国宝 大崎八幡宮
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「年越大祓式」斎行 (12月31日)

 去る12月31日(火)、午後2時より本殿前特設テント内において「年越大祓式」が斎行されました。
 当日は穏やかな天候に恵まれ、本殿前に設置されたテントに入りきらないほどの沢山の参列者の姿が見られました。 この神事は、参列者が神職の「大祓詞」の宣読に沿って、左なえの麻縄を口で解き右肩越しに、右なえの麻縄を口で解き左肩越しにそれぞれ投げ、切麻(紙吹雪状のもの)を撒いて自身を祓い、人形で体を撫でてから息を吹きかけ罪穢れを移し、紙包みに戻したものを回収し、唐櫃に納め、これを神職がお祓いするものを水に流すのが一般的ではありますが、当宮では年越大祓式の神事終了後、お祓いした人形を一時保管し、1月14日の松焚祭の忌火にてお焚き上げを致します。
 こうして祓われることにより、半年間知らず知らずのうちについた心身の穢れが綺麗に清められ、新年を新たな気持ちで迎えられるのです。
〜大祓式の起源〜 大祓式は毎年6月と12月に斎行されておりますが、起源は古く、須佐之男命が罪を犯し、高天原を追放された故事が始めとされ、その後災害疫病等の際にその都度行われていたもので、現在のように定期的に行われるようになったのは、大宝元 (701)年からのことです。

祓主が大祓詞を読み上げる中、口で解いた麻を肩越しに投げ、
人形で体を撫でて穢れを移します
大麻と塩湯にてお清めのお祓いをします 大祓の神事後には
お神酒を受けて頂きました

大崎八幡宮能神楽保存会 文部科学大臣表彰祝賀会

去る11月11日、大崎八幡宮能神楽保存会が、長年にわたり地域文化の振興に功績があったとして、文部科学大臣より平成25年度地域文化功労賞を受賞致しました。
それを受けて、小野目宮司を始め責任役員が発起人となり、お祝いの会を催すことになり、県内教育委員会、県内の文化財保有者を始め大崎八幡宮関係者等、約100名の方の出席を頂きました。

12月6日、午後4時からロイヤルパークホテルのロイヤルホールを会場として、盛大に祝賀会が開催されました。 始めに、千田正次責任役員が発起人を代表して挨拶が行なわれました。
来賓祝辞は、宮城県教育庁文化財保護課 技術副参事の須田良平様が県知事からの、また仙台市教育委員会 生涯学習部長の山口宏様は市長からの御挨拶をそれぞれ頂き、続いて福岡の鹿踊・剣舞保存会 会長 鴇田義夫様からは、同じ無形民俗文化財保有者を代表して御挨拶を頂きました。
次に、お神楽担当職員である齋藤仕女より能神楽保存会 菅野武志会長へ花束を贈呈し、菅野会長より謝辞が述べられました。

また、神楽「神拝 じんぱい」が保存会会員により奉奏されました。
この「神拝」は当宮例大祭の能神楽において、最初に舞われる「初舞」とされていて、伊邪那岐、伊邪那美二柱の大神が天の浮橋より天の沼鉾を下ろし、天地を創り成したという国生みの神話の場面を舞うものと言われております。
神楽演舞が終わり、宮城県議会議員の相沢光哉様の御挨拶と乾杯の発声を頂き、祝宴に入りました。ブッフェスタイルの立食パーティですので、好きな品々を取ってお酒を酌み交わし、懇親を深めていました。
最後に、能神楽保存会の早坂進副会長がユーモラスな御挨拶で祝賀会を閉め、和やかな雰囲気の中、閉会となりました。                          (新村 竜一)

能神楽保存会会員
能神楽奉奏 神拝
発起人代表挨拶 祝宴 ブッフェで懇談中です

石巻市雄勝町大浜葉山神社 雄勝法印神楽収納庫建設竣工式(11月18日)

 去る11月18日(月)、石巻市雄勝町大浜に鎮座する葉山神社において「雄勝法印神楽舞台保管庫」の建築工事竣工式が斎行されました。
 東日本大震災の津波被害により葉山神社に収められていた装束や神楽面、太刀等が流出し、神楽保存会会員の方々の手によって探し拾い集められましたが、収納場所に困っていたという話を聞いた大崎八幡宮では震災後間もなく、被災地支援の一環として、神楽用具の「仮保管倉庫」として使って頂くためにコンテナハウスを寄贈致しました。
 そしてこの度、葉山神社宮司千葉秀司さんのご努力もあり、北海道遊技機商業協同組合並びに東北遊技機商業協同組合の支援を頂き、「雄勝法印神楽舞台保管庫」竣工の運びとなりました。
 大崎八幡宮ではこの度の建築工事にあたり、設計施工を当宮技手の(有)波岡平八建築設計室の波岡平八先生を始め、施工を(株)創建コーポレーション佐藤美智弘社長に、また福興電気(株)等、大崎八幡宮職方会の各業者の協力を得て建築工事を進めてまいりました。

 雄勝町では、住民の高齢化が進み、沿岸部の被災も重なり国の重要無形民俗文化財である「雄勝法印神楽」を担う後継者不足が問題となっております。しかし、千葉宮司をはじめ神楽保存会の方々が使命を持って守り伝えようと鋭意努力をされております。
 今回、大崎八幡宮からは宮司をはじめ、高橋権禰宜、高橋雇、(有)波岡設計事務所より波岡技手が参列し竣工式は齋行され、滞りなく引渡式を執り行うことが出来ました。
 祭典終了後には雄勝法印神楽演目『十九番、日本武尊(やまとたけるのみこと)』が演舞され、迫力のある演目に参列された方々は真剣な眼差しで見守っておりました。
 葉山神社周辺の特に海沿いの町は、まだまだ復興が進んでおらず、葉山神社の再建もこれからとなります。
 我々としましては、雄勝法印神楽が今後も地域の方々に守られ、地域の方々の明るい話題となり、復興の源になって行くことを願ってやみません。           (高橋 知生)

完成した保管庫 保管庫の舞台下収納スペース
竣工式の様子 波岡先生による玉串拝礼
北海道遊技機商業協同組遠藤理事長より
伊藤保存会会長へ目録の贈呈
伊藤保存会会長より
北海道遊技機商業協同組合
遠藤理事長への感謝状の贈呈
法印神楽演目『十九番 日本武尊(やまとたけるのみこと)』
演目を真剣な眼差しで見守る参列者 参列者全員での記念撮影

日本一の大門松 (12月7、8日)

 12月8日(日)、当宮の三之鳥居前に日本一の大門松が完成致しました。
 大門松は高さ8.8m周囲4.5mと大きく、福島県の鳩の森園芸の阿部様より毎年ご奉納頂いております。
 実物をご覧になった方はお分かりだと思いますが、門松と言われなければ分からないほどの大きさに圧倒されることでしょう。
 日を増すごとに寒さが厳しくなりますが、年末年始のご参拝の際には大門松をご覧になってみてはいかがでしょうか。                             (日下 瑞季)

鳩の森園芸の阿部さんの見守るなか、大門松のお祓いを致しました
三之鳥居の両脇で皆様をお待ちしております

煤払式を執り行いました(12月13日)

 本年も残すところあとわずかとなり、いよいよ八幡宮も新年を迎える準備に入りました。
 本当のところ、9月の例大祭が終わると気持ちの上ではお正月の準備に入ります。もちろん、それまでの間には七五三祈請祭や伊勢神宮を遥拝しての祭典、皇后様のお誕生日をお祝いする地久祭、11月には新穀を神様に感謝する新嘗祭と、色々と恒例の祭典行事が御座いますので身も心も正月準備とはいきませんが、実のところ毎年2ヶ月も前からお正月の準備にはいっています。
 そして12月13日(金)の早朝より、年末の大掃除である煤払式を執り行いました。
 ご社殿の塵や埃を払い綺麗にし、八幡様や参拝者の皆様に気持ちよく新年をむかえて頂けるように致しました。
 神職と巫女の手によって、普段は見過ごしてしまうような所の隅々まで掃除を行い、ご社殿は一段と豪壮華麗な姿になったのではないでしょうか。
 この煤払式が終わると当宮ではお正月さまや神札の頒布が始まり、お正月の色が一層濃くなります。
 皆様も一年間の掃除をして、新年に向けて準備を整えましょう。       (日下 瑞季)

漆を丁寧にモップ掛け
畳を拭いていきます
細かい所はハケで掃除します
長いござも干しました

ご結婚、おめでとうございます。(11月の本殿挙式)

 11月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

11月30日 安田・熊田 御両家 11月30日 笹原・羽入 御両家

新嘗祭斎行(11月23日)

 去る11月23日(土)、本殿にてこの秋に収穫された新穀を始め、種々の産物をご神前にお供えし、五穀豊穣を感謝申し上げる「新嘗祭(にいなめさい)」が斎行されました。
 11月23日といえば、「勤労感謝の日」となっておりますが、勤労感謝の日は、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で昭和23年(1948)に国民の祝日として定められました。それ以前は、「新穀感謝祭」が国民の祝日とされていました。
 この「新嘗祭」は古く、宮中の儀式として形がととのったのは、飛鳥時代の頃とされており、天皇がその年に収穫された新穀や新酒を天照大御神をはじめとする天地の神様にお供えをし、農作物の恵に感謝するお祭りです。それは、宮中のみで行われていた儀式ではなく、民衆の間にも新しい穀物を神に供え、それを食べて収穫を祝う習俗がありました。

 当宮においても「新嘗祭」は、年間の祭典の中で2月17日に大神様に五穀豊穣を祈る「祈年祭」と同じく、八幡宮のお祭りの中では特に重要な「大祭」に位置づけられております。
 前日には、氏子・崇敬者の方々からその年に収穫された新穀・野菜・果物など沢山の種類のご奉納頂いたものをご神前へお供えをしました。
 そして、当日の祭典では、献饌の後、宮司が祝詞を奏上し、種々の産物が無事収穫された事に感謝を申し上げ、本装束を着けた巫女による「浦安の舞」奉奏の後、玉串を奉りて拝礼し、滞りなく厳粛に執り行われました。
 勤労感謝の日は、毎日勤勉に働く皆様への祝日と思われがちですが、趣旨にもある通り「生産を祝う祝日」でもあります。普段何気なく口にしているお米を始め、野菜や果物の農作物を食べることが出来る事への感謝の気持ちを持って頂ければと思います。
                                             (日野 美咲)

【食前感謝】
   (一拝一拍手)
    食物(たなつも)の百(もも)の木草も天照(あまて)らす
                         日の大神の恵みえてこそ 頂きます
【食後感謝】
   (一拝一拍手)
    朝宵(よい)に物くふごとに豊受(とようけ)の
                         神の恵みをおもへ世の人 御馳走様

 この二首は、どちらも本居宣長が詠んだ歌で、【食前感謝】の歌は、「五穀や全ての木草の育みは、天照大御神の御加護のお陰である」という意味で、【食後感謝】の歌は、「朝夕の食事の際には、豊受大御神(とようけのおおみかみ:お米をはじめ衣食住の恵みをお与えくださる産業の神様)からの恵みを感謝しましょう」という意味が込められております。

粛々と参道を参進して本殿へと向かいます 献饌・・大神様に神饌をお供えします
宮司による祝詞奏上・・
新穀、種々の産物が無事収穫
されたことを感謝申し上げます
本装束を着けた巫女による「浦安の舞」
玉串拝礼にて新穀、作物の収穫の感謝を申し上げました

平成25年度「宮神Sのつどい」が開催されました(平成25年11月17日)

 平成25年11月17日(日)に宮城県神社関係スカウト協議会主催の平成25年度「宮神Sのつどい」が、仙台第27団の担当により開催されました。
 当日は、育成神社である大崎八幡宮の境内が七五三詣の参拝者で混雑する事が予想された為、会場を仙台市北山市民センターとなりましたが、午前10時に集合したスカウト・リーダー・団委員・育成会会員は、小野目博昭理事長(当宮々司)の挨拶に始まり、仙台27団の金山 瞳団委員の事務連絡に続いて、早速プログラムの中心である「仙台ジャグリングパフォーマー団体・ジャグボーイズ」の演技を見学しました。
 この「ジャグホーイズ」の代表であるラッキィこと斎藤洋一さんは、仙台第27団のOBであり、大学進学のためにスカウト活動を中断されましたが、東北大学学友会奇術部に入部され、同期に入部した部員で結成した大道芸演技団体「ジャグボーイズ」を結成し、卒業後も活動を継続しているそうで、仙台では数少ない大道芸(ジャグリング)、手品(マジック)の出張パフォーマンス団体として活躍して居られます。
 開会式を前に、18年振りに再会した小野目宮司は昔話にふけりながらも、「宮司さんのニコヤカナお顔を拝見してすぐにわかりましたよ。お世話になりました。」との斎藤洋一さんこと「ラッキィさん」の挨拶に宮司もまんざらでもないような笑顔を返して居りました。
 宮城県神社関係スカウト協議会は、県内神社が育成団体となっているボーイスカウト・ガールスカウトが加盟する団体で、「鎮守の森に輪になろう」を合言葉に活動しています。
 加盟団は、岩沼市鎮座・竹駒神社が育成団体となっているボーイスカウト岩沼第1団とガールスカウト宮城18団、それに当宮が育成団体となっているボーイスカウト仙台第27団の3個団が加盟しており、親睦交流を計りながら「神社スカウトとしての青少年の健全育成」を目途に活動しています。
 少子化の進む中で、各種スポーツ団体への加入者や勉学とのかねあいから入隊者は伸び悩みでありますが、安心・安全な恵まれた環境の中での「神社スカウトの活動」は、隊員それぞれのスキルに合わせた活動を実施して居ります。                  (H)



宮神Sの集い開催(平成25年11月17日)

 去る11月17日に、宮城県神社関係スカウト協議会の集いが北山市民センターにおいて開催され、ボーイスカウトの仙台27団と岩沼1団、ガールスカウト宮城18団の指導者と子供達が参加しました。
 10時から開会式が行なわれた後、大道芸の実演があり、初めて見た子供たちが多かったせいか、皆大喜びでした。午後の部では神社スカウトとして、参拝に不可欠な拝礼作法の講義が行われました。
 昨年、伊勢で行われた神社スカウト全国協議会大会に参加して神宮に参拝した子も多く、「2拝2拍手1拝」は理解していたようでしたが、この機会に正式な作法を教えてほしいとの要望もあり、神職の拝礼作法を教えることにしました。
 拝礼には上体を折り曲げる角度が実は決まっており、最も丁寧なお辞儀である最敬礼よりも深く下げていて、「2拝」と「1拝」の角度は約90度と言われております。これを説明し、子供たちに実践してもらうと案の定、頭を下げすぎる子、背中が丸まっている子等、作法としては好ましくありません。実は頭を下げるのでは無く、背筋を伸ばして腰から上体を深く折り曲げ、おしりを後ろに突き出すイメージで拝礼するのですと説明すると、難しい体操を教わっているかのようでしたが、何とか形になってきました。
 更に正式な作法をしたいとの事で、玉串拝礼にも挑戦してもらいました。玉串を受け取り、時計回りに半回転まわして、根本を神前に向けて机におきます。
 説明しながら実践してもらいましたが、子供たちにはまるでパズルのようで右に回したり、左に回したり、逆さにもったりと悪戦苦闘していましたが、全員練習を終えてリーダーを代表にした同拝では綺麗な作法となりました。                    (新村 竜一)


月次祭並びに七五三祈請祭を執り行ないました(平成25年11月15日)

 落ち葉の色濃く秋の気配が深まる十一月、大崎八幡宮では七五三の子供たちのお参りで華やかな賑わいをみせています。
 七五三詣での由来は、「子供の発育上の段階で、三歳で言葉を理解し、五歳で千恵づき、七歳で歯が生え変わる、その一面いろいろな病気に罹りやすく様々な危険をともなう大切な時期でもあります。この時期に健全な成長を神様に祈ることは、自然な親心から起こったものでしょう」(『宮城県神社祭事暦』より)とあります。
 また三歳(男女)で「髪置」、五歳(男)で「袴儀」、七歳(女)で「帯解き」の祝儀が行われていました。  地域や風習により様々な解釈がありますが、お子様の健やかな成長を氏神様にご奉告さしあげ、ご加護を頂戴する事は、家族皆様のお喜びだと存じます。
 十一月十五日に行われた七五三祈請祭には、三歳五歳七歳のお子様とご家族が参列されました。小一時間の祭典では、皆様、凛とした姿勢で粛々と祭典に臨まれておりました。
 祭典が終わると、皆様、七五三の祝袋を手に取りにっこり笑顔。
 宮司以下祭員と一緒に記念撮影をしました。
 七五三でお参りに来られたお子様もいずれ大人になり、そのお子様も八幡宮にお参りに来られますよう、連綿と続くこの神事を大切に繋げていきます。
                                        (権禰宜 小野目 稲美)

