■『煤払い式』斎行、お正月様頒布開始 (12月13日)
本年も余すところ残りわずかとなりました。当宮でもお正月に向けての準備が着々と進められております。その中の一つで、一年の穢れを祓う「煤払い」、(家庭で言う「大掃除」)が去る12月13日(土)に行われ、拝殿や石の間、回廊などが神職・巫女の手により隅々まで清められていきました。 また、長床などの普段は手の届かないような所も、青竹を編んで作ったお手製の箒で重要文化財に少しでも傷が付かないように、慎重に祓い清められました。
この「煤払い」が終ると、授与所では新年のお正月様の頒布が始まります。
皆様も家の大掃除を済ませ、一年間無事に過ごせた事を神様に感謝し、八幡様より新しいお神札を受けてお祀りし、清らかな気持ちで新年をお迎えいたしましょう。
尚、神棚をまだお祀りしていないご家庭には当宮にて「簡易神棚」を無料で頒布しております。詳しくは社務所までお問い合わせください。






威儀の物や案を元の位置に戻します 拝殿や渡り廊下も丁寧に


長床を竹箒で祓い清めます
■『日本一の大門松!』 (12月7日)
1年も早いもので、本年も残り僅かとなりました。当宮では、大祓式・正月・松焚祭を前に着々と準備が進められており、八幡様の境内は徐々にあわただしさを増しています。
そんな中、12月6・7日の2日間にわたり当宮恒例の大門松が飾らされました。制作には、福島県鳩の森園芸の阿部さんのご奉仕、また当宮職員もお手伝いをし、高さ8.8m・周囲4.5mの大門松が飾られました。制作は、写真をご覧頂くと分かるとおり、取って付けたようなものではなく、わら・松等の全ての下準備を行い、そこから段階を経て徐々に形にしていく、大変手間のかかる作業です。
今年で15回目の制作をご奉仕頂いた鳩の森園芸の阿部さんでさえ、「毎年の事だが、この大門松で使うわら・松の量にはビックリさせられるよ」と、驚嘆するほどこの大門松の甚大さが伝わります。
実物をご覧になった方はお分かりだと思いますが、一見門松と言われなくては分からないほどの大きさに圧倒されることでしょう。看板には「日本一」の文字が掲げられていますが、「世界一」と言っても過言ではないでしょうか。
【大門松ができるまで・・・。 】









【16〜17 完成後のお祓い 】


【 大門松へ神酒を供え、平成21年の安泰を祈念 】
【 写真に納まりきれないので、分けて写しました。 】


【 仕女さんと比べると、この大きさが分かるでしょう。 】
■『新嘗祭斎行』 (11月23日)
11月23日といえば、「勤労感謝の日」として国民の祝日となっておりますが、本来は、宮中のみで行われていた儀式ではなく、民衆の間にも新しい穀物を神に供え、それを食べて収穫を祝う習俗がありました。
新嘗祭は古く、宮中の儀式として形がととのったのは、飛鳥時代の頃とされており、天皇がその年に収穫された新穀や新酒を天照大御神をはじめとする天地の神様にお供えをし、農作物の恵を感謝するお祭りです。
当宮においてこの「新嘗祭」は、年間の祭典の中でも2月17日に大神様に五穀豊穣を祈る「祈年祭」と同じく八幡宮のお祭りの中でも特に重要な「大祭」に位置づけられております。
前日より、氏子・崇敬者の方よりその年に収穫された新穀・野菜・果物など沢山の種類のご奉納を頂き、ご神前へお供えをします。
また、当日の祭典では宮司が祝詞を奏上し、五穀豊穣の感謝を申し上げ、巫女による「浦安の舞」奉奏、玉串を奉り、滞りなく執り行われました。


宮司・祭員・仕女が参進し、 宮司祝詞奏上 仕女により「浦安の舞(扇舞)」の奉奏。
本殿に進みます。


鈴舞 宮司、玉串を奉りて拝礼 職員による雅楽奏楽

今年も沢山の新穀・野菜・果物等のご奉納を頂きました。





■『七五三祈請祭斎行』 (11月15日)
去る11月15日(土)、毎月斎行している月次祭に合わせ、七五三祈請祭が執り行われました。
今年は土曜日ということもあり、7人の子供たちが参列する中の斎行となりました。まず始めに献饌、宮司による祝詞奏上、巫女舞の「萬代の舞」奉奏後、玉串拝礼、子供たちもご両親に見習い一生懸命に手を合わせていました。
祭典終了後、参列した子供たち・ご両親と宮司・祭員と一緒に本殿前にて記念撮影を行いました。 天和元年(1681)徳川綱吉の子・徳松公を11月15日に祝ったのが始まり、と言われておりますが、子供の無事と健やかなる成長を祈る親心は、昔も今も変わりはないようです。
■『第6回 宮城神S(みやぎしんえす)の集い』が開催されました。
当大崎八幡宮が育成団体となっている「日本ボーイスカウト仙台第27団」は、宮城県内でボーイスカウト活動を行っている日本ボーイスカウト岩沼第1団・日本ガールスカウト宮城1団(共に育成母体は岩沼市鎮座「竹駒神社」)と伴に、宮城県神社関係スカウト協議会に加盟しておりますが、互いのスカウト活動への助言と親睦を兼ねて、毎年持ち回りで「宮城神Sの集い」を開催しております。
今年はガールスカウト宮城1団が担当となり、去る10月26日「グリンピア岩沼」を会場に自然に親しむ『ネイチャーゲーム』を楽しみました。
当日は、うす曇のではありましたが、自然の中でのゲームや活動は、各団の保護者をも交えて、スカウト共々楽しい充実した1日を過ごすことが出来ました。
ガールスカウト宮城1団の皆さまご苦労様でした。
単独の団・隊での活動のマンネリ化もあり、特に当宮を活動拠点としている仙台第27団のリーダー不足は否めない事実であり、指導者たちのスキルアップにもつながるこのような他団との交流会は絶好の機会となり、スカウト達もかなりの影響を受けているように思われ、リーダー・保護者も互いにその指導方法などの情報交換と親睦を兼ねての活動でした。
「神社スカウト協議会」は、育成母体を神社に置くボーイスカウト・ガールスカウトが「全国神社スカウト協議会」を組織し、5年に一度、三重県伊勢の地で開催される「神社スカウト全国大会」の為に、各県毎にそのスカウト訓育の発展に努力しております。
次回の第11回神社スカウト全国大会は、平成23年開催の予定であります。

開会式


講師紹介とプログラム説明 ミクロの探検


ビーバーさんも元気です!


