水無月の大祓式・厄除祈願大祭について(ご案内)

令和2年5月7日

例年6月30日には「無月なづき大祓おおはらえしき」を執り行い、7月1日には昨年より「厄除やくよけ祈願きがん大祭たいさい」を齋行しておりますが、本年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、当日の祭典参列はご遠慮いただいております。

併せて直接社頭に祈願に訪れづらい方々のため郵送にての祈願受付も行っておりますので、HP上の「ご祈願ご案内」をご参照くださいますようお願いいたします。

「水無月の大祓式」は『拾遺和しゅういわ歌集かしゅう』にびと知らずで
 「無月なづきの しのはらえ する人は 千歳ちとせの命 のぶというなり」

うたわれておりますように、人が知らず知らずのうちに犯してしまう罪・穢れを半年ごとに祓い浄める、神話に起源を持ち平安時代から恒例として行われています日本の伝統行事であります。

大祓式の行事の後、かやで作ったを順序に従って三度くぐり抜け、無病息災を願う習わしです。

平成30年水無月の大祓式の様子

一方、7月1日の「厄除祈願大祭」は社殿前に設置された祈願串にご参拝された皆さまが願いを込めて書かれたものをお焚き上げすることで災いを祓って福を招く「攘災招じょうさいしょうふく」を中心として諸願成就を祈念する祭典神事でありまして、昨年令和の新しい御代を迎えたことにあたり、社殿前にて大々的に執り行われております。

令和元年厄除祈願大祭の様子

本年は新型コロナウィルスの一日も早い終息を願うとともに、国家安泰・世界平和を始め氏子崇敬者の皆さまの家内安全・身体堅固・無病息災ほか諸願の成就を祈念いたしまして斎行されます。

どちらの祭典も当日参列は出来ませんが、現在社殿前にて祭典日まで「大祓式」・「厄除け祈願大祭」両方の受付のご案内を設置しておりますのでご社頭にてご確認ください。

社殿前特設テントにて受付しております
テント内パネルにて申込み方法を説明しております
大祓式の神札とステッカー 厄除祈願大祭の神札と守護

厄除け祈願大祭について、祈願串ならびに神札・お守りのお申込みの仕方を写真入りで図解して説明しておりますパネルが特設テント内にありますのでそちらもご参照ください。

当宮におきましても毎朝御日祭にて新型コロナウィルスの鎮静祈願を執り行っておりますが、この度の感染症災害は一朝一夕には行かない辛苦を世界にもたらしています。

病める人が治り、悩める人が癒され、苦しむ人の苦が緩和されますように、まるで日本神話の天の岩戸開きのように常世の長鳴鳥が鳴いて太陽の光が訪れますように、平和な暮らしへの展開が訪れますことを願い、また時に神社境内において三密を避けた形で清々しい空気を味わって頂けましたら幸いでございます。

祭儀課 日野

奉祝天皇陛下御即位記念境内整備事業・境内社改築工事に伴い
「仮遷座祭奉告祭」が齋行されました

令和2年5月25日

大崎八幡宮には太元社を始め諏訪社、鹿島社、北辰社、龍神社、金刀比羅社の境内社があります。令和の御大典にあたり天皇陛下御即位記念事業の一環で、境内整備を行うこととなり、氏子崇敬者の皆さまにご奉賛のお願いをしておりました。この度境内整備としての境内社改築工事の中で、北辰社・龍神社の御社の仮遷座奉告祭を斎行致しました。

移設前の境内社

令和2年5月14日早朝、御日供祭にて北辰社・龍神社の御社移設の奉告祭を本殿にて執り行い、午前10時に両御社前にて清祓式を斎行。

北辰社前にて清祓式 宮司玉串を奉りて拝礼
北辰社 社殿額面 龍神社 覆屋内

北辰社は額面に「北辰稲荷神社」と書かれ、古くから境内社として記録にあり、寛政年間(1789~1801年)には祭祀されていました。 御祭神は「天御中主神あめのみなかぬしのかみで『古事記』冒頭に最初に現れる神です。天地を司る神とされ、「北辰ほくしん 」とは北極星の別名です。星の中心と天地の中心が同一視されました。天地、すなわち大自然を司るところから農業に関わる稲荷信仰に結びついたものと思われます。

