われました。球団代表中村彰久殿、ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチ間橋健生殿、キャプテン志村雄彦殿を始め、スタッフ皆様を含む28名でお参りされました。

それぞれの思いを胸に約100段の大石段を登り御社殿に向かい、祈願控所にて大絵馬に皆様のサインを書いてもらいました。

大絵馬は境内に奉納されていますので、ご覧頂ければと思います。皆さんで仙台89ERSを応援しましょう。

約100段ある大石段を登り御社殿へと進んでいます
選手の方々が大絵馬にサインを書いている様子
祈願を受け、代表3名が玉串拝礼を致しました
社殿前にて集合写真
最後に気合を入れハイタッチをしている選手一同

神嘗奉祝祭

平成28年10月17日

去る10月17日に神嘗奉祝祭が執り行われました。

神嘗奉祝祭は、伊勢神宮の「神嘗祭」の斎行をお祝いする祭典で、神宮では一般の神社の例大祭にあたる祭典です。

神宮に天皇陛下が自らお作りになられた「新穀(しんこく)」を天照大神に奉り、収穫の感謝を捧げる祭典です。最も古い由緒をもち、日本書紀に記載されています。

大崎八幡宮では年毎の恒例祭とし、中祭式を以て祭典を執り行いました。

安達 優美

祓所に向かい身を清め御社殿へと進んで行きます
献饌をしている様子
巫女による浦安の舞

地久祭斎行

平成28年10月20日

去る10月20日、地久祭を執り行いました。

この日は美智子皇后陛下のお誕生日です。

大崎八幡宮では、年毎の祭典として、皇后陛下の御安寧と皇室の弥栄、世界平和の祈りを祝詞に添え、八幡様へ祈念致しました。

小野目 稲美

常に下がっている御簾を上げての祭典です御祭神に、衷心からの祈りを捧げます
御神楽「浦安の舞」を奉納いたしました 宮司以下、祭員あわせての玉串拝礼です

仙台ベルフィーユ必勝祈願

平成28年10月21日

去る10月21日午後3時よりバレーボールチーム「仙台ベルフィーユ」の皆様が、必勝祈願に訪れました。

選手の皆様が、一之鳥居より100段ほどの大石段を一歩一歩登ってこられ、本殿までの参道を歩く姿は堂々としていました。

御祈願の前に、控所にて大絵馬にサインを頂きました。選手一人一人がVリーグに向けて思いを込めた一言を添えてサインを書いている姿にその思いの強さと熱意が伝わって来ました。

御祈願終了後のテレビや新聞の記者からのインタビューを受けるキャプテン渡邊彩選手と葛和伸元監督は、「新メンバー加入によって攻めが強くなっており、Vリーグも期待できる」と答えていました。

出仕 工藤裕弥

参道を歩いて本殿に向かう選手の皆様
大絵馬にサインをする監督・選手の皆様
お祓いを受ける選手の皆様
インタビューを受ける監督 インタビューを受ける渡邊彩選手
本殿前にて集合写真

明治祭

平成28年11月3日

去る11月3日、午前9時より明治天皇のお誕生日を祝う「明治祭」が執り行われました。

明治天皇のお誕生日であるこの日は、昭和2年に「明治節」として祝日に定められ、昭和23年には、自由と平和を愛し文化をすすめる「文化の日」として改めて定められました。また日本国憲法が公布された日(昭和21年)でもあります。現在では皇居において文化勲章の授与式が行われます。

近藤 真由

「中祭」として、宮司以下神職は斎服(白色の装束)での奉仕となります。 祓所にて修祓を行います。
国の安寧・国運の発展を祈念する、「浦安の舞」を奉奏しました。
御祭終了後、遥拝所にて「伏見桃山御陵」を遥拝しました。

職場体験

平成28年11月15日~18日

11月15日から18日までの四日間、当宮に隣接する仙台第一中学校の生徒5名が職場体験に来ました。

初日は大崎八幡宮の由緒や朝拝の作法、玉串拝礼の仕方などを学んでいただきました。二日目からは早朝5時30分に白衣袴に着替えて集合し、長床の開門や6時の号鼓叩き、御社殿や境内の清掃をしました。

白衣袴に慣れてきた三、四日目は祭典などで使用する紙垂・幣束づくりをお手伝いして頂き、御守授与所と祈願奉仕の見学も行いました。

最終日の閉講式では宮司より修了証が授与され、四日間の職場体験が終了しました。

中学校のすぐ隣にあるということで、通学路や部活動の練習場所として馴染みがあるとは思いますが、普段は知ることのできない早朝の仕事や祭典の準備などを通して、神社という存在をより身近に感じてもらえたのではないかと思います。