ネイチャーゲーム「いもむしキング」


ネイチャーゲームの終了


ネイチャーゲームの講評


昼食は豚汁!
閉会式
■「宮内庁式部職楽部雅楽演奏会」 (10月25日)
宮内庁楽部の楽師(がくし)が演奏する雅楽は,国の重要無形文化財に指定され,楽師は重要無形文化財保持者に認定され,千数百年の伝統ある雅楽を正しい形で現代に伝えています。
去る10月25日、本年4月に奉職したばかりの谷津田出仕・本田仕女の職員2名が、この雅楽演奏会に行って参りました。 当宮では既報の通り、祭典における雅楽の奏楽をすべく、神職・仕女の職員は、習得に日々研鑽を重ねております。
今回、初めて雅楽を目の当たりにした谷津田出仕は「とても良い経験になりました。楽部の様な演奏が出来るよう練習を重ね、早く祭典にて奏楽できるよう努めたい」と意気込みを話した。
是非この機会を活かし、雅楽習熟に励んで欲しいものです。

演奏で使われる、大太鼓と大鉦鼓 奏楽・舞楽が行われる舞台
■「参拝記念スタンプ完成!!」
当宮では、仙台宮城デスティネーションキャンペーンを記念して、参拝記念スタンプを制作いたしました。スタンプは2種類作られ、一つは国宝であるご社殿を基調としたもの、もう一つは八幡宮の象徴とも言うべき鶴をメインにしたものです。
ご参拝の際は、どうぞお気軽に押印して下さい。
■「地久祭」 (10月20日)
地久祭(ちきゅうさい)とは、皇后美智子妃殿下のお誕生日をお迎えするにあたり、慶祝の気持ちをこめ、我が国の発展と世界平和を祈る祭典です。
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■「神嘗奉祝祭」 (10月16日)
神嘗祭(かんなめさい)とは、その年に収穫された新穀を、全国の神社が本宗と仰ぐ日本の総氏神様である伊勢の神宮へ奉り、収穫感謝を申し上げるお祭りです。この祭典は、神宮の正月とも言われ、祭典を前に御装束・祭器具等の一切が新調されます。宮中においても天皇陛下御自ら水田にて稲をお作りになられ、様々な祭儀が執り行われ、豊年を祝しました。
当宮においても、神嘗祭当日(10月17日)に奉祝の気持ちを込めて祝詞を奏上し、巫女舞が奏され、神嘗奉祝祭が執り行われます。
■「第16回「国旗のある自由画展」表彰式」 (10月18日)
当宮では、宮城県神社庁主催の「国旗のある自由画展」に合わせ、5月の皐月祭・9月の例大祭を前に4歳児から小学校6年生を対象に「国旗のある自由画」の作品を募り、祭典期間中に境内に掲示して展覧会を行っておりますが、この度、その作品を出展致しました。
県内各地から314点の応募があり、特選から特別賞まで20点が表彰されましたが、その内当宮より250点の作品を出展したところ、県内在住の画家・畠山信行先生を中心に行われた厳正な審査の結果、特選1点、準特選2点、入選10点、特別賞1点、宮司賞1点がめでたく選ばれ、去る10月18日(土)、宮城県神社庁で表彰式が行われました。
受賞者の皆様、誠におめでとうございます。 また今回、特選、準特選に入賞した作品につきましては、これから開催される、社団法人日本国旗協会主催の全国展に出展されます。
来年もまた皐月祭を前に、作品の募集を行う予定でございますので、たくさんのご応募お待ちしております。
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■「ご結婚、おめでとうございます。」 (7月〜9月のご本殿での結婚式)
大崎八幡の大神様の大前において、次の方々がご結婚されました。
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八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。
■「例大祭斎行」 (9月14日・15日)
大崎八幡宮の例大祭は、年に数度斎行される大祭の中で最も重要な祭典であります。また例大祭は、八幡大神様の「おまつり」として斎行され、氏子崇敬者が常にお守りくださる八幡大神様に感謝し、御神徳を称える祭典であります。
藩祖伊達政宗公は、仙台開府に伴い、直ちにその鎮守として慶長9年より三ヶ年の歳月をかけて御社殿の御造営に取り掛かり、慶長12年(1607年)8月12日、御神体をお祀りする遷座祭を斎行、14日には盛大に奉祝大祭が行われ、以来仙台総鎮守として代々尊崇されてきました。
当宮の例大祭期間中には、9月1日の『鳥居祭』から始まり、14日の『献饌式』『能神楽』、15日の『神幸祭』『鏑流馬神事』などの神賑行事がありますが、その中でも14日夕刻より行われる『能神楽』(宮城県無形民俗文化財)は、献饌式後に御神慮を和ませるという「饗宴」の形を今に伝える重要な伝統行事であります。
また、『鏑流馬神事』にあっては「吾妻鏡」によると古来、武士の教練のために行われていました。八幡宮の鏑流馬は遠田郡田尻町に鎮座していたことより、9月15日の例大祭で斎行されていたと記録されており、この地に遷座したあとも現在に至まで途絶えることなく、県内在住の有志によりその行事が伝えられております。
次に、『神幸祭』(神輿渡御)でありますが、御社殿での献饌式ではそのご参列に限りがあり、広く地域の方々が神恩に感謝し御神徳を称える機会を設けるとともに、地域の発展と安寧を願う神事であり、その奉仕者は氏子区域はもとより仙台市内一縁から500名を超える方々にご奉仕頂いて現在に至っております。
9月1日 「鳥居祭」
鳥居祭は、事故無く盛大に執り行われることを祈念し、外部からの罪穢れを防ぐ為のお祭りです。
ご神前に最も近い三ノ鳥居に縄が張られ、お祭りまでの間は通行禁止となります。
この縄は、9月16日の神幸祭・神輿渡御の出幣式の時に裃姿の先達の手により切断され、三ノ鳥居を神輿が通った後に初めて通行が許可されます。
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大麻(おおぬさ)と切(きり)麻
例大祭までの清浄をお守りいただく神様に神饌(御酒・
(ぬさ)を用いて鳥居を祓い 鰹の生節・梅の酢漬け・茄子の漬け物)をお供えします。
清めます。
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宮司、祝詞奏上
伝播八幡井組雀踊り保存会による雀踊り奉納演舞
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9月5日 「鈴の緒奉納式」
皆さんは本殿の鈴の緒(参拝する際に鳴らす鈴を振る緒)が、毎年取り替えられているのをご存知でしたでしょうか?
毎年例大祭を前に、崇敬の篤い方々の御奉納により、新たに鈴の緒を調整されております。
鈴の緒には、皆様の御祈願の成就を祈念し、御奉納頂いた方のお名前と祈願を浄書します。さらに御奉納頂いた方をご案内し、一緒に作り方を行っています。写真の通りただ皆様に御奉納頂くのみならず、実際にご自分の手で作って頂き、出来上がった鈴の緒はそのまま御社殿にて奉納式が斎行され、拝殿に下げられます。
自分で奉製した鈴の緒だけに、思いも深く、鈴の緒を振る音は、高らかに神様のもとへ届くことでしょう。
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何枚も重ねた布をまとめて棒状になった布をねじりながら 鈴の緒の出来上がりです。
