宮城県神道青年協議会 新執行部の方々の正式参拝がありました

令和5年5月31日


初夏の快晴の下、御社殿前にて記念撮影をしました

令和5年5月31日午前10時より、御本殿にて宮城県神道青年協議会の新執行部の方々の正式参拝がございました。

宮城県神道青年協議会は昭和22(1947)年に立ち上げられ、来年で75周年を迎える宮城県の40歳以下の神職で構成される組織でございます。各種研修や特別事業など精力的な活動を行っており、横の繋がりを作る事の出来る貴重な場となっています。先日の総会にて会長の改選があり今年度より2年間、玉造支部の荒雄川神社 髙橋禰宜が会長を務められ、執行部の方々も新たな面々となりました。

今回は、就任の挨拶として御社殿での正式参拝の後、社務所大広間にて当宮の宮司と懇談されました。

玉串拝礼 懇談の様子

7月13・14日には宮城県神道青年協議会が当番県となり気仙沼市大島の田中浜で開催する東北六県神道青年協議会禊錬成会も予定されています。宮城県神道青年協議会の活動を通して同世代の神職との交流を深め、日々の社務に活かしていけるようにして参りたいと存じます。

祭儀課 浅香

5月の本殿挙式

令和5年5月27日

5月4日大野・榊原御両家 5月6日井形・茂和泉御両家
5月21日千葉・山内御両家 5月27日齋藤・田村御両家

当宮では9月の例祭期間、12月から2月中旬の繁忙期を除き、御社殿での挙式を受けつけております。またご予約は半年前から受け付けておりますので、ご興味のある方は電話やメールにてお問い合わせください。

5月に当宮にて挙式を斎行された4組のご夫婦には八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、御両家の皆様方の益々のご多幸とご健勝を心よりご祈念申し上げます。 誠におめでとうございました。

祭儀課 浅香

宮城縣護國神社 新宮司 田中直彦殿の正式参拝がありました

令和5年5月26日

令和5年5月26日午前11時より、御社殿にて宮城縣護國神社 田中直彦 新宮司の正式参拝が執り行われました。

去る令和5年3月19日に逝去された田中於莵彦前宮司の後を受けて、この度権宮司を務めていらっしゃった田中直彦殿が新しく宮司に就任される運びとなりました。今回は、宮司就任の挨拶に当宮を参拝され、玉串拝礼をして頂きました。

修祓 皆斎主 正式参拝詞 奏上
玉串拝礼

宮城縣護國神社は、明治天皇の思し召しにより明治維新から大東亜戦争に至るまで、幾多の戦役でわが国の平和と繁栄を念じつつ、尊い生命を御国に捧げられた郷土出身者の御霊を祀られています。明治37年8月27日に仙台城(青葉城)本丸城址を招魂社として創建され、昭和14年内務大臣指定護國神社となり、昭和20年7月仙台大空襲の戦火により社殿施設を全焼しましたが、戦後多くの困難を乗り越えて現在の姿に復興されました。現在、宮城県出身戦歿者をはじめ、元第二師団管区(福島、新潟、山形の一部)戦歿の御祭神五万六千余柱を御祀りされています。先日の地震で損壊した伊達政宗公の騎馬像も修復され、境内は修学旅行生で賑わいを見せているそうです。

当宮とは、同じ支部に所属する神社として、また宮城県内の別表神社として日頃より付き合いがあり、祭典や年始の際には互いに参拝や挨拶をしております。ご祭神や社殿の造りなど、同じ神社といえど違いはたくさんありますが、お互いの良いところを真似しつつ切磋琢磨し、斯界の発展に寄与していければと存じます。