御祈祷とは違う雰囲気に皆様、
緊張の面持ちです
三歳の女の子はお父様の膝の上で
一緒に玉串拝礼
五歳の男の子はかっこいいスーツです 七歳の女の子は姿勢も綺麗です
宮司と一緒に記念撮影です

大崎八幡宮能神楽保存会 文部科学大臣表彰式(平成25年11月11日)

 去る11月11日、大崎八幡宮能神楽保存会が、長年の地域文化の振興に功績がある事を認められて、文部科学大臣より平成25年度地域文化功労賞を受賞致しました。
 当日は、文部科学省の第1講堂へ菅野武志会長と新村権禰宜が出向し、表彰式に参列してまいりました。
 式では、国歌斉唱、表彰状授与に続いて西川京子文部科学副大臣の挨拶に続き、全国からの受賞者91名と伴に記念撮影を行ないました。
 当宮の御神楽は正式には「大崎八幡宮の能神楽」と言われ、毎年9月の例大祭に神賑行事の一環として奉奏され、御神慮を和ませております。
 元々は宮城県北部の沿岸部を中心に盛んに行なわれている「法印神楽」を源流としながらも、「能神楽」と呼ばれているのは、舞人が足を摺るように静かに舞う所作が多く、能に近い動きであるとされていて、他の神楽とは一線を画しているのが特徴になっています。
 歴史は古く、御創建の頃より綿々と受け継がれてきたと言われ、昭和47年に能神楽保存会を結成し、同年に「宮城県指定無形民俗文化財」に選定されました。
 また、翌年の昭和48年には文化庁より「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に選択され、平成2年には、当時の保存会会長が地域文化功労者として文部大臣表彰を受賞される等、長年に亘り伝統芸能の保護と継承に貢献してまいりました。 
                                              (新村 竜一)


青森県神社庁東青支部神社総代会にて
東日本大震災支援活動について講演 (平成25年11月6日)

 去る11月6日、青森市鎮座・広田神社社務所を会場に開催された青森県神社庁東青支部「平成25年度・神宮大麻頒布始祭」に併せて開催された「総代会」において、当宮の「東日本大震災被災地支援活動について」小野目宮司が講演をして参りました。
 当宮では、既にホームページ等にてご報告してまいりましたが、震災当日の参拝者と職員並びに家族の安全の確保と境内諸施設の被災状況の確認の後、氏子地域への支援を行いながら、沿岸部被災地域への支援活動を継続実施してまいりました。
 この度の東日本対震災は、青森県から千葉県・東京都まで太平洋沿岸部の広範囲に被害がおよびましたが、青森市を中心とする青森県中央部では大きな被害もなかったそうで100名程のご参加でしたが、宮城県内の現在の状況も含めて支援活動について報告せよとの講演のご依頼を受け1時間程の限られた時間ではありましたがプロジェクターを活用し豊富な画像を投射しながらの講演となりました。
 小野目宮司は、災害発生にあたって神職・総代は、
1、奉務神社の護持。
   @御祭神(御神体)と参拝者の安全確保。⇒「御動座」と「安全誘導」
   A氏子地域の状況把握と支援。⇒「施設の提供」・「物資・資機材の提供」
   B地域外への支援活動。
  などが考えられ、その為には、
2、普段の心構え。
   ⇒「災害時対応マニュアルの策定と見直し」「所有資機材の維持管理」
3、「ネットワークの構築」
   ⇒「絆」「助けあい」⇒「人と人との繋がり。」が、最も大切だと感じた事などをお話しし
     ていましたが、最後に『神社は、地域のネットワークの中心であり、神職は「地域の
     指導的立場」にならなければならない。』と、今回の活動を振り返り自戒も込めてお
     話しされていました。                           (H)


ご結婚、おめでとうございます。(10月の本殿挙式)

 10月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

10月5日 熊谷・庄子 御両家 10月13日 早坂・齋藤 御両家

第21回宮城県神社庁主催『国旗のある自由画コンクール』表彰式(10月26日)

 去る10月26日(土)、毎年行われている宮城県神社庁主催の『国旗のある自由画コンクール』の表彰式が宮城県神社庁にて行われました。
 大崎八幡宮では毎年、この自由画コンクールに向けて9月の例大祭を前に4歳児〜小学校6年生を対象に作品を募り、祭典期間中に境内の西回廊と長床前に掲示して展覧会を行っています。その後、生徒たちの作品を神社庁に出展し、審査結果を待ちます。
 今年は当宮の188点の作品を出展し、合わせて県内各地から349点の応募があり、県内在住の画家・畠山信行先生を中心に厳正な審査が行なわれ、特選から特別賞まで22点の作品が表彰されました。その中で当宮から出展した作品より「特選1点」、「準特選2点」、「入選7点」、「宮司賞1点」の計11作品がめでたく選ばれました。
受賞者の皆様、誠におめでとうございます。
 また、今回の特選、準特選に選ばれた3名の作品につきましては、これから開催される「社団法人日本国旗協会」主催の全国展に出展されます。
 良い結果が出ますよう、心よりご祈念申し上げます。

特選「国旗の下でぼくは歌うよ」
聖ドミニコ学院小学校 2年
岡本 侑祐くん
準特選「日の丸ふじ山」
聖ドミニコ学院小学校 4年
森山 拓眞くん
準特選「未来の宇宙日本!」
聖ドミニコ学院小学校 5年
村上 英仁くん
宮司より表彰状、記念品授与
大崎八幡宮宮司賞
聖ドミニコ学院小学校5年
前澤 仁那ちゃん
宮司と記念撮影
最後に記念撮影をしました

 来年もまた、作品の募集を行う予定でございますので、皆様の多くの素晴らしい作品のご応募を心よりお待ちしております。                         (齋藤 優佳)


浅野温子読み語りに参加してきました(10月25日)

 去る10月25日(金)、仙台市立第一中学校にて開催されたイオン1%クラブ主催「浅野温子読み語り〜仙台のいい話〜」に参加してきました。
 当初の予定では大崎八幡宮にて斎行予定でしたが、台風接近に伴い危険との判断により隣接している第一中学校の体育館にて開催となりました。
 当日は生徒約500人が参加する中、当宮のご祭神である応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱の伝記である「三韓遠征」が語られ、生演奏の幻想的な調べの中で、時に激しく、時に切なく、時に慈愛に満ちた声で進められるお話は、会場にいる全ての人が物語の世界へと引き込まれました。
 読み語り終了後には、奥松島の「月光海苔」をお土産としてお渡し致しました。
                                               (日野美咲)

声だけでなく身振り手振りを交えて表現されていました
お土産の「月光海苔」をお渡しし、にっこりツーショット!

「地久祭」斎行(10月20日)

 去る10月20日(日)、地久祭が斎行されました。
 地久祭とは、皇后陛下のお誕生日を祝い、皇室の弥栄を祈念する祭典です。  真白い斎服姿の祭員が粛々と八幡さまに神饌をお供えし、宮司による祝詞にて皇后陛下のお誕生をお祝い申し上げました。その後、巫女により御神楽「浦安の舞」が奏され、玉串にて拝礼を行い、滞りなく祭典を斎行いたしました。
 本殿を出たあとは、祭典中に降り出した雨の為、長床前より末社参拝しました。
 この日で皇后陛下は満79歳となられました。
 皇后陛下そして皇室の弥栄を祈念いたします。                   (馬塲愛)

参進の様子 浦安の舞
玉串拝礼 大崎八幡宮職員による雅楽の演奏

大崎八幡宮境内における休憩所「鞍」の竣工式を執り行ないました(10月18日)

 爽やかな秋晴れに恵まれた十月十八日、震災により延期になっていた参拝者休憩所施設の竣功奉告祭を執り行ないました。
 神馬舎の隣に、「鞍(くら)」と名付けられた参拝者休憩所は、今年六月に地鎮祭、続いて上棟祭を執り行ない、資材の高騰と職人不足により大幅に予算増となりましたが、やっと完成しこの日を迎えることが出来ました。
 ワンフロアのスペースにはテーブルや椅子を設置し、参拝者や地域の方々が自由に休憩できるよう、また「江戸学」などの勉強会にも使用できるように準備いたしております。
 宮司念願の休憩所では、いずれ飲食などの提供も出来るよう検討中で御座います。
 大崎八幡宮へのご参拝、また八幡町散策の折には是非ご利用き、都会の中の鎮守の杜の清々しさを堪能され、四季折々の風景や雰囲気を感じていただければ幸いです。

休憩所「鞍」で竣功式を執り行ないました 「鞍」の隣には神馬舎があります
大麻と切麻で建物内を清祓致しました 宮司による玉串拝礼
役員・総代以下工事関係者の方々にも
参列頂きました
休憩所の前にて記念撮影
竣工式の後は直会を行い、残りの工期が
安全に行われますよう懇親を深めました

神嘗祭奉祝祭を執り行ないました(10月17日)

 台風一過の清々しく澄んだ空気に満ちた大崎八幡宮において、神嘗祭奉祝祭を執り行ないました。 神嘗祭奉祝祭の「神嘗祭」とは伊勢神宮における祭祀の中で、最も重要な祭典の一つです。
 ご繁栄と国家の安泰・五穀豊穣・国民の平和をお祈りする祭典です。
 大崎八幡宮では伊勢神宮での神嘗祭斎行を祝い、神嘗祭奉祝祭を恒例の祭典として執り行なっております。
 祭典最後には遙拝所にて伊勢神宮を仰ぎ奉り拝礼し、日本国の弥栄を祈念致しました。
                                            (小野目 稲美)

中祭の装束(斎服)での祭典奉仕 献饌の儀。御簾を御上げしての祭典は
数少ない貴重な祭祀です
厳かな雰囲気の中、浦安の舞を
奉奏致しました
宮司以下祭員による玉串拝礼
遥拝所にて宮中並びに伊勢神宮を仰ぎ、拝礼致しました

月次祭斎行(10月15日)

 去る10月15日(火)、月次祭が斎行されました。
 今回、初めて月次祭奉仕した高橋雇は、今春、東北学院大学を卒業後、縁あって当宮で奉職することとなり、8月5日から9月3日までの約一ケ月間、第129回神職養成講習会【直階】を受け、この度、めでたく神職の資格を取得しました。
 神職の階級には5つあり、上から浄階(じょうかい)明階(めいかい)正階(せいかい)権正階(ごんせいかい)直階(ちょっかい)です。
 高橋雇が取得した階位は神職としてに必要な基礎的な階位ですが、大崎八幡宮の神職としての第一歩を踏み出し、神社界での今後の活躍が期待されます。     (日野美咲)

「とても緊張しました」と話していた高橋雇ですが
堂々とした祭典奉仕姿でした

ボーイスカウト仙台第27団入団・上進式及び進級式行う(10月13日)

 去る10月13日(日)、八幡宮境内広場にてボーイスカウト仙台第27団の入団・上進式及び進級式が行われました。
 今回行われた上進式は学校でいう、卒業式と入学式にあたり、ボーイスカウト発祥のイギリスでは9月から年度が始まるためにこの時期に行われているようです。
 今回は6名の上進と2名の入団があり、記章とハンドブックの授与が行われ、BS(ボーイスカウト)の班長に秋月駿之介君・次長に沼田祐一郎君が、CS(カブスカウト)の組長に奥山のりよし君・次長に宮崎こころちゃんがそれぞれ任命されました。
                                              (日野美咲)
※備考※
・ビーバースカウト(幼稚園年長児9月〜小学校2年生9月)
・カブスカウト(小学校2年生9月〜小学校5年生9月)
・ボーイスカウト(小学校5年生9月〜中学校3年生9月)
・ベンチャースカウト(中学校3年生9月〜18歳になる年度(高校3年生)の9月)

記章とハンドブックの授与が行われました
増田隊長と育成会長の宮司による激励!!!
最後に本殿前にて参拝し、記念写真を撮りました

仙台89ERS必勝祈願(10月3日)

 去る10月3日(木)、地元仙台で活動しているプロバスケットチーム【89ERS】の選手、スタッフ一同が今シーズン優勝に向け、必勝祈願が執り行われました。
 当日は天候にも恵まれ、7社もの報道陣に囲まれる中、大石段から参進し、選手・スタッフによる毎年恒例の大絵馬へのサインを書いていただきました。
 お祓いをした後に神職による祝詞奏上、最後に球団代表であり仙台スポーツリンク代表取締役である中村彰久(なかむらてるひさ)社長、ヘッドコーチの河内修斗(かわちしゅうと)殿キャプテンの志村雄彦(しむらたけひこ)殿による玉串拝礼を行い、滞りなく斎行されました。
 祈願終了後に社殿前にてサインをしていただいた大絵馬を中央に全員で記念撮影を行いました。
 八幡さまのご加護のもと、仙台89ERSの益々のご活躍を心よりご祈念申し上げます。
                                             (齋藤 優佳)

              
中村彰久社長を先頭に選手・スタッフ参進 毎年恒例の選手・スタッフ大絵馬サイン
代表者による玉串拝礼 サイン大絵馬を掲げて記念撮影
本殿前にて改めて必勝を祈願しました 選手たちは89ERSお守りに夢中でした
一番身長の高い選手と神職・巫女が
背比べしました
志村選手と記念に写真&握手!!

石燈籠修復作業終了(10月1日)

 平成23年に発生した東日本大震災により、境内にある燈籠21基が倒壊という被害を受けた当宮ですが、この度、全ての石燈籠の修復作業が完了致しました。
  最後に修復を行った石燈籠は、二之鳥居の東西にあるもので、境内に現存する燈篭のなかでも一際大きく古い部類に入り、第七代目伊達重村公の治世、安永6年(1777年)の仲夏(陰暦5月)吉祥奉納とあり、胴の部分には風化により判別が難しくなっておりますが、沢山の奉納者の名前が刻字されており、当時としては大規模な奉納であったと推測されます。
 今回の修復では、破損の酷かった傘部分と火口、土台の交換を行ったものの、奉納年等が刻まれた土台の部分はそのまま利用することと致しました。
 この度の燈籠修復作業、八幡宮の被災施設、構築物修復作業は残すところ社務所、神馬舎(いづれも国の登録文化財)壁・剥落の補修作業を残すのみとなりました。
 未だ沿岸部被災地域の復興の先が見えない中で八幡様のご加護のおかげでここまできた事に感謝申し上げる次第です。                          (日野美咲)

土台を固め、高所作業車を使い、胴・火口・屋根と重ねていきました
最後は職人の手で調整して完成です

平成二十五年九月一日午後四時より例大祭鳥居祭を執り行ないました

                        平成二十五年九月三日 権禰宜 小野目 稲美
   残暑の暑さも和らぎ、秋の空高く爽やかな風が吹いた九月一日、大崎八幡宮境内にある三の鳥居にて、鳥居祭が執り行われました。
 鳥居祭とは、大崎八幡宮の例大祭が事故なく盛大に行われることを祈念し、外部からの罪穢れを防ぐために斎行されます。
 大崎八幡宮の境内には一之鳥居、二之鳥居、三之鳥居、そして北参道鳥居とございますが、三之鳥居が最も御神前に近い鳥居として縄が張られます。
   この縄は九月十五日の神幸祭神輿渡御の出幣式の際に裃姿の先達の手により切断され、三之鳥居を神輿が通った後に初めて一般の方々の通行が許されます。  鳥居祭には役員総代の方々の参列の他、伝播八幡井組の皆様の参列による雀踊りの奉納演舞があり、賑わいが添えられました。
 年を追うごとに一般参列者が増え、皆様の御崇敬のお気持ちを強く感じる祭典でした。

              
三之鳥居に注連縄を張り
例大祭に備えます
鳥居の袴石前にて神饌を供します
役員総代、八幡町商店街、伝播八幡井組
  並びに一般参列者の玉串拝礼
かつて八幡町の石工達が当宮の
祭典に奉納していた演武の形式を
継承した由緒ある雀踊りです

