57号 大崎八幡宮正月のご案内
昨今世界中に蔓延しております新型コロナウィルス感染症に対して大崎八幡宮では感染予防対策を行ってまいりましたが、正月初詣の時期が近づいてまいりました。
前回の正月初詣は今より厳しい状況である中、皆様のご協力により安心安全な初詣を実現することができましたこと、御礼申し上げます。
正月という古来より日本人にとって特別な時期であり、新しき年を迎えるにあたり、皆様に安心して参拝していただけるよう関係各所と情報共有や連携して対策を行ってまいります。
ご参拝される皆様には以下の通りご案内致しますので、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
〇「ご参拝時にはマスクを着用ください」
ご参拝や祈願の際はマスクの着用をお願い致します。
また、境内各所でのアルコール消毒やソーシャルディスタンスの確保にご協力願います。
〇「祈願・御守等の郵送受付について」
感染予防として人混みを避ける為に参拝をご遠慮される方はメールまたはFAXにて祈願や御守の郵送依頼を申し受けます。
昨年から今年にかけて大変多くの方にご活用いただきました仙台総鎮守 大崎八幡大神様のお力をお頒かちする崇敬の形として祈願祭斎行後、御札・御守を各ご家庭に郵送致します。
なお、上記ご案内の詳しい内容は当宮公式ホームページにてお知らせしております。参拝を検討されている方は一度ご覧いただけると幸いです。
大崎八幡宮防災施設整備事業について
当宮では本年10月より防災施設整備工事に着手しております。
事業自体は昨年4月から始まっておりましたが、基本設計から始まり、業者の選定、作業行程の精査を経て本格的な着工となりました。
この整備事業に至った経緯には文化庁の令和2年度の予算における「災害等から文化財を護るための防災対策促進プラン」のなかで「首里城跡やノートルダム大聖堂の火災を踏まえ、文化財を後世に継承するため、防火施設等の整備や、設計図や写真等のデジタル保存等の防火対策を行うとともに、防犯、 耐震対策等に対して補助を行う」事を定めた「重要文化財等防災施設整備事業(建造物)」によるもので文化庁からの補助を受けて行うものです。
当宮の防災設備には主なもので社殿や境内の消火設備がありますが、平成5年の大規模防災設備整備から20年以上が経過しており、水道管等の老朽化が進んでいる事とともに消防ポンプなどの機械部品が製造中止等により入手し難くなっていることが指摘されております。
当宮と致しましても現在まで不具合の度に修理補修を重ねて参りましたが、平成5年当時にはなかった祭儀棟、西廻廊、神輿殿等が竣功され、境内においての建造物の機能が大きく変更しているとともに平成23年の東日本大震災を経て耐震性能の不足の懸念があります。
そのため境内全体を対象とした消防計画を再構築し、今般の事業を行う事となりました。
その内容としては、放水銃、消火ポンプ、消火栓等の設備の更新の他、文化財保護法の基準として「消火設備を同時に.放水した際に50分間放水できる水量を確保することが望ましい」とあり、その条件を満たすため松焚祭斎場の地中に貯水槽を設置し、一部区間を共同溝化することにより各所への安定放水を可能としております。
ご参拝の皆様方にはご迷惑をお掛け致しますが、御社殿・境内各社へのご参拝は可能ですので何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。