この時期の落ち葉掃きは大変!
修了証授与の後、宮司と記念撮影。お疲れさまでした。

11月月次祭(つきなみさい)並びに七五三祈請祭(きせいさい)斎行

平成28年11月15日

小春日和の暖かな日差しが差す11月15日、月次祭(つきなみさい)並びに七五三祈請祭(きせいさい)を執り行いました。

月次祭は、宮司以下神職・巫女による祭典のご奉仕で斎行致します。この日は七五三詣のご家族もご一緒に参列頂きました。

通常のご祈願とは違う、宮司による祝詞奏上・神前神楽「浦安の舞」奉奏など、お子様は真剣な面持ちで参列されていました。

祝詞は、大和言葉により奏上されます。その中に「国民」と書いて「おおみたから」と読む言葉があります。日本古来より、国民は国にとって宝であり、お子様はご家族・地域にとって宝です。

お子様の健やかな成長を、衷心よりお祝い申し上げます。

小野目 稲美

神前神楽「萬代の舞」
宮司玉串拝礼 初めての玉串拝礼です
祭典終了後、皆様の集合写真を撮りました

国宝大崎八幡宮仙台江戸学講座終了
並びに仙台江戸学10周年感謝の集い

平成28年11月17日

去る11月17日、最後の仙台江戸学講座が行われました。

第10期・第76回目の講座は入間田宣夫先生による「平泉と仙台藩」と題して講義頂き、10年続けてきたこの事業はこれで終了となりました。

仙台江戸学講座は御鎮座400年の御社殿保存修理の完了を機に、現在の仙台を形作った近世の歴史を宮城県民に広く知らせる必要性を感じ、また地域と歴史を学び直すことで地域活性化に些かでも寄与できればとの考えから活動が始まりました。

平成19年5月、元仙台市博物館館長 濱田直嗣様を初めとして、各専門家による様々なテーマの講座が年5回から10回程度開かれ、その講義ごとに叢書としてまとめていて、郷土の歴史を知る貴重で専門的な資料としても重宝されています。

翌18日には国際ホテルを会場として江戸学10周年の「感謝の集い」を催し、江戸学講師、関係者等30名の出席を頂いて盛大に開催されました。

始めに、小野目宮司より挨拶が行なわれ、来賓祝辞は宮城県慶長遣欧使節船ミュージアム館長 濱田直嗣様、宮城学院女子大学学長 平川新様よりそれぞれ御挨拶を頂きました。

続いて、江戸学講座の講師の手配、叢書の発刊等様々ご尽力を頂いた株式会社南北社代表取締役社長 玉田尊英様へ宮司より感謝状が贈呈されました。

仙台郷土研究会 会長 吉岡一男様に乾杯の発生をして頂き、それぞれ親睦を深めながら、会は和やかな雰囲気の中行われました。

最後の仙台江戸学講座(入間田先生) 感謝の集い 宮司挨拶
宮城県慶長遣欧使節船ミュージアム館長
濱田直嗣様 御祝辞
感謝状贈呈
株式会社南北社 代表取締役社長 玉田尊英様

「鎮守の森のプロジェクト」の皆様御来社

平成28年11月19日

去る11月19日「鎮守の森のプロジェクト」の皆様がどんぐりを集めに来社されました。

(鎮守の森のプロジェクトの髙橋事務局長は)『森の長城プロジェクトを引き継ぎ、設立から4年目を迎え、これまで2万5千人以上の皆様とともに、20万本以上の苗木を東日本沿岸で植樹してきました。震災から5年の節目となる来年は、宮城県岩沼市にて10万本の植樹祭を開催する他、福島県相馬市、南相馬市、そして岩手県では初となる山田町にて植樹祭を開催市します。

これまで多くの皆様の温かいご支援があり、プロジェクトを継続して参りましたが、植樹する場所はさらに拡大しつつあり、これまで以上に皆様のお支えを必要としています。』

公益財団法人 瓦礫を活かす森の長城プロジェクト

理事長 細川 護熙

「鎮守の森のプロジェクト」では集めたどんぐりを育て、災害から地域を守る森づくりをすすめる活動をしています。

天気は雨でしたが皆様力を合わせどんぐりを集めていました。

大崎八幡宮にも「鎮守の森」があります。

境内にも小さな芽がたくさん顔をだしてきました。

その小さな芽が大きくなり大崎八幡宮を守ってくれる「鎮守の杜」になるのです。

新嘗祭の斎行

平成28年11月28日

去る平成28年11月23日、新嘗祭を執り行いました。

11月23日は「勤労感謝の日」ですが、戦前までは宮中で行われる「新嘗祭」というもっとも大切な儀式を、国民がともに祝う大祭日でした。

大崎八幡宮においても新嘗祭は、年間神事の中で例大祭に次ぐ重要な祭典であり、その年の五穀豊穣を神に感謝する神事に氏子崇敬者の皆様より新穀や農作物、醸造品などが奉納され、神事を執り行いました。