「どんとロード八幡雀踊り」(9月8日)

 どんとロード八幡雀踊りは平成18年に行われた奉祝記念大祭の時に奉納演舞をお申し出頂いたことがきっかけとなり、今年で8回目を迎えました。
 当日は、不安定な天候の中での開催となりましたが、32団体の祭連、約1000人の雀集の力強い演舞と熱気により雨を吹き飛ばし、午後の国道での流し踊りでは雀たちが下町通りを埋め尽くし、盛大に執り行うことが出来ました。
 残念なことに閉会式では雨が降ってしまいましたが、雀達の踊りで火照った体を冷やすのに丁度良かったようです。                             (日野 美咲)

本殿でお祓いを受けてから奉納演舞を行います
午後からは国道に下りて流し踊りが行われました

「鈴の緒奉納式」(9月10日)

 お参りする際に必ず目にする御社殿前の色とりどりの鈴のついた布は「鈴の緒」と呼ばれます。古くより人々の願いを叶えることから、別名「かなお」とも呼ばれています。鈴の緒は多くのご参拝の方々の思いを受け止める大事な役目であり、毎年9月の例大祭を前に、新たに調整されています。
 本年も例大祭を前に、崇敬者の皆様のご奉納により新たな鈴の緒が調整されており、本年は215本のご奉納を頂きました。
 鈴の緒には、御祈願の成就を祈念し、ご奉納頂いた方のお名前と祈願名を一枚ずつ浄書します。鈴の緒の作り方をお手伝いして頂ける方をご奉納の方々より募り、今年は24名の方々にお手伝いして頂きました。鈴の緒を作製するのはとても簡単ではありません。皆様のご協力があって完成を迎えられます。
 出来上がった鈴の緒は御社殿にて奉納式が斎行され、3本ともその日のうちに御社殿に下げられます。                                     (齋藤 優佳)

祈願名・氏名を浄書した色とりどりの布を広げ、何枚も重ねていき、
1つの棒状にしていきます。
棒状にまとまった布をねじりながら
編みこんでいきます。
社殿にて鈴の緒奉納式斎行
皆さまのご協力のもと3本
出来上がりました。
お手伝いして頂いた方々との直会

「献饌式」(9月14日)

 14日(土)午後3時より年間の祭典行事の中でも特に重要な祭典のひとつである「例大祭献饌式」が斎行されました。献饌式とは、お米やお酒を始めとする、海魚や川魚、紅白餅や赤飯などをお供えし、例大祭が無事斎行されるよう祈念する祭典です。
 祭典では、役員総代を始め、氏子崇敬者の多くの方々が参列致しました。 宮司が祝詞奏上後、本装束を身にまとった巫女による「浦安の舞」奉奏、次に宮司、役員総代他参列者が玉串を神前に捧げ、今年も例大祭の諸行事が盛大に行われるよう祈願致しました。
 当宮の例大祭献饌式は夕刻に近い午後3時より斎行されますが参列者共々、お祝いをうけられた八幡様にお食事(御膳)を召し上がって頂き、夕刻より始まる能神楽の演舞を御覧頂くという現代に通じている形を踏襲しています。<

御扉開扉 八幡大神様が
お出ましになられます
献饌 神前にお供えします。
宮司祝詞奏上 巫女による「浦安の舞」-扇舞
「浦安の舞」-鈴舞- 玉串拝礼
最後に御社殿の前で記念撮影

「ちびっこまつり」(9月14日) 

 今年も毎年恒例の小学生・幼稚園の子供たちのための「ちびっこまつり」を開催しました。  レクリエーションゲームの内容は輪投げ・ダルマ落としです。  輪投げは、1〜9番の輪投げ台に輪を5回投げて、ビンゴになったら景品を渡します。  ダルマ落としは、ダルマを1段ずつハンマーで抜き、ダルマを全部落とした場合はパーフェクト賞として豪華な景品を渡します。残念ながら落とせなかった子にも参加賞として景品を渡します。  このダルマ落としは職員の手作りなので、大切に補修し、来年まで大事にしまっておきます。  最後は誰もが知っているアンパンマンのマーチを合唱し、大歓声の中ちびっこまつりは終了しました。
                                             (齋藤 優佳)

 
毎年ゲームが大人気のため、
長蛇の列が出来ます。
ビンゴ賞を狙って…!!
景品をもらって大喜び♪

「能神楽奉奏」(9月14日) 

 大崎八幡宮能神楽保存会の皆様は、連日厳しい稽古を続けており、数ある宮城県の能神楽の中でも特に高い格調と気品あふれる芸風を誇り、宮城県無形民俗文化財に指定されております。
 仙台の気候風土に育まれた仙台藩以来の伝統を誇る大崎八幡宮の能神楽です。奉納演目はかつて十八番まであったと伝えられておりますが、現在ではそのうち十番が廃絶し、「神拝(じんぱい)」「龍天(りゅうでん)」「摩応(まおう)」「小弓遊び(こゆみあそび)」「三天(さんてん)」「将足(ひょうそく)」「四天(してん)」「獅子取り舞(ししとりまい)」の八番が演じられております。
 本年度より、永年地域文化の振興に寄付してこられた団体、地域の伝統芸能の分野において努力されている諸団体の活動に対して助成支援を行う公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団様より助成金30万円を贈呈頂けました。  当日には財団事務局の方が助成金の目録をお持ち頂き、当宮の能神楽もご鑑賞頂きました。

 
助成金目録贈呈 【神拝】
【龍天】 【摩応】
【小弓遊び】 【三天】
【将足】 【四天】

今年もたくさんの参拝者が能神楽を鑑賞され、厳かに奉納されました。   (齋藤 優佳)



「神幸祭」(9月15日) 

 15日午前10時より、例大祭のなかでも最も盛大な神事である「神幸祭・神輿渡御」が行われました。出御祭により八幡さまをお神輿に遷しまして、町内を担ぎ巡ります。約1tあるといわれる本神輿を約180名の男性が交代で担ぎ、それに女神輿、子供神輿、4歳から9歳までの男の子が狩装束を身にまとった騎射子行列が続き、八幡さまの御神霊をお慰めしながら、地域・町内の発展と安寧を願い巡行しました。

 当日は全国各地で記録的な豪雨をもたらした台風18号が日本列島を通過している最中での斎行でしたが、神具類にビニールシートを巻きつけるなどの雨天対策を施し、巡行いたしました。1つ目の御旅所に到着するころには雨足が大変強くなり、残念ながら女御輿、子供御輿、騎射子行列が八幡宮に戻ることとなりましたが、本御輿は引き続き町内を巡り、八幡さまの神慮を畏み、地域の平和、繁栄を祈願しました。

 
召し立てのあと、本殿前を出発する御幣
9月1日鳥居祭から罪穢れを防ぐために張られていた縄は、
         裃姿の先達の手により勢い良く切断されました。
八幡様を乗せたお神輿が鳥居をくぐり、行列は町内へ
お神輿が八幡宮に戻ると、御幣は本殿の周りを3周回るのが慣わしとなっており、
当日の雨の中勢いよく回っていました。

「居合道奉納演武」(9月15日) 

御神輿が出発した後、午前11時より御社殿前にて宮城県剣道連盟居合道部会の皆様による『居合道奉納演武』が行われました。
始めに御社殿にて奉納安全祈願祭を行い、その後御社殿前にて「詩吟―居合詩吟―」、「剣道日本形」、「試斬り」、「杖道模範演武」、「居合道演武 少年の部・一般の部」と続き、最後に「模範演武」が行われました。
10時頃より降り出した雨が強まり、生憎の大雨となってしまいましたが、その中でも切れのよい演武を奉納頂き、見学していた参拝者は盛大な拍手が送っておりました。
                                             (日下 瑞季)

 
詩吟―居合詩吟― 剣道日本形
試斬り 杖道模範演武
居合道演武 模範演武

「流鏑馬神事」(9月15日) 

 当宮の流鏑馬神事は、伊達藩5代藩主、伊達吉村公により作られた「大崎八幡来由記」にも描かれており、今日まで受け継がれている大変歴史のある神事です。
 今年は、台風接近に伴う大雨により、馬場不良とのことで残念ながら中止という運びになりましたが、50枚の流鏑馬的をご奉納頂きました。
また、的をご奉納頂いた皆様にはご一緒に白木矢をお渡し致しました。 来年は無事に齋行することが出来るよう、八幡様にご祈念申し上げます。            (日野 美咲)

 
本来ですと馬場をお祓いして流鏑馬神事が執り行われます
ご奉納頂いた皆様にお渡しした的と白木矢です

「演芸大会」(9月15日) 

 例大祭最後を飾るのが、「演芸大会」。午後6時より広場特設ステージにて、今年もアマチュアバンドの演奏会で例大祭諸行事の締めくくりとなりました。
 参加されたのは、仙台市内を活動拠点としているアマチュアバンドグループ、YOJO BAND、シュガーラビッツ、SHOWA、の方々です。
 今年も昨年に引き続き、若い方からお年寄りの方まで幅広い年代の方々がいらっしゃいました。参拝者の中にファンの方もいらっしゃり、少年のように飛び跳ねている方もおり、今年もそれぞれの盛り上がりをみせてくれました。
 演芸大会には、恒例の抽選会が行われ、折りたたみ自転車や家庭用品等146点の商品があり、各々ご奉納頂いた物を景品とし、抽選会の来ていた参拝者の方々はとても喜んでおり、中にはたくさんの景品をかかえていた方もいました。
今年も例大祭は盛大に締めくくられました。                    (相澤 奈那)

 
シュガーラビッツ YOJO BAND
SHOWA

「文化遺産とまち、ひと、復興」シンポジウム(9月6日)

 去る、9月6日(金)14時より 宮城県多賀城市の東北歴史博物館で文化庁後援により宮城県地域文化遺産復興プロジェクト実行委員会の主催による、「シンポジウム文化遺産とまち、ひと、復興」が開催されました。
震災で被災した歴史的建造物の保護、伝統芸能の再生などをテーマにした「討論会」とそれに合わせ文化遺産の復旧と復興の様子をまとめた「パネル展」も行なわれました。このシンポジウムでは被災地で活動している団体がそれぞれの復興への取り組みを報告するなどしました。
 その中で、当宮で御社殿再建のお手伝いをさせていただいている石巻市雄勝町葉山神社宮司の千葉秀司氏もパネラーとして参加され、震災当時の様子から現在の状況を報告し、地域の文化を次世代に守り伝えるためにも精神的支柱となるべく、本格的な神社再建計画について発表されておりました。
 また、司会を担当した文化庁の文化財調査官梅津氏が「今回のシンポジウムに参加してくれたことが、一つの支援である。」との言葉通り、一人一人の支援への気持ちが大切であると改めて感じました。 このシンポジウムには、全面的に文化庁が支援に乗り出している様で、文化庁の文化財保護部監査官大和智氏外、文化庁職員も多数参加されておりました。
 当宮と致しましても引き続き、沿岸部被災神社の支援活動に力を入れていきたいと思います。                                           (高橋泰之)

              
シンポジウムの様子 雄勝葉山神社宮司 千葉秀司氏
世界の企業からの寄付を募り震災復興の支援をしているワールドモニュメント財団
稲垣光彦氏
会場からも質疑応答がありました
震災前の葉山神社 現在は解体されて何も残されていま
せんが、旧神社地より約10m後方
高台に、新たに再建計画を実施中です。
葉山神社再建計画立面図 葉山神社再建計画平面図

お白石持行事(8月18日〜20日)

 「お白石持行事(おしらいしもちぎょうじ)」は本来伊勢の旧神領民の奉仕により行われてきたもので、宮川での「お白石拾い」に始まり、各町の奉献団が数年をかけ準備をして行われておりました。
新宮にお白石を奉納出来る事は旧神領民にとって誇りであります。この感激を少しでも多くの方々に感じていただこうと、昭和48年の第60回式年遷宮より「一日神領民」制度が設けられ、以来伊勢の旧神領民が一貫して参加者の受け入れを行っております。
今回のお白石持ちは7月26日から9月1日の間に行われ、当宮の宮司、職員、氏子崇敬者総勢80名が、外宮で行われた行事に参加いたしました。

19日午前8時からの奉曳(ほうえい)ということで、暑さは本調子ではありませんでしたが、外宮に向かう2,000人を超える参加者の列は、興奮と熱気に満ちておりました。
外宮前に到着し、手水を済ませ各々「白布とお白石」を受け取り、いよいよ新宮へと向かっていきます。真新しい社殿は木の香も芳しく、その美しさは息をのむほどでありました。
御垣内にお白石を丁寧に置き、祈念を込めます。僅かな時間ではありましたが、20年に1度の祭典に携われたことに一同は感動致しました。
お白石持行事を終えて記念撮影。皆さんの笑顔が輝いておりました。

その後は内宮参拝やおかげ横丁の散策など、思いおもいに伊勢の地を堪能できたようです。 その後三重県を離れ、一同は京都の石清水八幡宮へと向かい正式参拝を行いました。当宮と同じ「八幡宮」でありますが、御祭神は応神天皇、神功皇后、比淘蜷_の三柱です。国の重要文化財に指定されている八幡造の御本殿について説明をうけ、豪奢な社殿に感嘆致しました。

第62回式年遷宮は平成17年の「山口祭」に始まり、新宮にお遷り頂く「遷御の儀」が皇大神宮(内宮)では10月2日、豊受大神宮(外宮)では同5日に執り行われます。 新宮にお遷り頂きましたら日々の平穏に感謝し、今後益々の健勝・発展をお祈り致しましょう。
                                             (日下 瑞季)

              
出発の朝5時半、御社殿前にて旅の安全を祈念します
「夫婦岩」で有名な二見興玉神社でお白石持行事の前の修祓を受けます
奉曳(ほうえい)を前に気合をいれます
声高らかに、掛け声は「エンヤー!、エンヤー!」でした
奉曳を終えて白布とお白石を受け取ります
新宮へと向かいお白石を奉納致しました
その後は内宮へ各自参拝。新宮の前で記念撮影
場所を移動し京都へ。石清水八幡宮へとケーブルカーで山を登ります
正式参拝を行いました
3日間の旅の無事を八幡様へ報告。お疲れ様でした

第三回「雅楽の夕に、」が開催されました(8月13日)

当宮では毎年8月12日に八幡様が当宮に遷座された日を記念して「御鎮座記念祭」が齋行されておりますが、一昨年の震災を機に翌13日には、「雅楽の夕に」と題し、雅楽の演奏会を開催致しました。
当宮職員に「笙」と「巫女舞」をご指導頂いている宮田まゆみ氏を実行委員長として「伶楽舎」の皆様の協力を頂き、「雅楽の夕に、」と題した演奏会を開催しました。
新しい明日を創り始めている東北の皆様方を雅楽という音楽を通じて後押しできればとの思いで、伶楽舎、八幡宮職員、そして一般の方も雅楽器を持参しての参加となりました。
演奏会は、伶楽舎による鎮魂の意を込めた「振り鈴の儀」(鈴、石笛による演奏)、「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)」、「賀殿急(かてんのきゅう)」が演奏された後、宮田まゆみ実行委員長から挨拶を頂き、続けて一般参加者も舞台に上がり一緒に「迦陵頻急(かりょびんのきゅう)」が演奏されました。

次に、伶楽舎の音楽監督を務め、当宮で龍笛をご指導頂いている芝祐靖氏による横笛独奏曲「迦楼羅(かるら)」が演奏されました。
その後、大崎八幡宮神前神楽「萬代の舞(よろずよのまい)」を仕女4名で奉奏した後、葉山神社宮司の千葉秀司さんをゲストとしてお招きし、東日本大震災により被災した社殿の再建とそれを主体とした地域のコミュニティーの復活についてお話されました。
当宮では支援金のご協力を参拝者にお願いする他、葉山神社をモデルケースとさせて頂き、被災地域でバラバラになっている地域の皆様がそれぞれの鎮守社を中心にふるさとに戻って頂ける様、沿岸部被災神社再建へ向けて引き続き支援活動を邁進していきますので温かいご支援を頂ければ幸いです。
お話の後、には、名曲「越天楽(えてんらく)」と「陪臚(ばいろ)」を一般の方と伶楽舎で演奏し、歌唱ワークショップでは大崎八幡宮神前神楽「青葉の舞(あおばのまい)」を参拝者の皆様と歌い、仕女2名がそれに合わせて舞を奉奏し「雅楽の夕に、」は幕を閉じました。                                                  (日野 美咲)