1つの棒状にしていきます。 編みこみます。
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早速、拝殿・末社に取り付けられます。
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9月14日 「献饌式」
献饌式とは、八幡大神様に、米・酒をはじめとして海の幸・山の幸をお供えする年間祭典行事の中でも特に重要な祭典です。例大祭が無事盛大に行われるよう祈りを捧げます。
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宮司以下神職・巫女・責任役員・総代、参進
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「献饌の儀」米・酒を始め、海川山野の幸を神様にお供えする重要な儀
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笛の音に合わせ、宮司祝詞参進。
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御神楽「浦安の舞」奉奏
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宮司以下神職、玉串を奉りて拝礼
責任役員、玉串拝礼
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沢山のご参列を賜りました
9月14日 「能神楽奉奏」
夕刻より行われる「能神楽」(宮城県民族芸能文化財)は、この献饌式後に御神徳を和ませるという『饗宴』の形を今に伝える重要な伝統行事であります。
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9月14日 「ちびっこまつり」
お祭りを子供たちにも楽しんでもらおうと始まった「ちびっこまつり」。みんなで楽しめるゲームや、最近話題の歌謡曲を歌い、盛大に行われました。
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9月15日 「神幸祭」
例大祭の中で一番の盛り上がりを見せるのが「神幸祭・神輿渡御」です。約1tあるといわれるお神輿を100名の男性が交代で担ぎ、それに女御輿、子供御輿、4歳から9歳までの男の子が流鏑馬の格好に扮した騎射子行列など、約150米の行列が町内を練り歩きます。
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縄を切断する前に大麻・御塩にてお祓い
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気持ちを落ち着かせ、一気に刀を振り落とします。
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一ノ鳥居をくぐり、いよいよ町内へ巡幸します。
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子供御輿・騎射子も元気いっぱい歩きました。
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神輿の巡幸を奉祝し、雀踊りの演舞が境内を賑わしていました。
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お祭りに参加した良き思い出に。
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9月15日 「流鏑馬神事」
当宮の流鏑馬は、遠田郡田尻町に鎮座していた頃より、9月15日の例祭に斎行されていたと記録されており、現在に至るまで途絶えることなく継承されております。
先ず、安全斎行を祈願し本殿にて出陣式を執り行い、その後神職が馬をお祓いします。次に二回の練習後、奉行の合図と共に馬場祓役が馬場元より馬場末までの罪穢れを祓い清め、3人の射手が各々3回づつ馬場に設置された3箇所の的をめがけ矢を放ちます。
当宮の馬場は距離が短く、射手にとっては大変難しいとされており、近年の的中率は、あまり好評では、ありませんでした。しかしながら、本年は8本の的に的中、更には3連続の的中が2回と大変賑やかな神事となりました。
馬場祓役により馬場が清められる
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的中の瞬間「お見事!!」
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9月15日 「神賑演芸大会」
例大祭最後の日程となるのが、「神賑演芸大会」。午後6時より広場特設ステージにて、数又社中による津軽三味線の演奏からマジック、恒例の大抽選会が行われ、例大祭は盛大に締めくくられました。
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■ 「御鎮座記念祭斎行」
(8月12日)
去る8月12日(火)、社殿前特設舞台において、本年で13回目となる「御鎮座記念祭〜雅楽の夕べ〜」が斎行されました。
当宮では、平成18年に御鎮座四百年を迎えました。それを記念し、仙台藩祖伊達政宗公が仙台開府にあたり詠んだ歌に、日頃職員に龍笛をご指導頂いている、雅楽演奏団体『伶楽舎』の音楽監督の芝祐靖氏に曲をつけて頂き、また笙・舞のご指導を頂いている、笙の演奏家として国際的に有名な宮田まゆみ氏に舞をつけて頂きました。そしてさらに装束等の準備が進められ、今回、巫女舞「青葉の舞」として初演を迎える運びとなりました。
この「青葉の舞」の他に、巫女舞「萬代の舞」、神職が舞う「人長の舞」は、今年の4月より稽古が始まり、月に2回、多いときで3回と宮田先生に来ていただき、稽古を積み重ねてきました。
当日は、雨の心配も無く天候に恵まれ、約300名の参拝者の方が訪れました。
この地に鎮座した日をお祝いするに相応しく、無事盛大に斎行されたことに、八幡様もお喜びになったのではないでしょうか。
神前神楽 青葉の舞 ―入りそめてー
仙台藩祖伊達政宗公が仙台開府にあたり、その末永い繁栄を願って詠んだ歌で、
入りそめて 国ゆたかなる みぎりとや
千代とかぎらじ せんだいのまつ
に、平成十八年の御鎮座四百年を記念し、大崎八幡宮の神前神楽として作曲、舞、装束等の準備が進められ、今回初演となる巫女舞です。
「曲」は八百余年の伝統を持つ奈良伶人の家系に生まれ、元宮内庁楽部楽師で、現芸術院会員、伶楽舎音楽監督として活躍されている芝祐靖氏、「舞」は笙の演奏家として、国際的に有名な宮田まゆみ氏によるものです。
装束は杜の都仙台に因み、舞楽狛鉾≠ニ同系で萌黄色(緑色)を基調とし、『頭』には天冠、『執物』として真榊、時の花束。『袍』には社殿正面の千鳥破風彫刻の「鶴」が刺繍され、その上に着けている『裲襠』の地紋は七宝に鶴紋・花菱紋の綾錦地に、四ツ手雲金裲地で縁取りがなされていて、宮内庁御用達の(株)大槻装束店(東京・上野)が奉製致しました。
政宗公に相応しい勇壮な舞になっており、前半は真榊、後半は花束を手にした巫女の四人舞で奏されます。