龍神社は当宮境内地「四谷用水」の畔に祀られていたもので、新潟県長岡市鎮座金峯神社の御分霊と伝えられます。龍神は雨を降らせ雨水を司る神、海上安全の神ともされます。 「蛇王明神」とも言われるのは「龍」がそもそも水神の「蛇」を神格したことに由来し、龍神は海や川など水のあるところ各地で祀られております。

5月14日、15日と仮遷座に関わる祭典日は、そのような御祭神のご神徳もあってでしょうかとても好い天候に恵まれました。

5月15日 午後二時 北辰社・龍神社仮遷座奉告祭斎行

斎主禰宜、祭員浪打出仕の二人奉仕により宮司以下関係する職人参列のもと斎行されました。

始めに修祓 神饌・奉仕員・参列者をお祓いいたします

一時の仮宮にて正遷座するまでの間こちらにて鎮まり下さるようにと祝詞にて大神様にご奉告申し上げました。

斎主祝詞奏上

その後斎主、宮司、参列者の順に玉串拝礼を行い祭典は滞りなく終えました。

参列者玉串拝礼 宮司 参列者玉串拝礼 奥山殿 職人一同同拝
祭典終了の斎主一拝 一同これに倣います

この後しばらく末社の改築工事は続きます。
ご参拝の折には順路に沿って迂回して頂くことになりますのでご注意下さい。

現在の仮鎮座地においてご参拝ください

引き続き諏訪社、鹿島社の新しい御社の竣功・設置とともに、境内社の正遷座祭を執り行う運びとなっております。
境内社は本殿とともに歴史は古く、由緒があります。
そもそも境内社とは、本殿のご祭神をさらに守護するような形で御縁あって祀られたものです。
こうしたご時世でこそ、ご参拝された際には「境内社 参拝のしおり」をお手に取りご参照されながら、時にゆっくりと散策なされて境内の趣をより深く味わってみてはいかがでしょうか。

諏訪社、鹿島社 現在の様子

祭儀課 日野

筍のご奉納

令和2年5月7日

仙台では筍の季節は5月上旬、ゴールデンウィーク前後です。

今年はコロナの影響で人出も少なく静かな境内ではありますが、地域の方から筍の奉納がありました。八幡様やご参詣でご覧になられた方々は、日々の御加護に感謝を表す奉納に、崇敬の心を感じられた事と存じます。

総務課 小野目

令和2年5月1日 「月首(つきなみ)祭(さい)斎行(浪打出仕初奉仕)」

令和2年5月2日

去る令和2年5月1日、月首祭を斎行致しました。当宮では毎月1日・15日にそれぞれ月首祭・月次祭を斎行し、国の安寧と世界の平和を八幡様へ祈念申し上げております。大崎八幡宮の年間祭典は、日毎、月毎の祭典を含め400回程行われております。今回が過ぎ、新人職員の浪打出仕も國學院大學で培った経験を活かし、先輩神職と同様に奉仕致しました。

祭典開始の号鼓と共に社務所前より祓所で修祓の後、御社殿まで参進する際、末席の神職は前導という所役を行います。前導は祭典中の道案内役として宮司の斜め前を歩きます。(写真①)その際、当然ながら道を間違えてはいけません。その上参進する全員の足並みを揃える必要がある為、前日に浪打出仕は何度も練習と確認を行っておりました。

「① 参進の様子」

祭典中は献饌という神様にお供え物を運ぶ際の手長所役(写真②)や玉串拝礼時の宮司以下神職全員で動きを合わせて参拝する座後列拝など、一生懸命心を込めて八幡様へ奉仕する姿勢や先輩神職へ迷惑を掛けぬよう気を遣う様子がうかがえました。