宮田実行委員長による挨拶 芝先生による竜笛の独奏
千葉宮司さんのお話に参拝者の皆様も真剣に耳を傾けていました
「青葉の舞」を奉奏し、無事に終演となりました

「御鎮座記念祭」斎行(8月12日)

去る8月12日(月)、社殿前特設舞台において『御鎮座記念祭』が斎行されました。
仙台藩祖伊達政宗公は、仙台開府後、仙台城の乾(北西)の方角に当たる現在の地を鎮座地と定め、四ヶ年を要して御社殿を造営し慶長12年8月12日に御鎮座致しました。その後政宗公に続く歴代仙台藩候だけでなく、仙台城下の人々に仙台総鎮守として、現代に至るまで多くの方々に崇敬されて参りました。
この度の御鎮座記念祭は、平成8年に御鎮座三百九十年を記念し、『御鎮座記念祭〜雅楽の夕べ』が斎行され、本年で18回目を迎えることとなりました。
御鎮座記念祭にて『舞』を奉仕する神職と巫女は、雅楽演奏団体『伶楽舎』の一員であり、笙の演奏家としても有名な宮田まゆみ先生をお迎えし、4月から月1〜2回の稽古のほかに個人での練習にも取り組んできました。 当日は、茹だるような暑さの中での祭典でしたが、沢山の方々と八幡様の“記念日”をお祝いできて職員も嬉しい限りです。(日野 美咲)

青葉の舞の巫女の奉書(髪飾り)が今年から変わりました
其駒-人長舞 浦安の舞

七夕祈願祭齋行(8月8日)

去る8月8日(木)午後4時より、本殿にて七夕祈願祭を齋行致しました。
当宮では7月1日より1ヶ月間にわたり、御社殿前に笹竹を設け、ご参拝にいらした方々に自由に願い事を書いて頂いております。
当日の七夕祈願祭には、カルピス(株)の皆様方がご参列され、御神前に色とりどりの短冊を奉納されました。
また、祈願祭終了後には当宮に奉納された2本の笹竹のお祓いも致しました。
尚、御初穂料を添えて短冊を奉納された方々には、祈願札をお送りさせて頂きましたので、どうぞ神棚にお祭り下さい。
皆様方の更なるご発展ご活躍をお祈り申し上げます。             (日下 瑞季)

七夕短冊奉納をお申し込み頂いた企業・団体(受付順)
  愛知県岩倉市  あいち歯科殿
  兵庫県神戸市  上新電機(株)神戸岩岡店殿
  東京都江東区  (株)ダイエー殿
  静岡県静岡市  静岡パブリック・リレイション殿
  愛媛県伊予郡  (株)フジ エミフルMASAKI殿
  東京都渋谷区  カルピス(株)殿
  北海道旭川市  北日本広告社 旭川支社殿
  神奈川県川崎市 御菓子所 花ごろも殿
  兵庫県川西市  スマイルプラス矯正歯科殿
  秋田県秋田市  にしのみやこども医院殿
  千葉県船橋市  (株)ユアエルム京成 ネクスト船橋殿
  沖縄県那覇市  ホテルJALシティ那覇殿
  宮城県仙台市  田中貴金属ジュエリー(株) GINZA TANAKA 仙台店殿
  京都府京都市  ゼスト御池会殿
  愛知県犬山市  三井生命名古屋ビル名古屋インターシティ殿
  愛知県名古屋市 中島左紀子殿
  京都府京都市  (株)京都ホテルオークラ殿
                                       (8月31日現在)

ご参列頂いたのカルピス(株)の玉串拝礼 笹竹を御祓いしました

太元社例祭が齋行されました(8月1日)

去る8月1日(木)太元社にて年に一度の例祭が執り行われました。  暑さの厳しい中、総代、世話人さんらが参列の下、宮司が祝詞を奏上し、巫女による「浦安の舞」が奉奏された後、宮司以下参列された皆様が玉串拝礼を行い厳粛に齋行されました。
この太元社には、太元師明王像が祀られておりますが、現在のところ「確認されている太元師明王像は奈良県の秋篠寺と当宮の太元社のみ」(仙台市博物館・酒井学芸員談)との事で、その他絵画としては全国的に数多く残っているそうです。描かれている御姿は腕の本数が4本、8本、36本の3種類有るようですが、当宮では腕が8本の像になります。
太元師明王は昔、宮中のみでお祀りされていましたが、江戸時代の頃より庶民の間にも信仰が広まっていきました。  この太元師明王立像は、仙台藩4代目藩主・伊達綱村公が領内の安全・安泰を願い享保4年(1719年)に造立(ぞうりゅう)を命じ、後に5代目藩主・伊達吉村公により当宮へ安置される事になりました。
今日においても“邪鬼を祓い福を招く神”として皆様から尊崇されております。
                                           (日野 美咲)
巫女による「浦安の舞」
玉串拝礼を執り行います     祭典を見守っていた皆様と一緒に記念撮影


七夕の笹竹設置作業(7月1日)

水無月大祓式も終わり、本年も早いもので下半期に突入し、少しずつ夏の足音が聞こえ始めて参りました。 夏といえば仙台では8月に3日間行なわれる「仙台七夕まつり」が有名ですが、七夕の由来について皆様はご存知でしょうか?

七夕は「棚機」とも書き、織姫と彦星の二星の伝説から生まれた、中国の「乞巧奠(きっこうてん)」という、女子が機織をはじめ手芸が巧になることを願うお祭りが、奈良時代よりも前に日本に伝わったのが始まりです。これが家々に祖先の霊を迎える風習(お盆)や、豊作の祈願等の日本の古くからの信仰・風習が7月7日という時期に重なり合い、乞巧奠(きっこうてん)の行事と結びつき「七夕祭り」となりました。
その乞巧奠(きっこうてん)の伝来以来、「七夕祭り」は宮廷や武家に限られて長く伝えられてきましたが、江戸時代になって庶民に伝わり、七夕祭りは全国に広まっていきました。
そしてここ、「仙台の七夕祭り」は第六代藩主伊達宗村公の時代により盛んに行なわれるようになり、旧暦7月6日の宵に、短冊を笹に結び、良縁成就、芸能上達、無病息災などを祈願しました。

その七夕飾りには七つの飾りがあり、それぞれに意味が込められております。
・短  冊・・・学問や書道の上達を願う
・吹き流し・・・機織や技芸の上達を願う(織姫の織り糸に見立てている)
・投  網・・・豊漁と豊作を願う
・紙  衣・・・裁縫や技芸の上達を願う。また、病や災いの身代わりに
・くずかご・・・清潔と節約の心を育てる
・折  鶴・・・家内安全と健康・長寿を願う
・巾  着・・・商売繁盛を願う

当宮の七夕飾りはそれぞれの意味を考えながら一つ一つ職員の手作りとなっておりますので、ご参拝の際には長床通路の七夕飾りも眺めて頂ければ幸いです。 七夕期間は参拝者の方々に願い事を書いて頂けるよう短冊を用意しております。 また、企業・自治会・子ども会などの諸団体が主催される七夕行事にて「願い事を書いた短冊」の奉納も受け付けております。 詳しくは大崎八幡宮HPの「七夕短冊奉納申し込みについて」をご参照下さい。

短冊をかける笹竹を本殿前に設置
長床通路には職員手作りの飾りが吊り下げられました
皆さんの願い事を八幡様の笹竹に結んでみませんか?

                                          (日野美咲)


十二軒丁・愛宕神社例祭斎行(7月20日)

去る7月20日(土)、当宮小野目博昭宮司が兼務する愛宕神社(仙台市青葉区八幡1丁目・十二軒丁鎮座)におきまして、例祭が斎行されました。
愛宕神社は火伏せ(防火)の神様として全国で信仰されています。総本社は、京都北西部に位置する愛宕山の山頂に鎮座する愛宕神社であり、火の神様である迦遇槌命(カグツチノミコト)をお祭りしています。江戸時代に愛宕神社の信仰は最盛期を迎え、3歳までに参拝すると一生火事に遭わないとされました。
当愛宕神社の創建の詳細は不明ですが、宝永7年(1710)に龍寶寺門前町から仙台北部全域を焼失させた大火災が起こったため、この地に火伏せ(防火)として愛宕神社をお祭りしたのではないかと推測されます。

当日の早朝は曇空で肌寒くありましたが、次第に太陽が顔を出し、過ごしやすい一日となりました。愛宕神社の役員さんを始め、十二軒丁親交会の方々や町内の子供会の子供たち、父兄の皆様の参列のもと、11時より祭典が斎行されました。宮司による祝詞奏上、巫女による「浦安の舞」を奉奏したあと、役員・子供会代表の子供が玉串拝礼を行い、滞りなく祭典を執り行うことができました。
祭典終了後には、町内の安全と繁栄を祈願するため、子供たちが樽御輿を担ぎ、町内を巡行しました。境内では屋台・出し物、行燈コンクールが行われ、普段は静かな境内が大変賑わいました。                                                                                             (馬塲愛)



  

宮司祝詞奏上 巫女による「浦安の舞」奉奏
役員総代・子供会代表による玉串拝礼
祭典終了後、御輿巡行出発町内を巡行
暑い中での巡行でしたが、最後まで元気よく担いでいました。

宮城県神社スカウト協議会合同夏キャンプ開催(7月27〜28日)

去る7月27日(土)、28日(日)宮城県神社スカウト協議会主催による、仙台・岩沼のボーイスカウト、ガールスカウトの合同夏キャンプが奥松島の月浜にて行われました。
キャンプの目的としては、スカウト活動を通して海に親しむとともに体験を通して自然・環境・食料・作業や浜での生活を理解し感謝することと、開催地である奥松島市宮戸字月浜地区は東日本大震災で大きな被害もありましたが、『漁業体験ランド』としてスカウト活動を浜全体でサポートして頂き、「被災地支援」も含めての奉仕活動の理念の下、活動を実施しました。

プログラムとしては、一日目は野外活動としてバナナボートとシーカヤックを各班に分かれて行い、午後からは地引網体験を行いました。夕食後は営火(キャンプファイアー)。
ゲームや歌で楽しく盛り上がり、宮司による夜話をご静聴した後、営火は終了しました。 二日目は五十鈴神社の清掃奉仕(草むしり)・ウミネコの餌付け・かご漁・スイカ割りを行いました。昼食はバーベキュー。
そして閉会式までの間、友好団として仙台地区、仙台第1団の団委員リーダー、スカウトの皆様とともに時間の許す限り海水浴を楽しんだスカウト達でした。
事故もなく2日間を過ごすことが出来、今回の宮神S夏キャンプもスカウト達の心に深く思い出として刻まれたのではないでしょうか。
担当職員として参加させて頂き、私も子供たちと一緒に楽しむことで出来ました。                                                  (齋藤 優佳)





開会式 二人一組で初めてのシーカヤック
船に引っ張られて・・バナナボート 地引網・・色んな海藻と魚が捕れました
キャンプファイアー!直前に晴れました みんなの掛け声を頼りにスイカを狙う!
五十鈴神社の清掃奉仕 みんなで食べるご飯は美味しい♪
〜閉会式〜
月浜地区の皆様、2日間ありがとうございました

ご結婚、おめでとうございます。(6・7月の本殿挙式)

6・7月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

6月2日 吉田・齋藤 御両家 6月8日 清水・加藤 御両家
6月15日 菅原・近藤 御両家 6月23日 今野・板橋 御両家
7月14日 押尾・櫻井 御両家 7月28日 田村・庄司 御両家

太元社例祭が齋行されました(8月1日)

去る8月1日(木)太元社にて年に一度の例祭が執り行われました。  暑さの厳しい中、総代、世話人さんらが参列の下、宮司が祝詞を奏上し、巫女による「浦安の舞」が奉奏された後、宮司以下参列された皆様が玉串拝礼を行い厳粛に齋行されました。
この太元社には、太元師明王像が祀られておりますが、現在のところ「確認されている太元師明王像は奈良県の秋篠寺と当宮の太元社のみ」(仙台市博物館・酒井学芸員談)との事で、その他絵画としては全国的に数多く残っているそうです。描かれている御姿は腕の本数が4本、8本、36本の3種類有るようですが、当宮では腕が8本の像になります。
太元師明王は昔、宮中のみでお祀りされていましたが、江戸時代の頃より庶民の間にも信仰が広まっていきました。  この太元師明王立像は、仙台藩4代目藩主・伊達綱村公が領内の安全・安泰を願い享保4年(1719年)に造立(ぞうりゅう)を命じ、後に5代目藩主・伊達吉村公により当宮へ安置される事になりました。
今日においても“邪鬼を祓い福を招く神”として皆様から尊崇されております。
                                           (日野 美咲)
巫女による「浦安の舞」
玉串拝礼を執り行います     祭典を見守っていた皆様と一緒に記念撮影


七夕祈願祭齋行(8月8日)

去る8月8日(木)午後4時より、本殿にて七夕祈願祭を齋行致しました。
当宮では7月1日より1ヶ月間にわたり、御社殿前に笹竹を設け、ご参拝にいらした方々に自由に願い事を書いて頂いております。
当日の七夕祈願祭には、カルピス(株)の皆様方がご参列され、御神前に色とりどりの短冊を奉納されました。
また、祈願祭終了後には当宮に奉納された2本の笹竹のお祓いも致しました。
尚、御初穂料を添えて短冊を奉納された方々には、祈願札をお送りさせて頂きましたので、どうぞ神棚にお祭り下さい。
皆様方の更なるご発展ご活躍をお祈り申し上げます。             (日下 瑞季)

七夕短冊奉納をお申し込み頂いた企業・団体(受付順)
  愛知県岩倉市  あいち歯科殿
  兵庫県神戸市  上新電機(株)神戸岩岡店殿
  東京都江東区  (株)ダイエー殿
  静岡県静岡市  静岡パブリック・リレイション殿
  愛媛県伊予郡  (株)フジ エミフルMASAKI殿
  東京都渋谷区  カルピス(株)殿
  北海道旭川市  北日本広告社 旭川支社殿
  神奈川県川崎市 御菓子所 花ごろも殿
  兵庫県川西市  スマイルプラス矯正歯科殿
  秋田県秋田市  にしのみやこども医院殿
  千葉県船橋市  (株)ユアエルム京成 ネクスト船橋殿
  沖縄県那覇市  ホテルJALシティ那覇殿
  宮城県仙台市  田中貴金属ジュエリー(株) GINZA TANAKA 仙台店殿
  京都府京都市  ゼスト御池会殿
  愛知県犬山市  三井生命名古屋ビル名古屋インターシティ殿
  愛知県名古屋市 中島左紀子殿
  京都府京都市  (株)京都ホテルオークラ殿
                                       (8月31日現在)

ご参列頂いたのカルピス(株)の玉串拝礼 笹竹を御祓いしました

「御鎮座記念祭」斎行(8月12日)

去る8月12日(月)、社殿前特設舞台において『御鎮座記念祭』が斎行されました。
仙台藩祖伊達政宗公は、仙台開府後、仙台城の乾(北西)の方角に当たる現在の地を鎮座地と定め、四ヶ年を要して御社殿を造営し慶長12年8月12日に御鎮座致しました。その後政宗公に続く歴代仙台藩候だけでなく、仙台城下の人々に仙台総鎮守として、現代に至るまで多くの方々に崇敬されて参りました。
この度の御鎮座記念祭は、平成8年に御鎮座三百九十年を記念し、『御鎮座記念祭〜雅楽の夕べ』が斎行され、本年で18回目を迎えることとなりました。
御鎮座記念祭にて『舞』を奉仕する神職と巫女は、雅楽演奏団体『伶楽舎』の一員であり、笙の演奏家としても有名な宮田まゆみ先生をお迎えし、4月から月1〜2回の稽古のほかに個人での練習にも取り組んできました。 当日は、茹だるような暑さの中での祭典でしたが、沢山の方々と八幡様の“記念日”をお祝いできて職員も嬉しい限りです。(日野 美咲)

青葉の舞の巫女の奉書(髪飾り)が今年から変わりました
其駒-人長舞 浦安の舞

第三回「雅楽の夕に、」が開催されました(8月13日)