神前神楽「萬代の舞」 御神楽「其駒−人長舞」

神前神楽「青葉の舞」
■ 「七夕祈願祭斎行」
(8月8日)
去る8月8日(金)、本殿にて七夕祈願祭が厳粛に斎行されました。
この祭典は、当宮では毎年7月1日より仙台七夕最終日にあたる8月8日までの1ヶ月間、境内に笹竹を設置し、参拝者の皆様に自由に願い事を書いてもらい、笹に結んでもらっています。
そして、その短冊をご神前にお供えし、神職が祝詞を上げ、皆様の願い事が叶います様祈願をするものです。 また既報の通り、当宮では全国の事業所等で行われた、七夕行事で飾られた短冊の奉納を、8月20日まで受付しております。
詳しくは社務所までお問い合わせ願います。


社殿前に設置された七夕短冊揮毫所


この笹竹に自由に結んでもらっています 長床の間の七夕飾り


短冊を神前にお供えします


神職による祝詞奏上 笹に結んだ短冊をお祓いし、神事終了です
■ 「役員総代、流鏑馬研修行われる」
(8月3・4日)
去る8月3・4日の2日間、役員・総代・神職の11名で、栃木県日光市へ行って参りました。
今回の目的は、「特定非営利法人 小笠原流小笠原教場」主催の騎射・歩射体験会に参加する事。
当宮では、平成18年に御鎮座400年記念大祭が完遂されたことを皮切りに、例大祭の伝統行事の1つである、「流鏑馬神事」を今一度見直し、『大崎八幡来由記(当宮を仙台に勧請した由来を、文と絵で説明したもの)』に描かれている、勇壮な流鏑馬を奉納する射手と奉行、幸せを呼ぶ的を奪い合う見物衆のような賑わいのある「流鏑馬神事」にできないものかと、役員総代会で提案があり、今回の研修旅行の企画にいたりました。
3日当日の「特定非営利法人 小笠原流小笠原教場」主催の騎射・歩射体験会では、小笠原流小笠原教場31世宗家・小笠原清忠氏を始め門人の方々の直接のご指導のもと、実際に弓を引き矢を放ち、馬に乗り、我々が目にする流鏑馬に至るまで、1日の限られた時間の中で、とても濃厚な体験をすることが出来ました。
またこの体験会に準じて、小西美術工藝社(御社殿保存修理工事漆塗り工事を施した)の「うるし博物館」や「うるし工場」の見学、4日には、仙台藩2代藩主・伊達忠宗公が造営奉行となり造られた日光東照宮にて、神職により由緒等の説明を受けた後、正式参拝、更には宮司様との面談をし、流鏑馬神事について詳しくお話を頂くことが出来ました。
今回この研修を行った事により、身をもって流鏑馬を体感できたことで、「大崎八幡宮流鏑馬神事」の更なる賑わいを見せるよう、職員一同励んで参りたいと思います。