神に祈り、感謝する事は信仰心の表れです。その心に御神徳が宿ります。

ご参拝の皆さまは、社殿前に奉献された新穀・野菜などの量の多さに大変驚かれ、八幡様の御神威(ごしんい)を感慨深く感じられていました。

小野目 稲美

境内の祓所にて、お祓いを致します 宮司一拝により、祭典が始まります
献饌の儀 宮司祝詞奏上
五穀豊穣の感謝を奉告します
神前神楽「浦安の舞」奉奏 宮司以下祭員玉串拝礼
奉献者代表として、ご参列頂いた崇敬者の太田様との記念撮影

全国神社関係スカウト協議会
東北北陸北海道ブロック反省会

平成28年12月8日

去る12月8日、神社関係スカウト協議会 東北北陸北海道ブロックの反省会が函館市内のホテルを会場に行われました。 当宮からは宮司以下職員4名、BS仙台27団から指導者2名が参加しました。

この反省会は、本年8月6日より3泊4日の日程で 伊勢の地を舞台として第12回神社スカウト全国大会が開催された際に、北海道、東北、北陸の各BS団にて野営キャンプサイトを協力して運営している関係から、1つのブロックとして活動をしていました。

反省会当日は、今大会の地区長をお勤め頂いた郡山市 開成山大神宮の宮本宮司さんや北海道神宮の吉田宮司さんをはじめとして、宮城・福島・北海道の各スカウト関係者総勢23名が出席し、今大会の反省点、また次回の第13回神社スカウト全国大会について熱のこもった意見交換がなされました。

終了後、スカウト関係者一同は函館が誇る五稜郭を見下ろす五稜郭タワーに昇って、ライトアップされた五稜郭や市内の夜景を楽しんだ後、タワー内の料理店にて懇親会を行いました。

翌日は、函館市鎮座 亀田八幡宮に昇殿参拝、由緒をご説明頂いた後、社務所内につくられた素晴らしい茶室を見せて頂いた後、解散となりました。

ホテルネッツ会議場 反省会 函館タワー展望場 土方歳三像とともに
懇親会 宮神S理事長 大崎八幡宮宮司挨拶 亀田八幡宮
亀田八幡宮昇殿参拝、由緒説明 社務所内の茶室
茶室脇の庭園 第12回神社スカウト全国大会

煤払い式斎行 お正月さま頒布開始

平成28年12月13日

去る、12月13日煤払いを執り行いました。

煤払いとは 正月事始めと呼ばれており、掃除とともにお正月に年神様をお迎えする為の準備を始める日です。

大崎八幡宮でも職員一同が朝早くに集まり、清々しく新年を迎えるように普段の掃除ではできないところなど綺麗にしました。

新年を迎えるにあたって お正月さまの頒布が始まりました。

大石段下の授与所でも頒布しておりますので足を運んでみてください。

皆様にとって良い年になりますように。

天長祭

平成28年12月23日

去る12月23日、午前10時より「天長祭」が執り行われました。

「天長祭」とは、今上天皇の御誕生日にあたるこの日に、国民が慶祝の意を表し、神祇の恩頼に感謝し、聖寿の万歳と陛下大御代の長久を祈念する祭典です。

雲ひとつなく、空はすっきりと晴れておりましたが、風がとても強く、やや足場の悪い中での祭典となりました。

雲の無い、澄んだ青空です。 「中祭」として、宮司以下神職は斎服
(白色の装束)での奉仕となります。
巫女による「浦安の舞」奉奏

年越大祓式

平成28年12月31日

12月31日(土)午後2時より年越大祓式を斎行致しました。

当日は穏やかな天候に恵まれ、本殿前に設置されたテントに入りきらないほどの方がいらっしゃいました。 この神事は、参列者が神職の「大祓詞」の宣読に沿って、麻縄を口で解き肩越しに投げ、切麻を撒いて自身を祓い、人形(ひとがた)で体を撫でて息を吹きかけ罪穢れを移すという神事です。

人形は、1月14日の松焚祭の忌火にてお焚き上げを致しました。

~大祓式の起源~

大祓式は毎年6月と12月に斎行されておりますが、起源は古く、須佐之男命が罪を犯し、高天原を追放された故事が始めとされ、その後災害疫病等の際にその都度行われていたものです。

現在のように定期的に行われるようになったのは、大宝元 (701)年からといわれております。

大祓詞を宣読し、白布を八つに割きます
縄を解き切麻でお祓いし人形に罪穢れを移します
人形を入れた紙包みを集め、参列者をお祓いします
神酒拝戴と神札撤下を行い、神事は無事に斎行されました