当宮では毎年8月12日に八幡様が当宮に遷座された日を記念して「御鎮座記念祭」が齋行されておりますが、一昨年の震災を機に翌13日には、「雅楽の夕に」と題し、雅楽の演奏会を開催致しました。
当宮職員に「笙」と「巫女舞」をご指導頂いている宮田まゆみ氏を実行委員長として「伶楽舎」の皆様の協力を頂き、「雅楽の夕に、」と題した演奏会を開催しました。
新しい明日を創り始めている東北の皆様方を雅楽という音楽を通じて後押しできればとの思いで、伶楽舎、八幡宮職員、そして一般の方も雅楽器を持参しての参加となりました。
演奏会は、伶楽舎による鎮魂の意を込めた「振り鈴の儀」(鈴、石笛による演奏)、「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)」、「賀殿急(かてんのきゅう)」が演奏された後、宮田まゆみ実行委員長から挨拶を頂き、続けて一般参加者も舞台に上がり一緒に「迦陵頻急(かりょびんのきゅう)」が演奏されました。

次に、伶楽舎の音楽監督を務め、当宮で龍笛をご指導頂いている芝祐靖氏による横笛独奏曲「迦楼羅(かるら)」が演奏されました。
その後、大崎八幡宮神前神楽「萬代の舞(よろずよのまい)」を仕女4名で奉奏した後、葉山神社宮司の千葉秀司さんをゲストとしてお招きし、東日本大震災により被災した社殿の再建とそれを主体とした地域のコミュニティーの復活についてお話されました。
当宮では支援金のご協力を参拝者にお願いする他、葉山神社をモデルケースとさせて頂き、被災地域でバラバラになっている地域の皆様がそれぞれの鎮守社を中心にふるさとに戻って頂ける様、沿岸部被災神社再建へ向けて引き続き支援活動を邁進していきますので温かいご支援を頂ければ幸いです。
お話の後、には、名曲「越天楽(えてんらく)」と「陪臚(ばいろ)」を一般の方と伶楽舎で演奏し、歌唱ワークショップでは大崎八幡宮神前神楽「青葉の舞(あおばのまい)」を参拝者の皆様と歌い、仕女2名がそれに合わせて舞を奉奏し「雅楽の夕に、」は幕を閉じました。                                                  (日野 美咲)

宮田実行委員長による挨拶 芝先生による竜笛の独奏
千葉宮司さんのお話に参拝者の皆様も真剣に耳を傾けていました
「青葉の舞」を奉奏し、無事に終演となりました

七夕の笹竹設置作業(7月1日)

水無月大祓式も終わり、本年も早いもので下半期に突入し、少しずつ夏の足音が聞こえ始めて参りました。 夏といえば仙台では8月に3日間行なわれる「仙台七夕まつり」が有名ですが、七夕の由来について皆様はご存知でしょうか?

七夕は「棚機」とも書き、織姫と彦星の二星の伝説から生まれた、中国の「乞巧奠(きっこうてん)」という、女子が機織をはじめ手芸が巧になることを願うお祭りが、奈良時代よりも前に日本に伝わったのが始まりです。これが家々に祖先の霊を迎える風習(お盆)や、豊作の祈願等の日本の古くからの信仰・風習が7月7日という時期に重なり合い、乞巧奠(きっこうてん)の行事と結びつき「七夕祭り」となりました。
その乞巧奠(きっこうてん)の伝来以来、「七夕祭り」は宮廷や武家に限られて長く伝えられてきましたが、江戸時代になって庶民に伝わり、七夕祭りは全国に広まっていきました。
そしてここ、「仙台の七夕祭り」は第六代藩主伊達宗村公の時代により盛んに行なわれるようになり、旧暦7月6日の宵に、短冊を笹に結び、良縁成就、芸能上達、無病息災などを祈願しました。

その七夕飾りには七つの飾りがあり、それぞれに意味が込められております。
・短  冊・・・学問や書道の上達を願う
・吹き流し・・・機織や技芸の上達を願う(織姫の織り糸に見立てている)
・投  網・・・豊漁と豊作を願う
・紙  衣・・・裁縫や技芸の上達を願う。また、病や災いの身代わりに
・くずかご・・・清潔と節約の心を育てる
・折  鶴・・・家内安全と健康・長寿を願う
・巾  着・・・商売繁盛を願う

当宮の七夕飾りはそれぞれの意味を考えながら一つ一つ職員の手作りとなっておりますので、ご参拝の際には長床通路の七夕飾りも眺めて頂ければ幸いです。 七夕期間は参拝者の方々に願い事を書いて頂けるよう短冊を用意しております。 また、企業・自治会・子ども会などの諸団体が主催される七夕行事にて「願い事を書いた短冊」の奉納も受け付けております。 詳しくは大崎八幡宮HPの「七夕短冊奉納申し込みについて」をご参照下さい。

短冊をかける笹竹を本殿前に設置
長床通路には職員手作りの飾りが吊り下げられました
皆さんの願い事を八幡様の笹竹に結んでみませんか?

                                          (日野美咲)


十二軒丁・愛宕神社例祭斎行(7月20日)

去る7月20日(土)、当宮小野目博昭宮司が兼務する愛宕神社(仙台市青葉区八幡1丁目・十二軒丁鎮座)におきまして、例祭が斎行されました。
愛宕神社は火伏せ(防火)の神様として全国で信仰されています。総本社は、京都北西部に位置する愛宕山の山頂に鎮座する愛宕神社であり、火の神様である迦遇槌命(カグツチノミコト)をお祭りしています。江戸時代に愛宕神社の信仰は最盛期を迎え、3歳までに参拝すると一生火事に遭わないとされました。
当愛宕神社の創建の詳細は不明ですが、宝永7年(1710)に龍寶寺門前町から仙台北部全域を焼失させた大火災が起こったため、この地に火伏せ(防火)として愛宕神社をお祭りしたのではないかと推測されます。

当日の早朝は曇空で肌寒くありましたが、次第に太陽が顔を出し、過ごしやすい一日となりました。愛宕神社の役員さんを始め、十二軒丁親交会の方々や町内の子供会の子供たち、父兄の皆様の参列のもと、11時より祭典が斎行されました。宮司による祝詞奏上、巫女による「浦安の舞」を奉奏したあと、役員・子供会代表の子供が玉串拝礼を行い、滞りなく祭典を執り行うことができました。
祭典終了後には、町内の安全と繁栄を祈願するため、子供たちが樽御輿を担ぎ、町内を巡行しました。境内では屋台・出し物、行燈コンクールが行われ、普段は静かな境内が大変賑わいました。                                                                                             (馬塲愛)



  

宮司祝詞奏上 巫女による「浦安の舞」奉奏
役員総代・子供会代表による玉串拝礼
祭典終了後、御輿巡行出発町内を巡行
暑い中での巡行でしたが、最後まで元気よく担いでいました。

宮城県神社スカウト協議会合同夏キャンプ開催(7月27〜28日)

去る7月27日(土)、28日(日)宮城県神社スカウト協議会主催による、仙台・岩沼のボーイスカウト、ガールスカウトの合同夏キャンプが奥松島の月浜にて行われました。
キャンプの目的としては、スカウト活動を通して海に親しむとともに体験を通して自然・環境・食料・作業や浜での生活を理解し感謝することと、開催地である奥松島市宮戸字月浜地区は東日本大震災で大きな被害もありましたが、『漁業体験ランド』としてスカウト活動を浜全体でサポートして頂き、「被災地支援」も含めての奉仕活動の理念の下、活動を実施しました。

プログラムとしては、一日目は野外活動としてバナナボートとシーカヤックを各班に分かれて行い、午後からは地引網体験を行いました。夕食後は営火(キャンプファイアー)。
ゲームや歌で楽しく盛り上がり、宮司による夜話をご静聴した後、営火は終了しました。 二日目は五十鈴神社の清掃奉仕(草むしり)・ウミネコの餌付け・かご漁・スイカ割りを行いました。昼食はバーベキュー。
そして閉会式までの間、友好団として仙台地区、仙台第1団の団委員リーダー、スカウトの皆様とともに時間の許す限り海水浴を楽しんだスカウト達でした。
事故もなく2日間を過ごすことが出来、今回の宮神S夏キャンプもスカウト達の心に深く思い出として刻まれたのではないでしょうか。
担当職員として参加させて頂き、私も子供たちと一緒に楽しむことで出来ました。                                                  (齋藤 優佳)





開会式 二人一組で初めてのシーカヤック
船に引っ張られて・・バナナボート 地引網・・色んな海藻と魚が捕れました
キャンプファイアー!直前に晴れました みんなの掛け声を頼りにスイカを狙う!
五十鈴神社の清掃奉仕 みんなで食べるご飯は美味しい♪
〜閉会式〜
月浜地区の皆様、2日間ありがとうございました

ご結婚、おめでとうございます。(6・7月の本殿挙式)

6・7月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

6月2日 吉田・齋藤 御両家 6月8日 清水・加藤 御両家
6月15日 菅原・近藤 御両家 6月23日 今野・板橋 御両家
7月14日 押尾・櫻井 御両家 7月28日 田村・庄司 御両家

太元社例祭が齋行されました(8月1日)

去る8月1日(木)太元社にて年に一度の例祭が執り行われました。  暑さの厳しい中、総代、世話人さんらが参列の下、宮司が祝詞を奏上し、巫女による「浦安の舞」が奉奏された後、宮司以下参列された皆様が玉串拝礼を行い厳粛に齋行されました。
この太元社には、太元師明王像が祀られておりますが、現在のところ「確認されている太元師明王像は奈良県の秋篠寺と当宮の太元社のみ」(仙台市博物館・酒井学芸員談)との事で、その他絵画としては全国的に数多く残っているそうです。描かれている御姿は腕の本数が4本、8本、36本の3種類有るようですが、当宮では腕が8本の像になります。
太元師明王は昔、宮中のみでお祀りされていましたが、江戸時代の頃より庶民の間にも信仰が広まっていきました。  この太元師明王立像は、仙台藩4代目藩主・伊達綱村公が領内の安全・安泰を願い享保4年(1719年)に造立(ぞうりゅう)を命じ、後に5代目藩主・伊達吉村公により当宮へ安置される事になりました。
今日においても“邪鬼を祓い福を招く神”として皆様から尊崇されております。
                                           (日野 美咲)
巫女による「浦安の舞」
玉串拝礼を執り行います     祭典を見守っていた皆様と一緒に記念撮影


七夕祈願祭齋行(8月8日)

去る8月8日(木)午後4時より、本殿にて七夕祈願祭を齋行致しました。
当宮では7月1日より1ヶ月間にわたり、御社殿前に笹竹を設け、ご参拝にいらした方々に自由に願い事を書いて頂いております。
当日の七夕祈願祭には、カルピス(株)の皆様方がご参列され、御神前に色とりどりの短冊を奉納されました。
また、祈願祭終了後には当宮に奉納された2本の笹竹のお祓いも致しました。
尚、御初穂料を添えて短冊を奉納された方々には、祈願札をお送りさせて頂きましたので、どうぞ神棚にお祭り下さい。
皆様方の更なるご発展ご活躍をお祈り申し上げます。             (日下 瑞季)

七夕短冊奉納をお申し込み頂いた企業・団体(受付順)
  愛知県岩倉市  あいち歯科殿
  兵庫県神戸市  上新電機(株)神戸岩岡店殿
  東京都江東区  (株)ダイエー殿
  静岡県静岡市  静岡パブリック・リレイション殿
  愛媛県伊予郡  (株)フジ エミフルMASAKI殿
  東京都渋谷区  カルピス(株)殿
  北海道旭川市  北日本広告社 旭川支社殿
  神奈川県川崎市 御菓子所 花ごろも殿
  兵庫県川西市  スマイルプラス矯正歯科殿
  秋田県秋田市  にしのみやこども医院殿
  千葉県船橋市  (株)ユアエルム京成 ネクスト船橋殿
  沖縄県那覇市  ホテルJALシティ那覇殿
  宮城県仙台市  田中貴金属ジュエリー(株) GINZA TANAKA 仙台店殿
  京都府京都市  ゼスト御池会殿
  愛知県犬山市  三井生命名古屋ビル名古屋インターシティ殿
  愛知県名古屋市 中島左紀子殿
  京都府京都市  (株)京都ホテルオークラ殿
                                       (8月31日現在)

ご参列頂いたのカルピス(株)の玉串拝礼 笹竹を御祓いしました

「御鎮座記念祭」斎行(8月12日)

去る8月12日(月)、社殿前特設舞台において『御鎮座記念祭』が斎行されました。
仙台藩祖伊達政宗公は、仙台開府後、仙台城の乾(北西)の方角に当たる現在の地を鎮座地と定め、四ヶ年を要して御社殿を造営し慶長12年8月12日に御鎮座致しました。その後政宗公に続く歴代仙台藩候だけでなく、仙台城下の人々に仙台総鎮守として、現代に至るまで多くの方々に崇敬されて参りました。
この度の御鎮座記念祭は、平成8年に御鎮座三百九十年を記念し、『御鎮座記念祭〜雅楽の夕べ』が斎行され、本年で18回目を迎えることとなりました。
御鎮座記念祭にて『舞』を奉仕する神職と巫女は、雅楽演奏団体『伶楽舎』の一員であり、笙の演奏家としても有名な宮田まゆみ先生をお迎えし、4月から月1〜2回の稽古のほかに個人での練習にも取り組んできました。 当日は、茹だるような暑さの中での祭典でしたが、沢山の方々と八幡様の“記念日”をお祝いできて職員も嬉しい限りです。(日野 美咲)

青葉の舞の巫女の奉書(髪飾り)が今年から変わりました
其駒-人長舞 浦安の舞

第三回「雅楽の夕に、」が開催されました(8月13日)

当宮では毎年8月12日に八幡様が当宮に遷座された日を記念して「御鎮座記念祭」が齋行されておりますが、一昨年の震災を機に翌13日には、「雅楽の夕に」と題し、雅楽の演奏会を開催致しました。
当宮職員に「笙」と「巫女舞」をご指導頂いている宮田まゆみ氏を実行委員長として「伶楽舎」の皆様の協力を頂き、「雅楽の夕に、」と題した演奏会を開催しました。
新しい明日を創り始めている東北の皆様方を雅楽という音楽を通じて後押しできればとの思いで、伶楽舎、八幡宮職員、そして一般の方も雅楽器を持参しての参加となりました。
演奏会は、伶楽舎による鎮魂の意を込めた「振り鈴の儀」(鈴、石笛による演奏)、「壱越調調子(いちこつちょうのちょうし)」、「賀殿急(かてんのきゅう)」が演奏された後、宮田まゆみ実行委員長から挨拶を頂き、続けて一般参加者も舞台に上がり一緒に「迦陵頻急(かりょびんのきゅう)」が演奏されました。

次に、伶楽舎の音楽監督を務め、当宮で龍笛をご指導頂いている芝祐靖氏による横笛独奏曲「迦楼羅(かるら)」が演奏されました。
その後、大崎八幡宮神前神楽「萬代の舞(よろずよのまい)」を仕女4名で奉奏した後、葉山神社宮司の千葉秀司さんをゲストとしてお招きし、東日本大震災により被災した社殿の再建とそれを主体とした地域のコミュニティーの復活についてお話されました。
当宮では支援金のご協力を参拝者にお願いする他、葉山神社をモデルケースとさせて頂き、被災地域でバラバラになっている地域の皆様がそれぞれの鎮守社を中心にふるさとに戻って頂ける様、沿岸部被災神社再建へ向けて引き続き支援活動を邁進していきますので温かいご支援を頂ければ幸いです。
お話の後、には、名曲「越天楽(えてんらく)」と「陪臚(ばいろ)」を一般の方と伶楽舎で演奏し、歌唱ワークショップでは大崎八幡宮神前神楽「青葉の舞(あおばのまい)」を参拝者の皆様と歌い、仕女2名がそれに合わせて舞を奉奏し「雅楽の夕に、」は幕を閉じました。                                                  (日野 美咲)

宮田実行委員長による挨拶 芝先生による竜笛の独奏
千葉宮司さんのお話に参拝者の皆様も真剣に耳を傾けていました
「青葉の舞」を奉奏し、無事に終演となりました

「水無月大祓式」斎行(6月30日)

