氏子(うじこ)とは、氏神様に育てられている子、という意味で、その土地に住む人々の同胞意識の上に名づけられております。同様に、産土神(うぶすなのかみ)の子であるとの意味から産子(うぶこ)と呼ぶこともあります。
歴史的な関連をもち、慣習上、その神社の「氏子区域」といわれる土地内に住み、その神社を信仰し、尊崇の誠をささげておられる人々を、その神社の「氏子」と呼び、同じように尊信されながらも、氏子区域外におられる人々を、崇敬者と呼びます。
神社総代とは、これら氏子・崇敬者のかたがたの代表となって、宮司(その神社に奉仕する神職の長)に協力して、神社の祭祀(さいし)、信仰、伝統の保持振興について奉仕される役割につかれている方々であります。したがって、徳望のあつい人々のうちから選任されることになっております。