流鏑馬の準備体操


馬上での姿勢です





役員・総代、身をもって体験



馬に乗る(乗せられている?!)菅野・早坂両総代 馬上での準備体操。馬と触れ合います


当宮職員も実際に馬に乗り、弓を放つ
ご指導頂いた31世宗家・小笠原清忠氏

うるし博物館にて小西館長より説明をうける


東照宮晃陽苑にて疲れを癒す。「乾杯!」

日光東照宮にて参拝。神職より案内を頂く

東日本一の五重塔 伊達政宗公より奉納された南蛮鉄灯籠

牡丹の花に眠る「ねむり猫」 「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名な神厩
日光東照宮・宮司様よりお話を頂く役員総代
■ 「太元社例祭斎行」
(8月1日)
去る8月1日、恒例の太元社例祭が執り行われました。
この日は昭和56年8月に、現社殿の竣工式太が行われた日に因んで、毎年8月1日に例祭を行い、厨子の御扉が開かれ、御神像としてお祀りされている「太元帥明王」を拝観することができる唯一の日です。
当日は、大変蒸し暑い中ではありましたが、責任役員・総代・地区世話人の方にご参列を頂き、祝詞奏上・御神楽「浦安の舞」の奉納、玉串拝礼を行い、とどこおりなく祭典を斎行致しました。
〜御由緒〜
太元社には大元帥明王が祀られ、邪鬼を懲らしめ、福を招く神として尊崇されている。
創建時期は不明であるが、元禄11年(1698)の古図に拝殿前西側に記載されていることから、それ以前と推定されており又、厨子の扉には享保4年(1719)、仙台藩五代藩主伊達吉村公が武運長久と子孫繁栄を祈念し勧請した事が記されている。
明治初期の神仏分離により拝殿前より現在の場所に遷御され、現社殿は昭和56年に氏子崇敬者の寄進により再建されたものである。爾来、竣功式が斎行された8月1日に毎年例祭を斎行している。
尚、平成9年3月に厨子内に祀られている木造の太元帥明王立像が仙台市の有形文化財に指定されている。

宮司以下神職・仕女・参列者 参進


「献饌の儀」神様にお供えいたします 宮司祝詞奏上


御神楽「浦安の舞」奉納


参列者 玉串を奉りて拝礼 太元社前にて記念撮影
■(株)日本航空インターナショナル殿
「七夕短冊奉納祈願祭」
(7月22日)
八幡宮では、仙台七夕に因み、全国の事業所・団体で集められた祈願短冊の奉納を受付け、祈願祭を執り行っております。
(株)日本航空インターナショナル(JAL)では、本年7月7日に恒例の「七夕まつり」が行われ、全国の各空港のロビーに笹飾りが設置されました。夏休み間近のこの時期に、観光にビジネスにJALカウンターを訪れる利用客は、旅の安全やら諸々の願い事を用意された短冊に書き、笹竹に結び祈願しました。
この短冊は、毎年当宮へ奉納され、祈願祭を斎行しています。
本年は7月22日、国内各地の空港で集められた約39,000枚の短冊は、当宮に奉納され、取締役空港本部長以下客室乗務員・スタッフ計30名の参列のもと、「七夕短冊奉納祈願祭」が執り行われました。


お清めのお祓い 神妙な面持ちで祈願を受けるJALの社員

短冊を神前に供える「献饌の儀」
短冊の願い事が叶います様、 祝詞にて祈願


笹飾りの前にて祈願を込め記念撮影
■「十二軒丁・愛宕神社例祭 斎行」
(7月20日)
去る7月20日、当宮小野目宮司が兼務する十二軒丁・愛宕神社(仙台市青葉区八幡1丁目鎮座)の例祭が執り行われました。
愛宕神社は、防火鎮火の神とされています。
創建については詳しく分かりませんが、宝永7年(1710)に龍寶寺門前町から出火し、仙台北部全域を焼失する大火があった為、愛宕神社をこの地に祀ったのではないかと推測されています。社殿様式がそれを裏付けています。境内地は56坪という小さな神社ではありますが、去る7月20日、曇り空の下ではありましたが、祭典が執り行われました。
祭典終了後には、子供会の皆さんによるお御輿渡御、また十二軒丁親交会が中心となり、屋台出し物、ビンゴゲーム、雀おどり、あんどんコンクールなどが行われ、本務社である大崎八幡宮の祭典とは、一味違素朴な「おまつり」ですが、いつも静かな境内も活気に満ち溢れ、盛大にお祭が行われました。

宮司、祝詞奏上 御神楽「浦安の舞」奉納


役員・総代玉串拝礼 子供会の皆さんも参列




小さい神輿ながらも、元気いっぱいの掛け声で町内を巡幸す
■「第6回仙台・江戸学開講」
(7月16日)
去る7月16日(水)、第6回仙台・江戸学が開講されました。
今回は、約90名の受講生の方々に、宮城県地名研究会会長の太宰幸子先生より「仙台城下の地名」と題し、お話を頂きました。
「地名」というと昔から残っているものと思いがちですが、多くの地名が消えてしまっていたり、昔に比べると多少変わっていたりなど、変化があることに気づかされました。
また、宮城県の地名には、さまざまな特徴があり、大きく九つに分類され、その一つ一つを丁寧に説明して下さいました。
今回の講座で、普段何気なく聞いている地名や、ご自分の住んでいるところの地名がお話の中で出てきて、新たな発見をされた方も居たのではないでしょうか。
次回の第7回目は8月19日(火)、「本石米と仙台藩の経済」と題し、東北学院大学経済学部教授の岩本由輝先生にご講義いただきます。


■「岩手・宮城内陸地震」義損金についてのお願い
(7月14日)
皆様ご承知の通り、去る6月14日午前8時43分頃、宮城県北部・岩手県南部を中心とした、最大震度6強の大きな地震が発生いたしました。お蔭様で当宮では、国宝の御社殿外、境内末社、祭儀棟、社務所や鳥居・灯籠等の構築物を含めて、一切の被害はありませんでした。やはり、藩祖伊達政宗公が当代一流の工匠に造らせた、仙台領藩の八幡様の御神徳をあらためて感謝する次第です。
さて、早いものでこの地震より、丁度1ヶ月が経ちましたが、テレビや新聞にて災害復旧の報道を見る限り、この地震の甚大さが伝わってきます。
下の写真は、当宮でご助勢頂いている愛宕神社・菅原一彦宮司(栗原市栗駒文字葛峰前)が奉仕する神社の写真です。鳥居の傾き・ご社殿内の神具や扉の様子を見ても、その地震の大きさがお判りでしょう。
当宮では、岩手・宮城内陸地震により被害をうけられた、宮城県北部の神社へその修復の一助に皆様方の御芳志を受付しております。
この度、被害にあわれた皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。