去る6月30日(日)、祓所において「水無月大祓式」が斎行されました。
この神事は、参列者が神職の「大祓詞」の宣読に沿って、左なえの麻縄を口で解き右肩越しに、右なえの麻縄を口で解き左肩越にそれぞれ投げ、切麻(紙吹雪状のもの)で自身を祓い、人形で体を撫でから息を吹きかけ罪穢れを移し、紙包みに戻したものを神職が回収し、唐櫃に納め、お祓いするものです。このお祓いの後、祭員に引き続き参列者の方も一緒に「茅の輪」をくぐる事が習わしとなっておりますが、この「茅の輪」は、6月の夏越の大祓式にのみ使用され、これをくぐることにより「疫病や罪穢れが祓われる」と言われております。
くぐりかたは
「水無月の 夏越の祓いする人は 千歳の命 延ぶというなり」
という古歌を唱えながら、左回り・右回り・左回りと3回輪をくぐり、最後に真っ直ぐにくぐり抜けます。
 こうして茅の輪をくぐり祓われることにより、知らず知らずのうちに心身についた罪穢れが綺麗に清められ、残り半年間を新たな気持ちで迎えられるのです。 また、今年から当日ご参列頂いた方にミニ茅の輪を撤下しておりますが、こちらは外から入ってくる疫病や罪穢れを防ぐものとなりますので玄関にお飾り下さい。                 (日野美咲)

〜大祓式「茅の輪」の起源〜
 大祓式は毎年6月と12月に斎行されておりますが、起源は古く、須佐之男命が罪を犯し、高天原を追放された故事が始めとされ、その後災害疫病等の際にその都度行われていたもので、現在のように定期的に行われるようになったのは、大宝元年(701年・飛鳥時代)からのことです。また「茅の輪」をくぐるのは善行をした蘇民将来が、須佐之男命から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」と言われその通りにしたところ、疫病から免れることが出来たという故事に基づきます。  

参列者の方には人形の入った紙包みをお渡ししています
大麻・塩湯にてお祓いした後、右・左・右と茅の輪をくぐり抜け、
最後に真っ直ぐ抜け本殿前へ
参列者全員で参拝後は、お神酒とお札を受けて頂きます
ご参列頂いた方にお配りしたミニ茅の輪

■ご結婚、おめでとうございます。(5月の本殿挙式)

  5月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

5月3日 松本・渡邊 御両家 5月4日 村上・梅村 御両家
5月4日 舩木・関根 御両家 5月18日 沢田・橋本 御両家
5月25日 西城・佐藤 御両家

■葉山神社起工式斎行(6月19日)

 去る6月19日(水)、東日本大震災で被災した石巻市雄勝町大浜に鎮座する葉山神社にて、御社殿・社務所建設工事の起工式があり、当宮職員が伶人(雅楽演奏)奉仕で参加させて頂きました。
 葉山神社は東日本大震災により被災し、社殿や重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」で使用する面や太刀、装束の九割が津波により流されました。
 そんな甚大な被害をうけた葉山神社宮司の千葉秀司さんは「なんとか社殿を再建したい」と常々口にされており、そのような中、地域伝統芸能復興基金(まつり応援基金)をもとに支援活動をおこなっている公益財団法人 日本財団からご助成のお話を頂き、その相談をうけていた当宮宮司の依頼により、(有)波岡建築設計室 波岡平八さん・(有)木匠 渡邉宏さんと当宮の出入職方をご紹介させて頂き、今回の起工式となりました。
 当日は生憎の雨となり足元の悪い中の祭典となりましたが、日本財団、尾形武寿理事長を始め地域の方々や宮城県神社庁桃生支部の宮司さん等、沢山の方が参列されました。
 また、神事終了後には直会が行われ、法印神楽も奉納されました。


当宮からは祭員として一人、伶人として四名奉仕致しました
刈初の儀を行った千葉宮司 穿初の儀を行った波岡平八さん
鍬入の儀を行った佐藤建設(株)佐藤秀徳さん
日本財団理事長の尾形武寿さんからご挨拶を頂き、
雄勝石でつくられたご銘板が贈呈されました
 
敷地祓い・獅子振りにてお祓いをして神事終了となりました 直会では「道祖」と「日本武尊」が奏されました

当宮では震災直後より被災地支援活動を行ってまいりましたが、平成25年度より、被災地域でバラバラになっている地域の皆様がそれぞれの鎮守社を中心にふるさとに戻って頂ける様、沿岸部被災神社再建へ向けて引き続き支援活動を邁進していきますので温かいご支援を頂ければ幸いです。
「大震災 のりこえ築く 復興の道」 (日野 美咲)


■月次祭斎行(6月15日)

 梅雨の冷たい雨が降りしきる生憎の空の下、月次祭が齋行されました。
この月次祭で、今年度入社したばかりの相澤仕女が初めての舞奉仕を務め、緊張の面持ちながらも先輩と気持ちを一つにし、最後まで舞うことができたようです。
祭典後、相澤仕女は宮司よりお褒めの言葉を頂き、ほっと一安心したようでした。
今年度入社した新人仕女は合わせて3人。月に何度か外部講師をお招きして巫女舞の稽古を行い、先輩と一緒に舞奉仕が出来るように練習を頑張っております。
これから行われる祭典での活躍に期待が出来そうですね。
(日下 瑞季)

雨の中を参進していきます 萬代の舞 左,日下仕女 右,相澤仕女
相澤仕女 緊張の面持ちでしたが、無事に舞奉仕を務めました
          
■境内休憩所の地鎮祭斎行(6月10日)

 去る6月10日(月)、工事関係者の参列する中、参拝者休憩所の地鎮祭が斎行されました。
この休憩所は平成22年に建設予定でしたが、東日本大震災発生により建設工事が延期しておりましたが、この度無事着工にこぎつける事ができました。
 当日の祭典は当宮の職員2名により、祝詞にて工事の安全を祈念した後、四方祓をし、宮司に続き、責任役員の川上良雄殿、(有)波岡建築設計事務所代表の波岡平八殿、(株)深松組 専務取締役の深松徹殿、当宮職方会を代表して(株)マルエス技研工業所 代表取締役の角田辰夫殿が玉串を捧げ拝礼致しました。
 尚、竣工予定は震災復興の影響もあり、材料の確保や職人の不足等により、10月下旬を予定しております。
 八幡宮ご参拝の折には是非ともお立ち寄り下さい。
(日下 瑞季)


〜地鎮祭とは〜  「とこしずめのまつり」ともいわれ、工事着手のときにこの土地の産土神様と守護神を祀ってその敷地のすみずみをお祓いして、工事の安全を祈願する重要なお祭りです。


修祓 降神
献饌 祝詞奏上
四方祓 地鎮行事 鎌入れ
鋤入れ 鍬入れ
玉串拝礼 川上責任役員
波岡 殿 (株)深松組 深松 殿
(株)マルエス技研工業所 角田辰夫殿 地鎮祭が無事に齋行されました
完成予想図
 
■「大崎八幡宮文化財の杜」育林事業開催(6月9日)

 去る6月9日(日)、晴天の中白石市南蔵山麓の植林地で育林事業が開催されました。
 平成16年4月にボランティアの皆様の手により、100年200年後の御社殿の修理に備えて、御用材となるヒノキ・カラマツ・ブナ・カツラ・ケヤキの苗木が植えられました。以来、毎年「大崎八幡宮文化財の杜」育林事業を行っており、丸9年が過ぎ今年で10回目を迎えました。
 当日は、県内外から集まった氏子崇敬者、ボーイスカウト、一般企業・団体のボランティアの方々約350名ものご参加を頂き、草刈、除草等の作業が行われました。
 また、毎年5月に開催されていた『皐月祭』は、東日本大震災の影響により出店業者が被災したため、本殿にて斎行されていた「緑化推進祈願祭」は、一昨年に引き続き「文化財の杜」に場所を移して斎行され、これから益々の木々の生長をご祈念申し上げました。
その後、植林地に入ると、昨年より生長している木々が多く見受けられ、木々の生長の速さに圧倒されました。
 各作業は順調に進み、お昼にはおにぎりとボーイスカウト育成会の方々による豚汁が振まわれ、予定時刻よりも早めに終了することが出来ました。

緑化推進祈願祭 祭主による祝詞奏上 四方祓いにて斎場を祓い清めます
副実行委員長による玉串拝礼 ボランティアの皆様により今年も綺麗に除草されました
                                    

 この事業に恒例の行事として毎年ご参加頂いている方々に来年もご参加をお願いすると共に、ご興味のある方は是非ともご参加をお待ちしております。
(日野 美咲)


■第55回宮城県総代連合会大会に参加してきました(6月6日)

去る6月6日(水)、電力ホールにて第55回宮城県神社総代連合会大会・宮城県神社関係者大会が行われ、役員総代さん5名と宮司以下職員2名が参加し、当宮の権禰宜1名がお手伝いとして出向しました。
第一部では功労者の授賞式が行われ、当宮からは千田文彦役員が県神社総代会より功労者として表彰されました。
午前11時から行われた第二部では記念講演として、皇学館大学教授の新田均先生を講師として、「阿部内閣の教育改革について」の今後の課題等についてご講演されました。
(日野 美咲)

                 
 
功労者として表彰された千田役員  
             
■仙台市神社総代会総会が開催されました(6月3日)

 去る6月3日(月)、宮城縣護國神社の参集殿において、仙台市神社総代会の総会が開催され、当宮より職員2名と役員総代世話人5名が参加してきました。
 当日は護國神社社殿内においてお祓いを受けた後、参集殿において開催された総会では、当宮の世話人である西澤啓文さん、岡部恒治さんが10年以上の神社への奉仕活動の功績が評価され、宮城県神社庁仙台支部より神社功労賞が表彰されました。
(日野 美咲)

今後とも当宮への奉仕活動のご協力をお願い致します 閉式の挨拶は川上役員が行いました

■第28回杜の都kidsウォークラリー開催(5月26日)

 去る5月26日(日)、仙台商工会議所青年部主催の「第28回杜の都kidsウォークラリー」が開催されました。
 当日は天候にも恵まれ、澄み渡る青空の下、約1500人の子供たちが待ちきれない様子で境内を散策していました。
 拝殿前にはベガルタ仙台や仙台ガールズプロレスリングのフラッグへの書き込み応援コーナーが設営され、開会式会場にはむすび丸やさくらっきーも駆けつけてくれるなど、正月・松焚祭とはまた違った賑わいを見せていました。
 開会式は商工会議所青年部会長の挨拶と注意事項およびコースの説明がなされ、その後、ウォークラリー開催の安全を祈願して修祓が行われ、表参道のスタート地点でのテープカットとなりました。
 テープカットでは、参加者の小学生代表のほか谷津田権禰宜も参加し、テープが無事に切られると、参加者の方々がゴールとなる西公園をめざして一斉に歩き始めました。
 また、最初のチェックポイントとなる龍宝寺の前にある横断歩道には当宮より菅原権禰宜が交通指導隊員として立哨し、子供たちの交通安全のサポートをしておりました。 
(日野 美咲)

ゆるキャラのむすび丸やさくらっきーは大人気!
テープカットがされるとみんな一斉にスタート!
龍宝寺前の交差点で立哨する菅原権禰宜

■奥松島体験丸「進水清祓」並びに「月浜復興祈願祭」斎行(5月8日)

 去る年5月8日(水)、宮城郡七ヶ浜にある(有)マリンメカニック東日本マリーナで「奥松島体験丸」の船の清祓、進水式、月浜地区の復興祈願祭を執り行ないました。
大崎八幡宮は東日本大震災で被災した沿岸部に支援活動を行ってきましたが、今回はその一端として、東松島市月浜地区で行われている「体験ネットワーク」で使用される船を寄贈する運びとなりました。
当日は清々しい晴天で、船に飾られた色とりどりのテープが風に舞い、奥松島 体験丸、そして月浜地区の順風満帆を祝っているかのようでした。
大崎八幡宮の沿岸地区の支援活動は一旦幕を引き、これからは沿岸の被災神社への支援へと歩を進め、大崎八幡宮はこれからも被災地支援活動を続けて参ります。

 ※体験ネットワークの海の体験では、操船・船釣り・磯釣り・刺網漁・かご網・シーカヤック・地引き・カキ作業・海苔収穫などがあり、他にも野外活動としてロープワーク・トレッキング・料理・工芸・和太鼓など様々な活動をバック  アップしています。
 四季折々、ここでしかできない体験を奥松島で経験されては如何でしょうか?
 最後に、初めて進水式を経験した新人二人の感想を掲載させて頂きます。

  出仕 馬塲 愛   4月1日付けで大崎八幡宮に奉職して以来2カ月程となりましたが、初めて  の外祭奉仕をさせて頂きました。
  八幡様より国道45号線を東に進むこと1時間弱、多賀城市に入り七ヶ浜  町へ向う途中、「津波到着地点」と書かれた標識を発見致しました。
 神奈川県出身で土地勘がまだなく「ここまで津波が押し寄せてきた事実」とそこから海までの距離を見せつけられ、大震災の現実を思い知らされました。
 奉職先である大崎八幡宮では、震災直後より支援物資の搬送、瓦礫撤去、コンテナハウスの寄贈など様々な支援活動をやって来たとの事です。
 この度の奥松島体験丸は、復興支援の一環として、震災で全ての船を失った東松島市宮戸字月浜の方々の生活基盤となるよう寄贈した遊魚船であります。
 当日は強風の中、力強くはためく日の丸と真新しい船体は清く美しく、月浜の方々にとってこの「体験丸」が復興への大きな一歩となるよう、そして「体験丸」が自らのお役目を立派に果たせるように精一杯御奉仕いたしました。
 今回の神事は大変貴重な経験でありました。祭員として奉仕できてとてもうれしく思っています。
 雇 高橋 知生   奉職先の大崎八幡宮震災復興活動の一環として東松島市宮戸字月浜に  寄贈する遊魚船の進水式をご奉仕させて頂きました。
  進水式自体が初めての体験でしたが、厳かな雰囲気の中、淡々と神事が  進みました。
 清められた真新しい船体が海に浮かぶと、関係者の皆さんの喜びにあふれた笑顔が見られ、ご奉仕できたことに感謝という言葉以外考えられない思い出一杯となりました。
 多くの方が寄贈した「奥松島体験丸」に乗船し、漁業を体験され事故なく安全に「日本三景松島」の一角である月浜地区を訪ね、太平洋の波が直接打ち寄せる宮戸島地区の素晴らしい景色を満喫されます様、お祈りする次第です。
 このような神事を自分でも早く取り仕切る事が出来るようになりたいと願う限りです。神明奉仕に全力を尽くす事を改めて強く感じました。
 今回進水式にご奉仕させて頂き、奉務神社宮司をはじめ月浜地区の皆様、関係者の方々、誠にありがとうございました。
 
進水前の奥松島体験丸です 船首の前に祭壇を組み、清祓を執り行ないました
大麻と切麻で船全体を清めます 船内も清め祓い致します
撒饌(紅白餅)と撒銭を行いました いよいよ初めての進水です
奥松島体験丸は大海原へ進みます 当宮宮司が体験ネットワーク 代表へ寄贈書を贈られました

(小野目 稲美)

                                                 
■仙台・江戸学叢書刊行(5月15日)

この度、平成22年8月に開講し、第37巻となる福島美術館学芸員 尾暮まゆみ先生による「仙台と黄檗を繋ぐもの」と題した叢書が刊行致しました。
本の中で、伊達家4代藩主綱村公以降の伊達家の菩提寺、両足山大年寺や、その宗派「黄檗宗」についてわかりやすく解説しております。
事前にお申込み頂いている方には、すでにご郵送させて頂きました。
また新に叢書をご希望の方や、刊行状況等ご不明な点がございましたら、お気軽に社務所までお問い合わせ下さい。

 ☆刊行された叢書
仙台と黄檗を繋ぐもの」  尾暮 まゆみ 福島美術館学芸員

■ご結婚、おめでとうございます。(4月のご本殿での結婚式)

  大崎八幡の大神様の大前において、4月に5組の方々が挙式を挙げられ、皆様に掲載許可を頂きましたので、ここにご報告申し上げます。

4月10日 レーマン・高橋 御両家 4月20日 津田・西村御両家
4月21日 森・曽我 御両家 4月27日 阿部・嶺岸 御両家
4月28日 和田・石津 御両家
 

八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。 誠におめでとうございました。


■昭和祭斎行(4月29日)

 去る4月29日(月)は昭和の日。昭和の時代には「昭和天皇様のお誕生日」として、祝日となっておりましたが、元号が「平成」に改まると同時に「天皇誕生日」も12月23日となり、4月29日は平成元年より「みどりの日」となりました。
 そして、国民の祝日に関する法律の一部改正により、平成19年は「昭和の日」と改められ、激動の昭和の時代に日本の国をまとめられた昭和天皇様の御偉徳をしのび、今日に至っております。
 その「昭和の日」に因み、当宮でも午前10時より本殿にて、昭和祭が斎行されました。
 この祭典は、宮司一拝から始まり、献饌にてご神前に神饌をお供えし、宮司による祝詞奏上にて「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代」を顧み、昭和天皇様のご聖徳を景仰し、弥益々の皇室の隆昌を、お祈り申し上げた後、昭和天皇様の御製をうたった「浦安の舞」を奉奏、次に玉串拝礼と続き、撤饌、宮司一拝にて滞りなく斎行されました。
(日野美咲)

献饌 ご神前に神饌をお供えします 仕女による「浦安の舞」
玉串拝礼にてご祈念致しました
 

■刈田嶺神社雪かき奉仕(4月23日)  去る4月23日(火)、毎年恒例の蔵王刈田嶺の山頂にある【刈田嶺神社】へ八幡宮の神職・巫女計8名が雪かき奉仕に行って参りました。
 蔵王エコーラインが開通するにあたり、刈田嶺神社への参拝者がお参りできるようにと毎年雪かき奉仕をしております。
 例年よりもお宮前の雪は少ないということでしたが、雪は硬く、鶴嘴やスコップで雪を砕き作業を進めました。作業前は社殿が半分程隠れておりましたが、ようやく社殿の扉が開き、御賽銭箱・狛犬が姿を現しました。
 作業が終わって一汗かいた後は恒例により中腹にある蔵王にある【峩々温泉】に入ります。  今年も一年、参拝者が無事に参拝できるようご祈念致します。
(齋藤 優佳)

雪道を登り続けます 社殿が雪で埋もれています
蔵王のお釜を見下ろせる景色です お宮が開き、賽銭箱・狛犬の姿が…!
作業後の記念撮影 作業が終わり、待ちに待った峩々温泉!