「②献饌」 「③玉串拝礼」

新型コロナウィルス感染症の終息を願う祝詞奏上中、外の様子を見てみますと参拝に訪れた方々が自主的に一定の間隔を開けて祭典を見学されておりました。今も昔も疫病の終息を神様にお願いする姿勢は信仰心篤い日本人らしさです。当宮では安心してご参拝頂けるよう感染防止を徹底しておりますが、重ねて各自十分に対策をして頂けますようお願い申し上げます。

「④祭典を見守る参拝者の様子」

祭典後、浪打出仕初奉仕ということで社務所前にて記念撮影を行いました。以下浪打出仕初奉仕の感想です。

祭儀課 出仕 浪打佑介
この度、初めての月首祭をご奉仕させていただきました。前導所役は祭員の方々をお導きする大切な役割を担っているため、終始気を抜けません。

八幡様に失礼のないように、祭典の進行を妨げることのないように気を引き締め、程よい緊張感でご奉仕する事が出来たと振り返ります。その中で、歩き出しの際に足の出し方を間違えるなどの細かい反省点がありました。繰り返すことのないように意識し、これからの祭典奉仕に臨みます。まだまだ未熟な私ではありますが、誠心誠意努めてまいります。

「⑤祭典後、社務所前にて宮司以下奉仕者全員で記念撮影」
「⑥浪打出仕祭典初奉仕後も緊張が中々解けない様子でした」

(奉賛課 石垣)

八幡宮境内での楽しみ

令和2年5月

今年のゴールデンウィークを迎えた八幡宮は、新型コロナウィルス感染防止対策により閑散としています。 ほんの1カ月か2カ月前には予想だにしなかった静寂の令和2年の新年度を迎える事になろうとは。

4月入社の新入職員にも活躍を期待しておりました折り、新型コロナウィイルス感染防止の処置がとられ、全国に緊急事態宣言が発出されました。 「宮城県・仙台は大丈夫だろうか。」と危惧しながら、静寂な境内で毎日お勤めしております。

4月1日の月首祭、4月15日の月次祭と極限られた参列者と職員で御奉仕申し上げ、4月29日には「昭和祭」を御奉仕申し上げました。 4月29日は昭和天皇様のお誕生日で、嘗ては「天長祭」としてお祝いの祭典を斎行しており、国民挙ってお祝いを申し上げておりました。

明治以降の我が国の近代史を紐解くと近代化の歴史の流れの中にあって、先の大戦を迎えざるを得なかった事はご承知の通りであります。 昭和天皇様は、戦中戦後の混乱期を乗り越え、世界的に経済大国の仲間入りする為に尽くされた事もご承知の通りであります。

昭和・平成・令和と引き継がれております「常に国民と共に・・・。」の歴代陛下のお言葉の中に秘められている御心に感銘を受けるのは私共だけではないと思います。

昭和天皇御製
   城あとの 森のこかげにひめしゃがは
       うす紫に いま咲きさかる
           昭和38年5月18日

この御製は、昭和天皇様は、今から60年程ほど前に仙台に行幸啓遊ばされ、青葉山にある東北大学植物園にお立ち寄りになられた時に読まれた御歌ですが、今、八幡宮境内には「ひめしゃが」満開に咲き誇っております。

残念ながら、現在の状況では満足するまでご覧戴けませんが、せめて「鳩子の部屋」で境内の樹木下に咲き誇っている薄紫の「ひめしゃが」の画像をお楽しみ下さい。 また、そんな「ひめしゃが」に見とれていましたら、「筍」が芽を出しているのを発見しました。

皆さん判りでしょうか。

私たちは、この度の新型コロナウィルス禍の中にあって八幡様をお守りする立場ですが、大崎八幡宮の境内だけでも楽しみを見つけることができました。 八幡様に感謝。

(目)