倒れてしまった神饌案 外れて倒れたガラス戸倒れた奉献棚



台より転がり落ちた太鼓笠木・島木が折れて倒壊寸前の鳥居 崩れた石段
■仙台北ロータリークラブ「クラブ発展祈願」
(7月2日)
去る7月2日、仙台北ロータリークラブ 新年度会長・役員が、「クラブ発展祈願」のため、参拝されました。
ロータリークラブの年度は、7月1日から翌年の6月30日までを一年度としており、仙台北ロータリークラブは、旧仙台市内の北部をその活動テリトリーとして、昭和33年(1958)に22名の会員により設立されたクラブです。
平成20年4月には盛大に「創立50周年記念例会」を開催した、伝統あるロータリークラブとして、「例会を楽しく、愉快に」をモットーに、会員相互の親睦を中心に、それぞれが職業人として活動するその姿はロータリー活動の基本として賞賛に値するクラブです。
当日は、お祓いの後、大前に「クラブ発展」を祈願し、新年度会長の上泉昌隆氏(安達整骨院 総院長)の玉串拝礼に併せて、沼倉和彦幹事(潟Aッドシステム 代表取締役社長)始め、直前幹事 藤井治夫氏(鞄喧kプリント 代表取締役社長)・佐々木 敬(鞄喧k永愛友商事 取締役会長)・佐藤晶洋(轄イ正 代表取締役社長)の各氏が二礼二拍手一礼の作法に則り、大前に参拝されました。
祈願祭終了の後、前日の1日に拝殿前に準備された笹竹に「それぞれの願い事」を「七夕短冊」に託し、取り付け提げて居られました。
あらためて、仙台北ロータリークラブの「会員のご健勝」と「クラブの発展」をお祈り申し上げます。





■「水無月大祓式」斎行 (6月30日)
〜水無月の 夏越の祓いする人は 千歳の命 延ぶといふなり〜
今年も早いもので、半年が過ぎました。私たちは日々暮らしの中で、知らず知らずのうちに罪や過ちを犯し、様々な穢れに触れながら生活しております。そこで、そのような罪・穢れを祓い浄め清々しい心と体にするために、年に2回、6月と12月に大祓式が斎行されます。
去る6月30日、境内祓所において、「水無月大祓式」が斎行されました。
梅雨入りしたばかりのこの時期だけに、当日の天候が心配されましたが、これを一掃するような晴天に恵まれ、約90名のご参列のもと神事は滞りなく執り行われました。
参列者は、神職の「大祓詞」の宣読に沿って、右萎(な)えの縄・左萎えの縄を口で解き放ち、切麻(きりぬさ:紙吹雪上のもの)、人形(ひとがた)で自信を拭い、最後に息を吹きかけた後、これを神職が大麻(おおぬさ)・塩湯(えんとう)をもちいてお祓いをします。
こうして祓所にておける祓の後、宮司以下祭員に続いて参列者は、表参道に設置された茅の輪に向かい、これを左・右・左と3度くぐります。
この様に、重ね重ね祓い清められていくことにより、知らず知らずの内に心身に蓄積された罪・穢れを祓い清められるのです。


宮司以下祭員、参進 「大祓詞」宣読。白布を八つに切り裂き、祓う

身体を人形で撫で、罪・穢れをうつす

大麻(おおぬさ)・塩湯(えんとう)にてお清めのお祓い



宮司以下祭員に続き参列者は、左・右・左と3度「茅の輪」をくぐる


神事終了の後、拝殿前にて参拝

お直会のお神酒をうける参列者 八幡宮の「茅の輪」
■「ご結婚、おめでとうございます。」
5月・6月のご本殿での結婚式 (6月30日)大崎八幡の大神様の大前において、次の方々がご結婚されました。
5月10日 菅原・大坂 ご両家 6月16日 小野寺・伊藤 ご両家 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。


5月10日 菅原・大坂 ご両家 6月16日 小野寺・伊藤 ご両家
■コロンビア大学の学生と合奏練習 (6月23日)
去る6月23日(月)、舞の指導を頂いている宮田先生のご関係で、コロンビア大学の学生4名が八幡宮に来社されました。
学生さんたちは、日頃大学で専攻の勉強とは別に、雅楽の演奏を聴く機会があり、日本の伝統音楽でもある"雅楽"に興味を持ち、学び始めたそうです。
到着してすぐ本殿にて参拝し、宮司から本殿についての説明を受けました。その後、社務所大広間において巫女舞の見学をされました。
午後からは、職員と一緒に宮田先生のご指導の下、3管(笙・篳篥・龍笛)揃っての合奏練習を行いました。始めてまだ8ヶ月とは思えない演奏力に、同じ管の仕女さんは驚きを隠せないようでした。
4名の学生さんの内、2人は日本語を話すことが出来る為、他の2人の方とも通訳してもらいながら、楽しくお話する事が出来ました。
普段当宮の職員以外の方と、一緒に演奏する機会がない私たちにとって、半日という短い時間ではありましたが、勉強にもなり、とても良い経験が出来ました。


(左から)タッドさん、宮司、 まずは八幡様にご挨拶 宮司から本殿の説明を受けました
パトリシアさん、ケイシーさん、
マイケルさん、宮田先生

次に長床の説明を受けました。
色彩の鮮やかさにびっくり!!