■月次祭斎行(4月15日)  仙台の総鎮守である大崎八幡宮の境内にもやっと春の日差しが戻り、桜の花も咲きほころんできました。
 そんな春の声が聞こえ始めた4月15日(月)、本殿にて毎月恒例の月次祭が斎行されました。
 今回の祭員は4月1日付けで奉職した馬塲愛出仕が、初めて祭員のご奉仕をいたしました。
 緊張した面持ちでおつとめに勤しむ馬塲出仕は「出仕の身分ながら、表衣を着て御奉仕させて頂きました。神事の深い緊張感とその重さによって、改めて神職としての自覚を明確に致しました。これからは全身全霊を込め、大崎八幡大神の元、日々種修行に励み、ご奉仕していく所存であります。」と襟を正しながら話していました。
 肌寒かった3月と比べ暖かい4月の月次祭は、伶人の奏でる雅楽の調べと輪丁花の香りが芳しい祭典となりました。                                   
(小野目 稲美)


初めての前導をする馬塲出仕 膳部としても御奉仕しました
御神楽の執り物は桜を使用し、春を麗らかに演出しています

■仙台・江戸学叢書刊行(4月15日)  この度、平成23年9月に開講し、第47巻となる東北歴史博物館学芸員 佐藤琴先生による「描かれた松島」と平成24年10月に開講し、第55巻となる東北大学名誉教授 吉田正志先生による 「仙台藩の警察と牢」と題した叢書が刊行致しました。
 事前にお申込み頂いている方には、すでにご郵送させて頂きました。
 また新に叢書をご希望の方や、刊行状況等ご不明な点がございましたら、お気軽に社務所までお問い合わせ下さい。

 ☆刊行された叢書
「描かれた松島」佐藤 琴 仙台市博物館学芸員 「仙台藩の警察と牢」吉田 正志 東北大学名誉教授
                   

巫女舞の新人研修が始まりました(4月11〜12日)  去る4月11日・12日に、海外でも活躍される雅楽の演奏者(笙)として高名な、 宮田まゆみ先生が八幡宮に来社され、八幡宮の仕女への巫女舞の指導、また職員への笙の指導が行われました。
 八幡宮では、祭典では必ず神楽舞(巫女舞)が仕女により奉仕されますが、新入職員にとっては、夏の祭典までに舞奉仕できるよう、先輩仕女からの日頃の指導とは別に、月1、2回の宮田先生による厳しい稽古がこれから続きます。                        (日野 美咲)

八幡宮職員としての素養を身に付けるため、日夜研修に励んでおります。

■ご結婚、おめでとうございます。(2〜3月の本殿挙式)
 2〜3月にご本殿で挙式をご奉仕させて頂いた方々の中で、掲載のお許しを頂きました方々を、ここにご報告申し上げます。
 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。

2月10日 川村・児玉 御両家
3月10日 加藤・渡辺 御両家 3月24日 奥田・瀬戸 御両家

■八幡宮の春(4月1日)  本年も早いもので4月(卯月)桜の季節となってまいりましたが、3月の寒さで八幡宮の梅の花は蕾のままで、桜の開花のほうが早いのではないかと少し心配になってしまいます。
 そんな中当宮には、一足早い春の訪れを告げる新しい鳩の子(新入職員)が5羽まいりました。今回は、この5羽のご紹介をさせて頂きたいと思います。
 まず、出仕として奉仕する馬塲愛さんは、今年3月、國學院大學神道文化学科を卒業した22歳。仕女(巫女)として奉仕する庄子秋香さん、一戸麗姫さん、相澤奈那さんは、今年3月、市内の高校を卒業した18歳。事務員としで奉仕する高橋知生さんは今年3月、市内の大学を卒業した23歳。5人とも若く、初めてで判らない事がたくさんあると思いますが、若さを起爆剤に一生懸命頑張ってくれる事でしょう。これからの活躍が大いに期待されます。
(日野 美咲)

新入職員の馬塲出仕と庄子・一戸・相澤仕女と高橋事務員
今後の活躍をご期待下さい!

■雅楽合奏のお稽古を行いました(3月29日)  去る3月29日(金)、大崎八幡宮社務所にて雅楽合奏のお稽古を行ました。
 社務の都合とすり合わせて行われる雅楽器のお稽古ですが、今回は龍笛と篳篥のお稽古が重なったことがきっかけで、合奏のお稽古となりました。
 毎月の祭典で雅楽演奏を行っておりますが、改めて先生方にご指導頂くと、自分達の未熟さや練習不足を痛感させられました。 しかし、こうしてお稽古をして様々なことに気付くということが自身への成長へと繋げ、より良い技術の向上へと繋がると考えています。
(日野 美咲)

職員は龍笛・篳篥・笙の三管を、先生方は太鼓と鞨鼓を奏しました
三月末日で退職した職員二人と記念にパチリ

■東北楽天ゴールデンイーグルス必勝祈願祭(3月26日)

 去る3月26日(火)、プロ野球パ・リーグ、東北楽天ゴールデンイーグルスの必勝祈願祭が執り行われました。
 星野監督をはじめとするコーチ、選手の皆様がユニフォーム姿でご参拝され、御祈願の前に今シーズンの意気込みを『必勝』を掲げた大絵馬に揮毫して頂きました。
 その後本殿へと進み、神職による祝詞にて必勝を御祈願申し上げ、星野仙一監督、立花陽三社長、鉄平選手会長ら5名が代表し玉串拝礼を行いました。

 昨シーズンは、クライマックスシリーズまであと一歩という活躍を見せ、東北の人々に勇気と感動を与えてくれました東北楽天ゴールデンイーグルス。 必勝の神様である「八幡さま」のご加護のもと、今シーズンの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
(日下瑞季)

大石段を上り、表参道を本殿へと向かう監督、選手たち
大絵馬に祈念をこめてサインをしていただきました
御社殿にてお祓いの後、玉串拝礼を行いました
揮毫いただいた大絵馬は本殿の西側に飾ってあります

■奥松島体験ネットワークに仮設ハウス寄贈 (3月22日)

 3月22日、東松島市宮戸月浜の「奥松島体験ネットワーク」事務所用として仮設プレハブハウスを寄贈しました。
 「奥松島体験ネットワーク」は、東日本大震災で大きな被害を受けた東松島市宮戸月浜の皆さんが、「辛い現状をどう乗り越えていくか・・?。」、「自分たちに何ができるだろうか・・?」と考え、見えない不安の中からともに手をとり“復興”に向け動き出そうと結成されたグループです。
 風光明美な奥松島宮戸地区の自然を体感して頂きながら、生業として行って来た「漁業の体験」や奥松島縄文村歴史資料館(宮戸里浜地区)と共に「縄文時代を体験するプログラム」などのいろいろな「青少年野外体験活動」を提供する事により地域の復興を目指そうと結成されたグループです。
 この度の東日本大震災は、青森から千葉までの沿岸部に甚大な被害をもたらし、死者行方不明者が約20,000名のおよびましたが、宮城県ではその約半数を数え、未だに地域の復旧・復興が叫ばれています。
 大崎八幡宮では、震災直後より県内を中心とした沿岸部被災地域の支援活動を実施してまいりましたが、一社の限られた力ではありますが引き続き継続して支援活動を行ってまいります。
皆様方におかれましたも、「奥松島・宮戸地区」の素晴らしい自然を体感して頂きたいと思います。
 義捐金・支援金や物資の支援もありますが、私たちが足を運ぶことが最大の支援活動になると確信します。
     ※奥松島体験ネットワーク TEL:0225-88-2939(FAX兼用)
                       メールアドレス:kaminoie@rose.ocn.ne.jp
 ※国史跡 里浜貝塚 - 奥松島縄文村歴史資料館
 東松島市奥松島地区は日本三景松島の外洋部にあたり、松島湾内最大の島で現在は陸続きになっており、大津波は奥松島の太平洋に面した部分で大きな被害を被り、松島湾に面した所謂、観光地部分には被害は少なかったようです。
 風光明美な奥松島が、東日本大震災により、一瞬にして壊滅的な被害を被りました。
奥松島宮戸地区では数名の死者を出しましたが、月浜地区では地震=津波が生活の中で身についていたため死者0でした。
 震災⇒復旧⇒復興までの道のりを模索し、元の地域を取り戻すため、力強く復興に向け歩みだしております。
 奥松島の現状を受け止め、復興に向けた取り組みもご覧頂きたいと思います。

ユニック車にて搬入しました いつもお世話になっている東北グレーダーの小野寺さんも設置に駆けつけました
中はかなり広い作りになっています 体験ネットワークの受付です
設置場所を慎重に選んでの据付です 体験学習で使用する道具の一つ「バナナボート」です
民宿「かみの家」ご主人小野勝見と鍵の贈呈式です 会議室、備品庫としての活用をお考えとの事です
                          
■佐藤・高橋両仕女最後の舞奉仕(3月15日)

 去る3月15日(金)、本殿にて毎月恒例の月次祭が斎行され、この祭典で佐藤麻実子・高橋舞両仕女は最後のご奉仕となりました。
 佐藤仕女は平成14年に入社し、翌15年7月に庶務課を拝命され、神社の事務を任され、私たち仕女の指導役となり、時に厳しく、時に優しくご指導下さいました。
 また高橋仕女は、平成19年に入社し、6年間、祭儀課としてお守りの頒布や祈願対応、後輩の育成等、現場の最前線で頑張って下さいました。

緊張の面持ちでの参進 最後の萬代の舞奉奏
 

最後の奉仕を終えた佐藤仕女は『最後の舞奉仕も気持ちよく舞修めることができました。そんな姿を少しでも八幡様に見ていただけたのではないでしょうか。』と感想を述べていました。

祭典後に記念撮影をパチリ

 永年、八幡様にご奉仕された佐藤仕女は今春、御結婚されるとの事で、これからも沢山の幸せと、ご加護がありますことを心からご祈念致します。
 また高橋仕女は花嫁修業の準備として次の職場も決まり、新たなスタートを迎えるとのことで、これからの活躍をご期待申し上げます。                       (日野 美咲)


■ホームページ「麻実子の部屋」がリニューアル!!

 長い間、当宮のホームページ「麻実子の部屋」にて情報を発信して参りましたが、この度平成25年4月1日より「美咲の部屋」にお引越しをさせて頂くことになりましたので、ここにご報告申し上げます。

「麻実子の部屋」イメージキャラクター 「美咲の部屋」イメージキャラクター
     

 まだまだ未熟な私ですが、少しでも多くの方にご拝読いただけるよう日々精進して参りますので、今後もよろしくお願い申し上げます。                    打倒!「麻実子の部屋」!! (美咲)


■子供神輿を被災地へ(3月4日)

 去る3月4日(月)、富山県神社庁富山支部を通して、富山市太田口通り一丁目町内会の皆様より寄贈された「子供神輿」が当宮に届けられました。
 このお神輿は、高さ約1m、屋根は70cm四方の「こども神輿」で、少子化に伴い約30年前から使用しておらず、長い間地元の住民宅で保管されており、町内会にて活用方法を模索されておりました。そこで、氏神様である富山市山王町に鎮座している日枝神社にご相談されたところ、東日本大震災の被災地にて活用して頂きたいとの申し出により、八幡宮に到着されました。
 一度当宮でお預かりをするものの、こちらから被災地の希望するところへお届けする事をお約束致しました。
 寄贈する際にはその様子をホームページ(「麻実子の部屋」)にてご紹介したいと思います。

寄贈していただいた太田口通り一丁目町内会の皆様 無事に八幡宮に到着しました
日枝神社の舩木権禰宜様と富山県神道青年会の浦会長様が届けて下さいました

■ベガルタ仙台レディース必勝祈願齋行(3月4日)

 去る3月4日(月)、ベガルタ仙台レディースの必勝祈願が執り行われました。
ベガルタ仙台レディースは先の東日本大震災にて休部扱いとなったマリーゼ(東京電力女子サッカー部)を潟xガルタ仙台が受け入れ「ベガルタ仙台レディース」として、平成24年2月に再スタートいたしました。元は「なでしこリーグ」のチームという事もあり、2部リーグの「プレナス・チャレンジリーグ」では、圧倒的な強さを見せ付け無敗での優勝を修め、「なでしこリーグ」への昇格を決めました。
 当日は10社以上もの報道陣に囲まれ、選手や監督は普段のユニフォーム姿とは打って変わりスーツ姿に身を包み、緊張した面持ちで本殿に昇殿し、お祓いを受けられた後、神職による祝詞奏上、(株)ベガルタ仙台代表取締役社長の白幡洋一様と監督の千葉泰伸様による玉串拝礼を行い、滞りなく齋行されました。
 八幡様のご加護のもとリーグ戦では連勝し、震災にて停滞している被災地域の活性化につながるご活躍を皆さんと共にお祈りいたしたく思います。
  ガンバレ、レディース!
(高橋 舞)

お祓いを受けます 祝詞奏上
玉串を神前にお供えします サインを書いて頂いた大絵馬を持って集合写真

■仙台・江戸学叢書刊行(3月1日)

 この度、平成20年11月に開講し、第18巻となる仙台市博物館学芸員 水野沙織先生による「仙台城下の芸能事情」と題した叢書が刊行致しました。
 本の中で、仙台城下の住人たちが見物した娯楽として寺社の祭礼、御神事に併せて行なわれていた芸能興行についてわかりやすく解説しております。
 事前にお申込み頂いている方には、すでにご郵送させて頂きました。
また新に叢書をご希望の方や、刊行状況等ご不明な点がございましたら、お気軽に社務所までお問い合わせ下さい。
☆刊行された叢書

「仙台城下の芸能事情」
水野 沙織 仙台市博物館学芸員

■仙台ロイヤルパークホテル神殿例祭斎行(2月27日)

 去る2月27日(水)、仙台ロイヤルパークホテル内の神殿にて年に一度の神殿例祭が斎行されました。
 一昨年3月に発生した東日本大震災によりホテルも莫大な被害を受けましたが、従業員一同力を合わせ営業を再開し、皆様震災前と変わらぬ笑顔でお客様をお迎えしておりました。
 このホテルが開業したのは平成7年2月28日。開業時から執り行われている神殿例祭は今年で無事に18回目を迎えることができました。
 神事は午後2時より宮司一拝から始まり、神前に神饌をお供えし、宮司による祝詞にて仙台ロイヤルパークホテルの社運隆昌と社員一同のご健康をご祈念致しました。その後、巫女による「萬代の舞」を奉奏し、続いて宮司・祭員による玉串拝礼を行い、ご参列頂きました皆様にもご代表に合わせご同拝頂きました。
 最後に神酒拝戴、宮司の挨拶の後にお神酒を受けられ、滞りなく本年の神殿例祭が斎行されました。
(齋藤 優佳)