祭儀課 浅香

令和5年皐月月次祭並に新型コロナウイルス感染症衰勢奉告祭を斎行致しました。

令和5年5月15日

去る皐月15日、月次祭を斎行致しました。この祭典は毎月15日に行われ、国の安寧、皇室の繁栄、世界の平和とを祈念する祭典です。

立夏が過ぎましたので衣替えを行い、夏の装束で参進しました。

また、今回は去る5月8日をもって宣言された、新型コロナウイルス感染症の位置づけが、季節性のインフルエンザと同様の「5類感染症」へと変更され、コロナウイルスの脅威が落ち着いたこととなりました。突如として世界中を混乱の渦に陥れ、3年の長きにわたり猛威を振るった疫病の鎮静を祝詞に添えご奉告、またその御礼を申し上げました。

舞人の執物(手にしているもの)には撫子の花、紅葉を用いました。
新緑を感じるこの草花の組み合わせは、当宮仕女の考えによるものです。
祭員の拝礼の後に参列者の玉串拝礼が行われました。
境内にてご参拝中の皆様にもご拝礼頂きました。

当宮の玉串はすべて境内で自生しているもので奉製されております。最近は気温が徐々に上がり、榊の新芽がひょっこりと顔を出し始めました。八幡宮の杜にも初夏の訪れをいたるところに感じる今日この頃であります。新緑豊かな八幡宮へどうぞお越しください。

祭儀課 浪打

植樹20年記念「大崎八幡宮 文化財の杜 見学会」が開催されました

令和5年5月14日

横断幕が掲げられた文化財の杜の正面入り口 皆様のおかげで、立派な杜になりました

去る6月2日、大崎八幡宮文化財の杜見学会が宮城県白石市福岡八宮にある大崎八幡宮文化財の杜にて行われました。天候に一抹の不安を抱えながらのスタートにはなりましたが、皆様から寄せられる文化財の杜への強い思いが天に伝わったのか、雨に降られる事無く、初夏の柔らかな日差しの中での催しとなりました。

「大崎八幡宮文化財の杜」の育林事業は、平成16年4月より、将来の御社殿の修理に備え御用材を育てる為に始まりました。この植樹作業には、1,120名もの方々のご参加を頂き、ブナ、カツラ、ヒバ、ケヤキ、カラマツなど計5,000本の苗木を植えました。その後、除草作業という軽作業から本格的に育林作業へと作業内容を変更するにあたり、平成26年の10年目という節目を機に、現地での育林活動を一旦区切りとさせて頂きました。

令和元年の作業と杜の木々の様子

令和5年4月17日に宮司以下職員にて視察を行った結果、現在の樹木の状況などのご報告を兼ねて令和元年より5年ぶりに見学会を行なおうという運びとなり、この度の見学会が開催されました。

当日の午前10時には緑化保全推進祈願祭を職員の奉仕にて執り行い、緑豊かな杜となるよう、祈念いたしました。祈願祭には当宮宮司を始め、白石蔵王森林組合の皆様や、大崎八幡宮職方会の方々に御参列があり、玉串拝礼をして頂きました。

修祓 参列者を大麻にて御祓い 斎主 祝詞奏上
大麻と切麻で祭場をお祓い 参列者玉串拝礼 当宮宮司
参列者玉串拝礼 白石蔵王森林組合 太斎殿 参列者玉串拝礼 アイル重文防災(株) 柳澤殿

午前11時頃に約120名の一般参加者の方々が大崎八幡宮文化財の杜に到着され、5年ぶりに文化財の杜へと足を踏み入れ、成長した木々と共に思い出を分かち合いました。

受付の様子 宮司の挨拶

今回、敷地内に成長した木々と共に、過去の育林事業の写真が掲載されたパネルを見て散策ができる遊歩道を設けました。中には、その遊歩道内でウルイや蕗などの山菜を見つけられ、摘み取ってお土産にされる方もいらっしゃいました。前回、敷地内奥手に設けた祭場を今回は入り口正面に舗設しました。お参りをされる方や間近で神饌をご覧になる方など、各々見学を楽しんでいらっしゃるご様子でございました。

