雅楽の夕べとは

「雅楽の夕べ」は、御鎮座390年を記念として平成8年8月に初めて行われました。

以来毎年の行事(8月12日に斎行)として定着しております。 真夏の夕暮れ、かがり火のもと舞う舞人とそれを包み込む音楽は、幻想的な古代へと誘います。

拝観料はお一人 3000円お納めください。
事前予約、又は当日お申し込みください。

雅楽とは

雅楽の源流は7世紀から9世紀のあいだに、アジアで栄えた音楽であります。もともとは大陸のいろいろな地方の民謡や舞踊に由来するようです。インド、ペルシャ、唐代の中国、新羅・百済・高句麗の古代朝鮮三国に起こったこの音楽は、8世紀に日本に渡来しました。現在日本で演奏される雅楽は、この音楽の編曲と改作、それに同様の様式による日本人の作品から成り立っています。

雅楽は、歌と管絃と舞楽に分けることが出来、古来皇室の祭祀・典礼・節会あるいは御遊に用いられ、また神社仏閣の行事名などにも演奏されてきました。奈良・平安朝はその最盛期ともいわれる時代でしたが、武家政治の世になると雅楽の催される機会が次第に減少し、ことに応仁の乱以後は楽人も多く解散し、楽曲の失われたものも少なくありませんでした。くだって、桃山時代以後は、朝廷や幕府が雅楽の再興に力をそそいだ結果、古来からの伝統と面目とを現在まで継承することが出来ました。

今年度の雅楽の夕べ

日程

日 時
8月12日
【受      付】    午後6時より
【祭      典】    午後6時30分より
【雅楽の夕べ】  午後7時より
場 所
御社殿前特設舞台

祭イメージ

祭イメージ神前神楽 青葉の舞

祭イメージ

祭イメージ

伶楽舎

祭イメージ御神楽 其駒-人長舞

祭イメージ舞楽 還城楽 ©伶楽舎

出演

・ 伶楽舎  ・ 大崎八幡宮職員

伶楽舎プロフィール

雅楽の合奏研究を目的に昭和六十年に発足した雅楽演奏団体。
音楽監督・故 芝祐靖(しばすけやす)氏の指導の下で、現行の雅楽古典曲のみならず、廃絶曲の復曲、正倉院の復元古代楽器による合奏、雅楽器での現代曲の演奏等従来の枠にとらわれない自由なアプローチで活動を展開している。

これまでの主な活動としては、国立劇場、大阪 いずみホール、八ヶ岳高原音楽祭、埼玉芸術劇場、PMF札幌、東京オペラシティ等に出演。 海外においても広くアメリカ、イギリス、ドイツ、スペイン等で演奏している。また、自主企画として自主公演やミニコンサートで、復曲や新作を中心に演奏会を続けている。
なお、「伶楽舎」とは、楽人の祖とされる古代中国の「伶倫」に因んだ会名で、「伶倫楽遊舎」を略称したものである。

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