当宮職員による雅楽演奏です ご神前に神饌をお供えします
宮司による祝詞奏上 巫女による「萬代の舞」
宮司・祭員による玉串拝礼 社長様・各部署のご代表に合わせ玉串拝礼
最後にご参列頂きました皆様へ神酒拝戴

■祈年祭斎行(2月17日)

 去る2月17日(日)、五穀豊穣を祈る神事である祈年祭(きねんさい)が齋行されました。
 祈年祭は「としごいのまつり」とも読まれ、奈良時代からの伝統を持ち、穀物とりわけ稲が豊かに実ることを祈る神事です。その伝統は現在も続いており、宮中をはじめ全国の神社で祈年祭が執り行われ、皇室および国家、国民の安泰をお祈りします。祈年祭は「春祭り」とも称され、新嘗祭(にいなめさい)「秋祭り」と併せて日本を象徴する祭祀です
 午前10時より執り行われた神事には、この春から仕女として奉職予定の3名が参列し、宮司による祝詞奏上、御神楽「浦安の舞」に続いて玉串拝礼を行いました。
 当宮で、巫女が本装束を着て舞を奉奏するのは祈年祭、9月の例大祭、前述した11月の新嘗祭の、年に3度ある「大祭」のときです。また、巫女だけではなく神職の装束も祭典により違いがありますので、そんなところにも注目して祭典をご覧になるのも良いのではないでしょうか。
皆様のご参拝を心よりお待ちしております。
(日下 瑞季)
八幡様に神饌(お供えの食物)をおあげします 宮司による祝詞奏上
御神楽「浦安の舞」奉奏
今春より奉職予定の3名による玉串拝礼 宮司一拝
               


■「建国記念の日を祝う宮城県民大会」に参加してきました(2月11日)

 紀元祭が斎行された去る2月11日(月)、電力ホールにて「第47回建国記念の日を祝う宮城県民大会」が行われ、役員総代さん21名と、宮司以下職員2名が参加してきました。
 『建国記念の日』とは、日本国が誕生した日であり、神武天皇が橿原(奈良県橿原市)の地で初代天皇としてご即位された日として、日本の建国をしのび、国を愛する心を養う日とされています。
 午後1時から行われた第一部では、常盤木学園の音楽科の生徒たちによる混声合唱の他に管楽器や打楽器の演奏も披露されました。
 第二部では、記念式典として田村稔実行委員長の開会式の挨拶から始まり、国歌斉唱、紀元節斉唱に続き、神武天皇がお祀りされている橿原神宮をステージ上に掲げられた国旗を通して遥拝し、式辞、祝電と続き盛大に斎行されました。
 その後、第三部では余興として、緑ヶ丘第二幼稚園の園児による雀踊り、竹駒保育園・南こばと幼稚園の園児による竹駒よさこい、くり幼稚園の児童による体操等、可愛らしい園児たちの一生懸命な演技に会場からは大きな拍手が沸き起こり、式典は無事に締めくくられました。 
(日野 美咲)

大会の開催を祝して村井県知事と奥山市長から祝辞がありました
元気いっぱいの雀踊りと力強い竹駒よさこい
幼稚園児とは思えないほどの身のこなしに会場からは驚きの声が!

■紀元祭斎行(2月11日)

 去る2月11日(土)、紀元祭が斎行されました。
 紀元祭とは「建国記念の日」を祝う祭典であり、『日本書紀』が伝える神武天皇様の即位日(2月11日)とした祭日で、民族の自覚と愛国の意識を新たにし、皇運の隆昌と国威の発展を祈る日でもあります。
 明治6年に「紀元節」として制定された後は、大正3年に「紀元節祭」として名前を改められ、多くの神社で祭典が行われるようになりましたが、昭和23年戦争後に廃止されてしまいました。その後、昭和41年に新たに建国記念日と定められ、現在では「紀元祭」として齋行されております。
 当日午前10時からの祭典では、宮司一拝から始まり、大神様に神饌をお供えし、宮司による祝詞にて建国の祝賀をお祝いしました。その後、巫女2名による御神楽「浦安の舞」が奏され、玉串にて拝礼を行い、滞りなく斎行されました。
 そして本殿を出た後は、境内にある遥拝所にて建国の祖である神武天皇様をお祀りする奈良県の橿原神宮(かしはらじんぐう)を遥拝致しました。
 日本最古の歴史書である「日本書紀」によれば、神武天皇様は天孫降臨の地である日向(現在の宮崎県)から出発し、日本各地を平定されていき、最後に現在の橿原神宮(かしはらじんぐう)の所在地である畝傍(うねび)の山にて、建御雷神(たけみかづちのかみ)より授かった太刀である布都御魂(ふつのみたま)を山頂で天高くかざし、その来光が日本全土を覆い、初代天皇陛下に御即位されたと記載されております。
(高橋 舞)

献饌 お供え物を神前にお供えします 宮司による「祝詞奏上」
「浦安の舞」の奉奏 玉串拝礼を執り行いました
                          
■節分祭齋行(2月3日)

 立春前日の2月3日、厄を祓い新春を迎える神事、節分祭が執り行われました。
 午後3時からの祭典では、裃を身に着けた約70名の方に御参列頂き、御社殿にて宮司による祝詞奏上、鳴弦式、巫女による「萬代の舞」奉奏、振り鈴の儀、宮司・祭員による玉串拝礼の後、参列者代表による玉串拝礼が行われ、神事は厳粛に齋行されました。
 祭典の中で行われる「鳴弦式(めいげんしき)」とは、神職が弓と鏑矢を用いて東西に向けて三度ずつ弓を引いて弦を鳴らし、その音で鬼を追い払うというものです。これは、古代中国の儀式に倣ったもので、この弓は古くは桃の木が使用されており、桃は「桃太郎」の話からも分かるように鬼が最も嫌がるものとされていたようです。
 この「節分」という行事は中国から日本に伝来し、当初は「大儺(たいな)」と呼ばれておりました。大儺は、儺人(なひと)と呼ばれる役目の者が、方相氏(ほうそうし)という鬼のような仮面を付け、桃の弓・葦の矢・戈(ほこ)といった武具を持ち、「鬼やらう」と歓呼しながら目に見えぬ鬼を追うものでしたが、やがて大儺から追儺(ついな)へと名称が変わるにつれて、本来は鬼を追う儺人が、鬼のような仮面を付けていたため、逆に目に見える鬼として豆を撒かれ、追われるようになったそうです。
 そして、この豆を撒くときに一般的には「福は内、鬼は外」と繰り返し唱えますが、当宮の場合はこの唱え言葉の後、仙台地方の唱え言葉として「天打ち、地打ち、四方打ち、鬼の目ん玉ぶっつぶせー」と続きます。
 また当宮の節分祭福物撒豆式は昭和33年より始まり、仙台市内中心部の一番町四丁目商店街振興組合(当時は北辰会)の皆様が戦後、遊び道具の少ない青少年達に野球ボールを配布しようとの事から、子供たちの喜ぶもの(ボール、あんぱん、雑貨、駄菓子など)を福物として撒くようになりました。
 当日は日曜日ということもあり、例年より多くの参拝者が集まる中、御社殿前での豆撒き(大豆のみの本来の豆撒き)の後、馬場特設舞台にてボールやあんぱん、駄菓子などの福物が撒かれ、皆様に沢山のお福分けを致しました。
(日下 瑞季)

裃を着てご参列頂きました 東西に向けて弓を鳴らします
巫女による「萬代の舞」奉奏 参列者代表による玉串拝礼
御社殿前には沢山の人が集まっていました
まさに「黒山の人だかり」。皆様にお福分け致しました

■「文化財防火デー」消防訓練行われる(1月26日)

 去る1月26日(土)、「文化財防火デー」に伴う消防訓練が行われました。
今回の訓練では、大元社西側の杉林から出火したと想定され、龍神社南側に発炎筒型の火点が設置されました。
 午前9時半の訓練火災発生と同時に、職員は火災発生時の連絡対応、119番通報訓練、初期消火、初期消火失敗後の本殿前附近から広場への参拝者避難誘導、本殿から「御」を神輿殿へ搬出後、延焼を防ぐ為、舞良戸を閉めた社殿への放水銃による放水訓練を行いました。
 また、氏子の方々には、水消火器による消防訓練、バケツリレー等に参加して頂き貴重な文化財を火災から守っていかねばならない職員と同じく、再認識して頂けたのではないでしょうか。
 今回の消防訓練は、目の前が真っ白になるほどの大雪の中行われ、参加された方々には恒例の“甘酒”をお配りし、冷えた体を温めて頂まして、本年も無事終了となりました。

 〜何故この日に訓練火災を行うのか〜  

 空気が乾燥し、暖房器具の使用頻度が高い為、1年のうちで最も火災が発生しやすい時期といわれる1月ですが、去る昭和24年1月26日に日本最古の木造建築である、国宝法隆寺(奈良県)の金堂が炎上し、壁画が焼損したのがきっかけとなり、昭和30年に「文化財防火デー」が制定され、各地の神社仏閣で毎年行われるようにました。
 その為、当宮でも毎年1月26日に、青葉消防署・青葉消防署国見出張所・八幡分団・国見分団の皆様、当宮の消火設備を管理している(株)櫻井防災、当宮近隣の氏子の方々にお手伝い頂き、八幡様の万が一の時に備え、消防訓練を実施しております。
(日野 美咲)

職員による初期消火後、参拝者の誘導を行いました
「御」の搬出は職員二人一組で
本殿の西側2ケ所、東側の2ケ所から放水 氏子崇敬者の皆様もバケツリレーを行いました
青葉消防署、並びに同国見出張所の消防車が到着後は火点への消火活動が行われました
訓練終了後は甘酒で温まりました

■大崎八幡宮「大寒禊」斎行(1月20日)

去る1月20日(日)、東松島市宮戸の月浜にて当宮宮司始め、神職・仕女6名、東北学院大学自転車競技部の学生9名で「大寒禊」を斎行致しました。
 「禊」は毎年、一年の中で最も寒い大寒に、七ケ浜の菖蒲田浜にて宮城県神道青年協議会主催で行われてきましたが、東日本大震災の影響により菖蒲田浜の海岸が抉り取られ、禊行事開催が危ぶまれたため、昨年より当宮のみで行うようになりました。
 月浜での「禊」は被災地支援も兼ねており、宿泊した民宿「かみの家」は地元五十鈴神社の総代長を務めておられる小野さんが経営しているところです。前日の19日に八幡宮を出発し、約1時間かけて到着。五十鈴神社参拝の後、斎場の舗設作業を終え、海苔生産グループ「月光」の方々が働いている養殖海苔加工施設にて海苔生産工程の見学をさせて頂きました。
 また、夕食後は今年も講師として宮城県神社庁禊練成道彦・竹駒神社権禰宜の中津光則先生にお越し頂いて、禊行法についてのご講義を頂きました。 一夜明け、午前7時。当日は砂浜に20cmも雪が残る状態でしたが、天気は快晴でした。参加者は道彦(先導役)の中津先生を先頭に、宿泊した民宿から「エイサー」の掛け声と共に駆け足で海岸へ向かい、斎場に到着後、まずは砂浜で「鳥船行事」で心身を整えました。そしていよいよ海の中へ。海の中では「大祓詞(おおはらいことば)」を奏上し、罪穢れを祓い落としました。

月浜に到着後、月光メンバーのご厚意で海苔の生産加工施設を見学させていただきました
海苔は機械を通り形が整えられた後、10束に纏められて出てくるそうです
地元の魚介類を沢山ご馳走になりました
夕食後、中津先生より禊行法について教わりました
あまりの寒さについ足踏みを 海岸に着くと朝日が昇る頃でした
海に向かい「二礼二拍手一礼」から始まります 「鳥船行事」で心身を整えます
海に入り「大祓詞」を奏上します 海から上がり深呼吸で心身を整えます
終了後、地元の方々が用意してくれた焚火で体を温めました

■松焚祭(1月14日)

 当宮の松焚祭は三百年の歴史を有す全国でも最大級の正月送りの行事で、この松焚祭は“どんと焼き”とも言われており、小正月神事の一つであります。
 斎場には参拝者により納められ山のように積まれた古神札やお正月様、しめ飾りや松飾等は、去る1月1日の歳旦祭にて採火された忌火により点火され、お正月の間に各家々に訪れていた神様を送る「御神火」として、この火にあたると心身が清められ、一年間無病息災であると言われております。
 当日は例年にはない大雪で、境内はあっという間に数センチの積雪となり、若干の減少はあったものの、境内には朝早くから多くの参拝者が訪れ、古神札を山の中に納めておりました。また、「御神火」を目指して参拝する「裸参り」は、今年も113団体2,921人の参加があり、毎年、企業・団体の皆様、中には個人で参加される方もおり、市内各所より晒を巻き、白鉢巻を身につけ、口には私語を慎む為の「含み紙」をくわえ、鐘を鳴らしながら歩いてくるさまは、仙台の冬の風物詩として全国に知られております。
 *今年の松焚祭の参拝者数は70,272人となりました。

境内には早くから参拝者が古神札を納めに訪れていました
山に火が入ると、煙が真っすぐ天まで届いているようでした

■ボーイスカウトの餅つき大会が行なわれました(1月5日)

 去る1月5日(土)、まだまだ多くの参拝者で賑う中、境内の広場にてボーイスカウト仙台第27団の新年式が行われ、始めに育成会会長である当宮の宮司より挨拶があり、団員の子供たちは真剣に耳を傾けていました。その後、本殿にて祈願を受けられ、神馬舎前にて恒例の餅つきを行ないました。
 ボーイスカウトの団員はもちろん、参拝者の方もご自由に参加する事が出来、大きな釜で炊いたもち米を交代しながら「餅つき」が行なわれ、ついたお餅は「あんこ」「きなこ」「納豆」の三種類の味付けがなされ、東日本大震災のチャリティー募金にて振舞われ、今年もあっという間に完売となりました。

宮司からの挨拶に隊員たちは真剣に耳を傾けていました     増田隊長からの挨拶
恒例の餅つき大会
一般参拝者にも振舞われました
   
■元始祭(1月3日)

 元始祭(げんしさい)の起源は明治3年に神祇(じんぎ)官八神殿に八神、天神地祇(てんじんちぎ)、歴代皇霊を鎮祭したのに始まり、明治維新後は、1月3日に天皇陛下が御自ら宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)において皇位の元始、始原をお祝いする祭典を御奉仕されており、併せて全国各地の神社にて行われております。 当宮においても、当日午前9時より本殿にて役員総代さんが参列する中、厳粛に執り行われました。

巫女による「浦安の舞」 祭典終了後に記念撮影を行ないました
  
■歳旦祭・松焚祭採火式斎行(1月1日)

当宮において、一年の始めの祭典となる「歳旦祭」。
 「歳旦祭」は、新年を迎えたことをお祝いし、皇室の弥栄とわが国の永遠の繁栄を祈る祭典です。
 元日の午前8時から本殿にて行なわれた祭典では、宮司による祝詞奏上にて新年を迎えたことを御祝い申し上げ、採火の儀、巫女による「浦安の舞」が奉奏された後、宮司・祭員の玉串拝礼、役員総代の玉串拝礼が行われ、滞りなく厳粛に斎行されました。 また、祭典の中で行なわれた「採火の儀」は、1月14日に行なわれる松焚祭(どんと祭)のご神火となるもので、宮司の手により火打ち石を用いて切り出された火は「忌火」とも呼ばれ、松焚祭当日まで灯され続けます。

宮司による祝詞奏上 採火の儀 火打ち石を用いて火を起こします
この火は14日まで灯され続けます 巫女による「浦安の舞」
 〜境内の様子〜
お参りの行列は表参道まで続きました
*今年の初詣の参拝者数は、三が日合計で130,015人となりました。
    

平成25年癸巳(みつのとみ)歳を迎えました
本年もよろしくお願い申し上げます


今年も八幡宮の出来事を随時更新し、ご覧頂いた皆様に八幡様が身近に感じ、
親しみを持って頂けるよう配信して参りますので、奉読をお願い致します。

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