遊歩道で散策される参加者の皆様 祭壇に参拝するボーイスカウト仙台第27団の団員方

また、当宮で復興支援を行った宮城県石巻市雄勝の葉山神社関係者様から新鮮な牡蠣とホヤを提供して頂きました。5月8日から新型コロナウイルス感染症も感染症法上の「5類」に段階が引き下げられたこともあり、手指の消毒や食事前の手洗いの励行も行いつつ、参加者全員で久々のバーベキューを楽しむことができました。

焼肉 エプロン持参でお手伝いして下さりました
ホヤ 蒸し牡蠣
ボーイスカウトのお母様方調理の豚汁は、あっという間に完売でした 当宮仕女2名も八面六臂の活躍でした
20年前の杜を知る責任役員の方々 旧職員の方もご家族と参加下さいました
フランクフルトをほおばる当宮総代のお孫さんたち 片付けまでお手伝い頂いた皆様、ありがとうございました

文化財の杜の見学会ですが、次回は5年後を予定しております。この文化財の杜が、今後数十年、数百年に渡り守り育て、文化財建造物の御用材となるまで、末長く皆様のご協力を賜れればと思います。

祭儀課 浅香

ヴォスクオーレ仙台の必勝祈願が斎行されました

令和5年5月11日

社殿前にて記念撮影をしました チームエンブレム

令和5年5月11日午前10時より、御社殿にてヴォスクオーレ仙台の必勝祈願祭を斎行致しました。

ヴォスクオーレ仙台は、日本フットサルリーグ(日本フットサルトップリーグが運営するフットサルの全国リーグで、愛称はFリーグ)に所属し、仙台市をホームタウンとするフットサルクラブです。

チーム名のヴォスクオーレ仙台は、伊達政宗の時代から仙台に縁の深いイタリア語で、杜(森)を表す「BOSCO」勇気や志を表す「CUORE」。「BOSCO」の頭文字を勝利の象徴である「V」に変えて、かけ合わせた造語となっています。「VOS」はラテン語で「あなた達の」という意味だそうで、地域に根ざすクラブを表現されています。

チームエンブレムですが、左上の枠内は日本で初めて太平洋と大西洋の横断したサンファンバウティスタ号の船旗であった卍(まんじ)をあしらい、未知の旅にチャレンジするスピリットだそうです。右上の枠内の六つの星は東北地方の光りを輝く未来で、下の枠内は仙台市の木である「欅の木」の根のように地域に根ざすクラブを表されているそうです。

チームカラーは黄・緑を指定されています。水際に咲く先代萩の黄と「杜」の象徴である欅の木を表す緑は大いなる自然とやさしさに溢れる東北を象徴する2色です。

令和4(2022)年2月5日にFリーグからFリーグクラブライセンスが交付されて、2022-23シーズンからのFリーグ復帰が認められたこともあり、新緑豊かな当宮にて必勝祈願が斎行される運びとなりました。

代表・監督・選手・関係者の方々は、当宮の一之鳥居に集合され参進、祈願控所にて大絵馬を揮毫された後、御社殿にてご祈願を受けられました。

粛々と境内を進みます 代表2人が何を書くか、皆、興味津々でした
修祓 祝詞奏上
本間・髙橋両代表の玉串拝礼 清水監督の玉串拝礼
平沢主将の玉串拝礼 神酒拝戴
一本締めで今日の参拝を〆ていました 揮毫いただいた大絵馬は神楽殿に飾ってあります

必勝祈願後のインタビューでは、平沢主将から「ギアアップのスローガンのように、昨シーズンよりもギアを上げてF1昇格を目指したい。」という意気ごみや、清水監督から「仙台の街を含め、より一体感を出していきたい。」というお話がありました。

ヴォスクオーレ仙台はFリーグ オーシャンカップ(日本フットサルリーグのリーグカップ戦で、毎年夏季に開催されている。)に出場されるそうです。初戦は5月16日午後3時30分より東京都八王子市にあるエスフォルタアリーナ八王子でボルクバレット北九州と対戦されます。