3人は笙を、1人は龍笛を稽古しています 合奏風景
■〜ふるさと文化財の杜構想〜「 大崎八幡宮 文化財の杜 育林事業 」 (6月8日)
当宮では、100年、200年後の社殿の修理に備えて用材となる苗木を育成する「文化財の杜」育林事業を行っており、今年で5年目を迎えました。
去る6月8日(日)、白石市南蔵王山麓の植林地で氏子崇敬者・ボランティアら約500人の参加を頂き、草刈り・除草・補植の作業が行われました。
当日天候には大変恵まれたものの、少し暑い位の陽気に時折水分補給をしながらの作業となりました。県内外から集まった氏子崇敬者・ボーイスカウト・社殿修理工事に携わった職方・企業やボランティア団体などの参加者は、5班に分かれ、鎌で雑草を刈り取ったり、風雪で倒れた植林木を起こし支柱に結束する作業、枯損木除去を行い、枯れてしまった場所には新たに450本のヒノキを植えるなどの作業に熱心に取り組みました。作業は午前中のうちに終了し、参加者にはボーイスカウト育成会の奉仕により温かい豚汁やおにぎりが振舞われました。
植林木を利用できるのは100年、200年先のこととなりますが、将来を見据え木を植えることは、日本人先祖代々より引き継いできたものであります。
八幡宮のご社殿の修理に備えると同時に、東北各県の文化財建造物修理のための用材確保の杜は、私たちが生活していく中で欠かせない酸素を生成することにもつながります。
環境問題が叫ばれる今日、「文化財の杜」育林事業は、世界的に見れば小さなものではありますが、「地球を良くする」ことにつながっているのではないでしょうか。

「開会式」白石蔵王森林組合・ 除草前。伸び放題です!
太田清蔵組合長より挨拶






下草刈作業風景



BS育成会の奉仕による 「しっかり結べたかな?」 「よいしょっ!!」
550人前の豚汁づくり

お待ちかねの昼食

食事風景

作業終了後「早く大きくなりますように」
■「皐月祭・大植木市開催」 (5月23〜26日)
5月の下旬となり、境内の木々も新芽が芽吹き、一層鮮やかな新緑の季節を迎えました。
去る5月23〜26日の4日間、境内では恒例の「皐月祭・大植木市」が開催されました。今年は天候にも恵まれ、色とりどりの草花が咲き揃う境内には多くの参拝者が訪れました。
初日には、「杜の都」の名に相応しい緑あふれる仙台市となる様、緑化推進祈願祭が斎行されました。続く24・25日には広場特設舞台において神賑演芸大会、25日には野点、すずめ踊りの演舞が催され、大植木市はもとより新緑の境内が活気にあふれていました。

4日間にわたる「大植木市」色とりどりの草花が鮮やかに境内に映えます


「緑化推進祈願祭」斎行 巫女による「萬代の舞」


数又会社中による息の合った三味線の演奏や 参拝者の方もご一緒に
歌声が境内に響き渡りました

表千家高橋宗葉社中による野点 倭多里道の会による迫力のある和太鼓の演奏

フレンズドリームによる 職員による雅楽演奏
軽快なリズムの中南米民俗楽


一層境内が賑やかになる「雀踊り」


皐月祭恒例、チャリティーオークション


「楽天・ベガルタ応援絵馬」皆さん優勝を願って沢山記入してくれました


ストラップ作成コーナーに ストラックアウトコーナー
ニュージーランドの方も ナイスピッチングを目指して
参加
■第二期第4回「仙台・江戸学」開講 (5月22日)
去る5月22日、今年に入り4回目を数える「仙台・江戸学」が開講されました。
今回のテーマは、「伊達政宗と手紙」と題し、仙台市博物館長の佐藤憲一先生にご講義いただきました。筆まめだった政宗公。昔の戦国武将は自ら手紙を書くことは少なかったが、政宗公の場合、現存するものでも千通を超えるといいます。手紙を通して大名や家臣、家族とのコミュニケーションをはかり、激動の時代を生き抜き仙台藩を築きました。政宗公にとって手紙とは何であったか。90分という短い講義時間ではありましたが、佐藤先生のお話に参加者は熱心に耳を傾けていました。
次回は6月2日(月)。テーマは「仙台藩の学問と教育〜江戸時代における仙台の学都化〜」と題し、東北大学大学院教授・大藤修先生にご講義いただきます。

仙台市博物館 館長
佐藤憲一先生 講義風景
■「子平町の藤」鑑賞 (5月13日、16日)
韓国・駐仙台総領事・李鐘七氏が去る5月13日、宮司案内のもと、当八幡宮役員・千田文彦邸を訪れました。
千田家の「子平町の藤」は、藩祖伊達政宗公が、豊臣秀吉の「朝鮮出兵」(文禄・慶長の役)の折、朝鮮半島より持ち帰ったものを、千田家の祖先が拝領したと伝えられ、以来、代々手入れを怠ることなく育て守ってきたもので、樹齢は400年を越え、仙台市保存樹木に指定されています。
生憎、今年の藤の花房は70cm〜80cm程でしたが、長いときには2m程にもなります。
李鐘七総領事も、その見事さに感激しながら「韓国にも藤の木はあるが、こんなに立派になったものはあまりない。韓国に返してください。」とジョークを交えながら、御当主である千田家14代・千田文彦氏と和やかに歓談されていました。
また、3日後の16日には、当宮役員総代による「藤の花観賞会」が開催されました。
普段は花より団子(?) の役員総代も、甘く上品な香りが漂う満開の美しい藤棚に感嘆の声を洩らしていました。
この藤棚は、今年も5月13日から19日までの一週間、一般の方に公開され、約2000人が訪れ観賞されていました。
千田氏によれば、樹木に養分を蓄える為、散花後は花房を全て摘み取り、追肥を行い、冬には棚の補修をし、来年の開花に備えるそうです。
こうしたきめ細やかな手入れにより、毎年花の美しさが最大限に引き出されている見事な藤棚を観賞することが出来ることに、小鳩達も頭が下がるばかりです。


