服喪標準日数表の留意事項
人の死後にその霊を弔うために、親族などが一定期間家に籠もり、世俗事に係わらず慎んでいることを忌(いみ)といいます。忌のときは、喪服をつけて心身ともに慎んでいることをあらわしましたので、「喪に服す」とか「服喪」といい、服喪中は神事や祝い事を遠慮する習わしになっています。
今日では、服喪の期間は地方の慣習や家例にまかされていますが、近代化などの社会状況の変化もありますので、掲載の服喪標準日数表はひとつの目安としてご利用ください。
- 家族並びに同居家族の服喪日数は、各人の続柄によらずに当主または世帯主の服喪日数に従います。
- 祖霊舎(みたまや・神式の場合)や仏壇への合祀は、死後五十日以後を標準とし、忌(喪)明けのお祓いの後神棚の白紙を取り除き、神棚や神社への拝礼は平常にもどります。
- 年末に、近隣や友人・知人など親族でない家の葬儀に参列しても、正月飾りなどを取り納める必要はなく、清祓を受けてからお正月をむかえてください。地方によっては、葬儀の後に神職が清祓を行うようにしているところもあります。
- 事情により服喪日数を縮減する必要がある場合は、お祓いをうけてください。
- 詳しくは、お近くの神社へご相談ください。