選手の方々が怪我なく最高のプレーが出来るよう、また関係各所の皆様方におかれましてもご健康並びにご多幸がありますようご祈念申し上げます。

祭儀課 浅香

矮鶏ちゃぼの雛がやってまいりました

令和5年5月1日


元気な声で鳴き、たくさんご飯を食べて日々大きくなっています

境内を自由に歩き回り、参拝にいらした皆様方に愛されております矮鶏(チャボ)の雛が、今年もやってまいりました。当宮では、数年前から境内に矮鶏を数羽放し飼いにしております。境内にいる矮鶏は、当宮の製材所(仙台市太白区茂庭)出身の矮鶏たちで、今回の雛も同様です。この雛たちはもう少し大きくなると製材所に戻る為、今しか見られない貴重な存在です。

現在は、成長した矮鶏2羽が境内で自由気ままな生活を送っております。昼間は御社殿前や長床前で日向ぼっこをして過ごし、夜は表参道の木の上で寝るという生活サイクルのようです。

片時も離れる事はありません 木に登って寝るのは、外敵から身を守る智恵のようです
お外が気になるご様子の雛たち 早朝は保温器の下で温まっていました

雛の方は、ぴよぴよと元気に鳴き、身を寄せ合い、餌をついばむ姿に職員も癒されております。日々の成長著しく、少しずつ親鳥のように羽が生え揃ってまいりましたが、まだまだ遊び盛りです。

参拝の折には御社殿東側祭儀棟の雛、また境内を闊歩している矮鶏2羽に会いに来ていただければと思います。

祭儀課 浅香

皐月 月首祭が斎行されました

令和5年5月1日


新緑豊かな時期となりました

去る5月1日、皐月の月首祭が斎行されました。日々の大神様のご加護に感謝し、世界の安寧を祈念する月首(次)祭は、毎月1日と15日に斎行しております。月首(次)祭は、どなたでも参列できますので、祭典開始15分前までに社殿右側の祭儀棟までお越しください。参列された方には撤下品として、月参り幣束をお渡ししております。月参り幣束は毎月異なる色目にて奉製されており、季節の草花をモチーフとしております。皐月は花山吹の色目でございます。

花山吹の色目の月参幣束 宮司 祝詞奏上
参列者 玉串拝礼 祭員による末社巡拝

今回の月首祭では、4名の方の参列と4月に入社した新人の川村仕女と後藤仕女の初奉仕がありました。約1ヶ月半の間、社務の合間を縫って一生懸命稽古に励んで参りました。

堂々とした舞姿でした 宮司と社務所大玄関にて記念撮影

以下、初奉仕の感想です。
【川村仕女】
ハプニングに見舞われましたが、無事にやり抜くことができて安心しました。次回は今回の反省を踏まえ、舞の振り以外の面にも意識を向けていきたいと思います。
【後藤仕女】
沢山の方に見られながら舞うのが初めてだったので、緊張して足が震えてしまい、振付の細かい部分まで気を遣うことができませんでした。次回はゆっくりと大きく動き、自信を持って舞うようにしたいと思います。

月次祭を始め当宮の祭典では、仕女の御神楽にて生花を用いております。この度の月首祭においては境内に咲くつつじの花を複数種用いました。祭典終了後は花瓶等に活けて境内の各所に飾っておりますので、ご参拝の折には是非ご覧ください。

どこかおしとやかな印象のあるつつじの花。「慎み」などの花言葉はぴったりです。

当宮では、祭典のご奉仕に上がる為に日々舞や雅楽の稽古に職員一同励んでおります。また、8月12日御鎮座記念祭・雅楽の夕べ、13日雅楽の夕に、におきましても職員の舞奉仕がございます。小さな積み重ねを大切にし、より美しいご奉仕ができるよう努めて参る所存です。

祭儀課 浅香