門の前にて記念撮影 千田氏に説明を受ける李鐘七氏 宮司 千田氏 李氏 安田氏
和やかにご歓談 見事な藤棚 藤の花に囲まれて記念撮影


「藤の花」観賞後は懇親会へ
■「子と親のウォークラリー」開催 (5月11日)
去る5月11日(日)、仙台商工会議所主催の「第23回子と親のウォークラリー」が開催されました。
これは毎年、「仙台青葉まつり」の一環として、仙台の郷土を再認識し、また多くの子供たちが歴史と文化に触れる機会をつくる為に実施されており、今年は小雨の降る中ではありましたが、950名余りの参加がありました。
八幡宮がスタート地点となっており、境内でのオープニングセレモニー後、地元伝播八幡井組雀踊り保存会による「雀踊り」が賑やかに舞われている中、テープカットされスタート。参加者の方は本殿参拝後、龍宝寺→広瀬川(牛越橋・澱橋)→宮城県美術館→桜岡大神宮の4ヶ所のチェックポイントを経て、西公園旧市民図書館でゴールとなります。
約4qのコースを散策しながら歩き、まさしく仙台の街の新たな発見を、親子揃って一緒に体感できる、良い機会になったのではないでしょうか。






■「ご結婚、おめでとうございます。 (3月・4月のご本殿での結婚式)」 (4月30日)
大崎八幡の大神様の大前において、次の方々がご結婚されました。



八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。
■「刈田岳山頂、刈田嶺神社除雪奉仕」 (4月22日)
去る4月22日、蔵王エコーライン開通に先立ち、刈田岳山頂に鎮座する刈田嶺神社の除雪奉仕に参加しました。
この雪かきは昭和58年よりお手伝いさせて頂いており、今年の雪の量は例年にも増して多く、この為山頂近くのレストハウス駐車場まで除雪作業が済んでいなかったこともあり、山道にて途中下車後、歩いて山頂まで登りました。
作業内容は、スコップで硬い雪を砕き、それを手押しのスノーダンプへ積み替えて除雪を行います。やはり、雪の量の多さから例年に比べ時間もかかり、これに伴い体力の消耗も大きく、作業終了後は、腕を上げるのが辛い位、ハードな作業になりました。
その後、毎年の事ながら、刈田嶺神社の金峯宮司さんのご好意により、刈田岳中腹にある峩々温泉にて一休み。秘湯と名が知れる温泉は、疲れを一気に流してくれました。
このご奉仕は20年程続いており、当宮神職・仕女共々、良い思い出となっております。


雪の壁は圧巻です。 これより先は通行止め。

登るのに一苦労。

「今年は多いなぁ・・・」 「ほんとに今日中に終わるのか!?」

雪をくだき、スノーダンプにのせ除雪作業開始


お釜を眺めながらの休息は絶景です。 時にはこんな可愛い雪だるまを作ってみたり

美味しい昼食でもう一息

やっと扉が現れました。鈴の緒の取り付け


社殿前で記念撮影 無事、作業終了です。
■「伶楽舎、雅楽合奏会へ参加」 (4月17日)
去る4月17日(木)、今回で2回目となる伶楽舎との雅楽合奏会が、東京都中野区南 台に鎮座する神明氷川神社の参集殿で行われ、笙で阿部仕女、齋藤仕女、篳篥で
宮崎権禰宜、佐藤仕女、龍笛で新村権禰宜、野村仕女の計6名が参加してきまし た。
今回も、巫女舞・笙のご指導を頂いている宮田まゆみ先生より、「職員の雅楽の レベルアップにつながるのでは。」とのご好意で、参加させていただきました。
今回は前回より多少、正式な演奏形態で吹くことに、戸惑いを感じられなくなり ましたが、まだまだ自分たちの未熟さに気づかされたように思います。また、2
時間という短い時間でしたが、レベルの高い方々の中で吹かせて頂くのはとても 貴重な経験で、かつ刺激を受けたことで、今後の各々の練習や、祭典奉仕にも良
い影響が出るのではないでしょうか。八幡宮の小鳩たちは今日も頑張っています。


全体の合奏風景 笙の方々篳篥の方々
龍笛の方々
■「八幡宮のサクラ」 (4月13日)
先日11日、仙台の桜(ソメイヨシノ)の満開のニュースが報道されました。ふと境内の桜に目をやると、満開と言うまでは早いものの、見ごろ間近となり自然と春を感じられる季節となってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、仙台の桜の名所と聞いて先ず上がるのが、西公園・青葉山公園・榴岡公園・三神峯公園が有名です。しかし、当宮の桜も捨てたものではありません!
一の鳥居をくぐりぬけると、百段の大石段の前では、サクラのトンネルが出迎え、またその大石段をかけ上がり、下を眺めるとピンク色のサクラが春の訪れを確かなものにしてくれるはずです。大石段だけでなく、境内各所にソメイヨシノ・枝垂れ桜・山桜・八重桜などが花を咲かせ、それぞれ種類・場所によって開花の時期が異なり、多期にわたり桜を楽しむことが出来ます。
春の風物詩「桜」を前に1杯飲むのも良いですが、静かな八幡様にお参りをしながらの花見も、また格別なものになるのではないでしょうか。


二之鳥居脇の桜は満開に。 本殿脇の桜も満開です。


表参道・北駐車場の桜はもう少し先のようです。
■「第2期第3回 仙台江戸学開講」 (4月4日)
本年も早いもので新年度を迎え、春らしいさわやかな風のもと、今年で3回目を数える「仙台・江戸学」が行われました。去る4月4日、筑波大学教授・綿抜豊昭先生によります講義「政宗の文芸」と題し、お話頂きました.
伊達政宗公の文芸の魅力を通して、政宗の生き様・人物像についてご講義頂きました。意外なことに、政宗公の作品は質の高さにあるのではなく、そこから見出すことが出来る政宗公の性格、生き様を垣間見れた気がします。
次回は、5月22日(木)。仙台市博物館長の佐藤憲一先生による講義「伊達政宗の手紙」と題しお話いただきます。



筑波大学教授 綿抜 豊昭先生受講風景